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コロナ禍で急成長するバーチャルオフィス「oVice」が「ちょっと不便で、エモい」納得の理由
牧野 泰才東京大学大学院新領域創成科学研究科 准教授
不自由さの適切なデザインというところでしょうか.便利であることが必ずしも使いやすいというわけでは無いというのは面白いところです.
リアルの不自由さを再現することによる使いやすさと,それとは別にオンラインであるがゆえの新しい使いやすさとがあって,そのオンラインであるがゆえの使いやすさがまたオフラインに還元されていって,というループを経て,程よいハイブリッドが形成されていくのだと思いますが,そのときに人の身体性がどれくらい関係していくかは気になるところです.

【最新】進化する入試、すごい高専。新時代の「学習歴」の築き方
牧野 泰才東京大学大学院新領域創成科学研究科 准教授
神山高専,3つの柱にデザインが入っているがすごく良いですね.
以前,CMUの研究者と話したときに,CMUのコンピュータサイエンス系の専攻では,人と機械のインタフェースなどの研究において,テクノロジーの専門家,評価実験の専門家,そしてデザイナーの3つの専門家がセットになって研究を推進している,と言っていました.そのとき,そこにデザイナーが入ってくるのすごく良いなぁと思った記憶があります.
慶應のメディアデザイン研究科などもそのあたりを強化したくて立ち上げられたところだと思っているのですが,高専のようなテクノロジーの基礎をきっちり教えているところに,デザインと,更には起業マインドまでセットになると,かなり面白いことになるのではないかと思います.
アップル、VR/ARヘッドセットを取締役会で披露-関係者
2022年の食品業界に影響を与えるテクノロジー6選
牧野 泰才東京大学大学院新領域創成科学研究科 准教授
食べられるQRコードがあれば,というコメントがありましたが,クッキーに焼印でARマーカを印刷して,クッキーの見た目を変えて味の知覚を変えるARの研究などは既にあります.
https://www.cyber.t.u-tokyo.ac.jp/~narumi/metacookie.html
見た目のサイズを変えると満腹感も変わるとか
https://www.cyber.t.u-tokyo.ac.jp/~narumi/augmentedsatiety.html
あとQRコードではありませんが,画像処理の際に便利な,入射光の方向に光を反射してくれる再帰性反射マーカを食べられる素材で作りましたという研究もあったりします.
https://www.youtube.com/watch?v=ScTNbV1zaRI
口に触れると感じる塩味1・5倍、「しょっぱい箸」明治大とキリン開発
牧野 泰才東京大学大学院新領域創成科学研究科 准教授
感覚は突き詰めれば神経発火なので,電気的な刺激で舌の神経を発火させてあげれば,味を感じさせるというのもできるわけです.一方で,いろいろな味覚に対応した舌の神経があるはずなので,塩味だけを適切に増強するには,いろいろなノウハウが必要なんだろうと想像します.
あと,電気はピリピリと痛いという印象を持たれがちですが,単純に痛覚の閾値よりも低い電流で刺激すれば,痛みを伴わずにそれよりも低い閾値の感覚神経を刺激することは可能です.
皮膚などでもそういう研究はたくさんありますが,皮膚で難しいのは電極との間の接触抵抗を下げるという部分です.舌は常に唾液で濡れているので,その点はやりやすそうです.
ハプティクス(触覚技術)の研究をウェルビーイング事業に繋げる
牧野 泰才東京大学大学院新領域創成科学研究科 准教授
触覚のキーワードで引っかかって記事が出てきたのでどんなのかなと思ったら,研究室の篠田先生のインタビューでした.同じ研究室で色々と話しはしていますが,こうして別の視点の人と話している記事を見ると,また新鮮な発見があるものですね.
「今の若者は外部からの強制がなくても、それぞれが自発的に自分が幸せと思える状態を目指し、自分で成長していけるようになっていると感じます」
ここはすごく同意します.自分の頃と比べて明らかに自分で積極的に前進する力みたいなのが強く育まれているように感じます.教育の変化なのか,社会の空気なのか,あるいはスマホのような電子ツールの発展なのか,何が影響しているのか気になるところです.
ウィル・スミスの「平手打ち」が、日本人が思ってる以上に「かなりマズい」理由
牧野 泰才東京大学大学院新領域創成科学研究科 准教授
断片的に動画を見た範囲ですが、ウィル・スミスがステージに上がった時点では会場の雰囲気はまだ、お、このあとどうなるんだ?という感じだったと思うんですよね。あの平手打ちとFワードで初めて、会場がそのからかいの深刻さに気づいたというように見えました。
いじめてる当人たちは単にからかってる範囲だと思っていてその深刻さに気づいてないまま、受けている方は強く傷付いている、というイジメの構図にそっくりに見えるんですよね。いじめられた側が耐えきれずに反撃したら暴力反対とか、ちょっとそれはないんじゃないの、と、個人的には思います。
じゃああの場でどうしたら人々にその深刻さに気づいてもらえて、あなたがやってるのはイジメだし、それを見て笑ってるのも同罪だと伝えられたのか。ジョークで返したら一緒に楽しんでいるように見えたかもしれないし、後で訴訟とかだと何もその場の解決にならないし。コップの水をかけるとかですかね?それも許されるのか分かりませんが。
いじめられている側がアンガーマネジメントとか考えなければならないんですかね。

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