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低迷する玩具業界でレゴが「大人市場」を制して快進撃を続ける理由
クーリエ・ジャポン
橋口 勇人関西学院大学
玩具と大人を組み合わせている点が非常に面白い。ノスタルジー効果というのをゼミでも少し学んだが、レゴが流行した世代に幼少期を過ごした大人たちだからこそ、大いに刺さるプロモーションなのであろう。しかし、今の子供達が大人になる時にレゴが売れ続けられるかはとても難しい部分である。玩具市場が縮小している上に、受動的に楽しめる物(動画、アプリ等)が多く利用されている。その中で、頭を動かして楽しむレゴは受けにくいのであろう。今の子供が大人になる時代を見据えた時、子供にもレゴと触れ合う機会を作っておくべきである。そのためのアイデアとして、大人から子への流れを作ること、がある。大人に受けているレゴを幼児持ちの親の間で流行させる。レゴをしている親の姿を見て、子供は興味を持ち、子供までレゴのファンになっていく。最終的に、「1家に1レゴ」という状況が創れれば、理想だ。レゴの持っている価値は記事でも言われている通り、多様であり、現代においてもとても魅力的である。クリエイティブな思考を促したり、マインドフルネスに応用できたりする点から見れば楽しいだけでない、必要的な価値を持っている。そのため浸透さえすれば、自然と定着していくのではないかと考える。ターゲットを子供や大人で区切るのではなく、心理的変数、行動反応で区切り、玩具という括りを取り払うことも視野に入れていいのではないかと考える。
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