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スタートアップの農耕民族化について考える
大室 正志大室産業医事務所 産業医
先日朝倉祐介さんとGO三浦さんとボイシーで話した内容。SaaSは継続課金の積み上げ方式だからスタートアップというヤンチャなイメージとは裏腹に結構農耕民族っぽいメンタリティと相性が良い等々色々お話ししています。

【全録】僕は、人種、性別、年齢を、デザインで超えていく
大室 正志大室産業医事務所 産業医
色々と示唆の多い興味深い記事。以前コムデギャルソンの製作ドキュメンタリーを観たことがありますが川久保玲さんが抽象的なイメージを伝えて、素材を選ぶ班デザイン班のパターンナーをコレクション直前まで分けておく。そうすることで異質な組み合わせが生まれるという手法だったと記憶しています。sacai の阿部千登勢さんなどギャルソンのパターンナー出身で活躍されている方は多いですが従来型のパターンナーよりよりクリエイティビティと裁量権の高いところが影響しているのかもしれないと感じました。
またこれは特にメンズファッション誌に顕著ですが欧米のそれと大きく違うのは革靴ならグッドイヤー製法とかやたら技術の細部にこだわる記載が多いところ。つまりカッコ良さを因数分解して伝えようとしますし、逆説的ですがその因数分解自体に萌える人が多い。
大丸さんは西洋のファッションは「感動的過ぎる」と仰っていますが、この感覚が日本独自のファッション誌の進化をもたらしたのかもしれないとインタビューを読んで感じました。
【沖野修也】異質なものの「間」から、100年先のスタンダードが生まれる
大室 正志大室産業医事務所 産業医
沖野さんがNewsPicksに!。渋谷のクラブROOMは学生時代よく通いました。ネットも発達していない頃あえてメディア露出をしないROOMは学生にはやや敷居が高い場所だったのですが、いざ中に入ってみるとクラブには珍しくカクテルもしっかり作るし店員も皆フレンドリー。入りにくいが入ってみると居心地が良い。これはまさに京都的とも言えるかもしれません。
沖野さんは世界に招聘される数少ない日本人DJですが、それのみならずDJ的なセンスを抽象化し語る論客でもあります。著書「DJ選曲術」では曲の要素を因数分解しそのどの要素で繋げていくかというDJという知的なゲームを言語化した初の本だと思います。この考え方はビジネスにも応用可能だと思いますし自分も多大な影響を受けています。
「我慢の3連休」だったのに、なぜ人は「経済」を優先したのか
大室 正志大室産業医事務所 産業医
専門家の良いところはしがらみに囚われず意見できるところ。一方専門家の限界は他の変数ついては「そこは私の専門外なので」と言及を避けること。これは誠実さでもありますが、結局降水確率20%か25%かを言うのは専門家でも傘を持ってくかどうかは政治や社会が決めなければならないという表れでもあります。
感染症のドクター達の活躍には頭が下がりますが、一方精神科医の友人達と話すとうつ病や自殺者の急増を憂いています。そしてこの2分野で落とし所を話し合おうという動きはありません。医師間ですら縦割りで分野をまたいだ統合的な意見を述べることは下品だという風潮すらありますので。
失業率1%増で自殺者は2000人以上増えるというデータもあるように、本件は二項対立ではなく、常に「どっちがマシか」というチューニングの中で決めていく話題かと思います。また社会にとって望ましい形は国によっても違います。最終的には政治家など誰かが決断しなければいけないのですから、我々は決断自体を批判することより、多数の選択肢のメリットデメリットを提示しながら、例えば今回はプランCを採用したというその思考過程、決定プロセスを明示してもらえるかどうかを注視していくべきだと思います。
【対談】生産性を高める「働く場所」は、自分で選択する時代へ
大室 正志大室産業医事務所 産業医
今回対談させて頂きました。働き方改革で示されたテレワークの推進と緊急事態宣言下の強制在宅勤務は非なるものです。本来のテレワークは働く人や会社が自由に働く場所を選択できるいわば働き方の規制緩和。コロナ禍はともかく中長期的には規制緩和の流れは進んでいくのだと思います。しかし私服の高校の生徒の中にも服を選ぶ面倒さから制服の方が良かったという方がいるように、働く場所を決められることもストレスなら決めることにもストレスはあるのだと思います。
しかし好むと好まざるに関わらずこの規制緩和が進めば自社はどういったポリシーでこういう働き方を選んでいるかを労働市場から迫られることになるでしょう。もちろんビジネスモデルや社風によって正解は1つではないと思いますので、この規制緩和によって会社と働く方の幸せの総和が最大になることを期待しています。
勝ち負けや執着を捨てる。仕事に役立つ「自己肯定感」の高め方・習慣
大室 正志大室産業医事務所 産業医
戦国時代に俗世間に疲れた武将は仏門に入りました(身の安全という意味もありましたが)。勝ち負けの世界から執着を捨てる世界へ。後者が心穏やかに生きられるのはその通りですし、自分も自己肯定感が低いことで悩んでいる方には同じようなアドバイスをすると思います。
一方で手塚治虫は大御所になった時も若手の才能に嫉妬していたと言います。昨今の言説は比較しない、執着しないブーム(?)ですが、ここでも書かれている「俺ももっと頑張ろう」というダークサイドに落ちずに「健全な比較」をどうチューニングするか。最近は「捨てる」より「チューニングする」の方が現実的なんじゃないかと思っています。

【初公開データ】東大生はなぜ、コンサルに行くのか?
大室 正志大室産業医事務所 産業医
大型ジェット機は墜落の確率は低いはずなのに気流の関係で揺れたりするとドキッとします。自分でハンドルを握らずに身をゆだねている状態では「揺れる」と結構怖い。これは大企業も同じです。
最近では大企業でも気流が安定しないので小さくても自分で運転したいという人。またいつでも飛び出せるパラシュートを持っておこうという人が多いのはうなずけます。
物を買う時にメルカリでいくらで売れるかというリセールバリューを確認するのが当たり前になったようにジョブ型雇用では自分につくポータブルスキルの重要性が下がることはないので、そこまでやりたいことが決まっていない方には「とりあえずコンサル」は相性は良いのだと思います。
霞が関、夜10時閉庁を 「税金の無駄」と署名活動
大室 正志大室産業医事務所 産業医
発起人の1人として署名させていただきました。本件色々な方が指摘しているように「税金の無駄か否か」が争点ではありません。夕方に依頼が来て朝までに答弁書を仕上げておくことが常態化しているその働き方自体の改革が我々の狙いです。
産業医の立場から言えば、朝出社する日勤勤務者に深夜残業が当たり前の勤務を強いることはそもそも身体に良くないですし、多分数十年後の方々から見たら我々がオフィスデスクで喫煙している昭和の映像を見てギョッとするのと同じ感覚を持つはずです。
現在のルールで身を粉にして働いている官僚の皆さまには頭が下がりますが、さらに「ヘルシーな働き方」に改めた方が長期的には国民の利益になるのではないかと考えています。またこの働き方は政治家の官僚に対しての依頼の仕組みが最も大きく影響しているのですから、まずは政治家の方々に「これ冷静に考えたら変な働かせ方だな」と気づいていただけると幸いです。

【CEO直撃】なぜネットフリックスは、恐ろしいほど「自由」なのか
大室 正志大室産業医事務所 産業医
有能だけど、嫌なヤツ(ブリリアント・ジャーク)は、フィクション映え(?)するので自意識が肥大化したちょっと自分の能力に自信がある学生なんかはむしろカッコいいとさえ思ってしまいますが、社会に出て思うのは少なくとも組織で働く場合、有能でも嫌な奴は本人も損ですし、周囲への悪影響も甚大です。
古巣のJ&Jでもクレドに則っていない方はどれだけ優秀でも排除されるような自浄作用があったように思います。高度な責任&徹底した自由というと、テストの成績さえ良ければいいんでしょと言わんばかりに先生に反抗する生徒のような人が多くなりそうですが、個の力が大きく作用するコンテンツ産業の特性と、とはいえ多くの人が関わりながら製作される総合芸術である映像作品という特性をうまく折衷しているなと感じました。
映画『鬼滅の刃』国内の歴代興収10位、公開17日で157億円突破
大室 正志大室産業医事務所 産業医
鬼滅の刃の主人公の炭治郎には承認欲求がありません。また鬼滅にはヒーローものに多い「鬼から日本を救う」という描写さえもほとんどありません。炭治郎にあるのは鬼にされた妹の禰豆子を救うという目的のみ。これはまさに承認欲求を否定し目的論を提唱したアドラーの体現者のような振る舞いです。一方で承認欲求に囚われた人々は鬼として描かれています。
これは父に認められたいという碇シンジや自己愛の欠如から加地さんに認められたいアスカラングレーが敵と戦うエヴァンゲリオンとは対照的です。
90年代後半を席捲したエヴァンゲリオンは後の承認欲求時代を先取りしていたとも言えますがアドラー本が大ヒットする現在、我々は承認欲求疲れを起こしているのかもしれません。そんな時代には竈門炭治郎は一服の清涼剤のような存在として映るのではないでしょうか。

【新教養】今、世界で起きていること
大室 正志大室産業医事務所 産業医
教科書のタブレット化1つとっても既得権益側に新たな米びつを用意しないとそう簡単に進まないという徹底したリアリズムは教養人として認識される佐藤さんが優れた実務家でもあったことを思い出させてくれます。
またお二人に共通しているのは安易な陰謀論を否定していること。陰謀論とは変数の多い高次方程式を一方程式として理解しようとする姿勢ですし、ルービックキューブの一面だけ揃えて完成した気分になる態度に他なりません。
国際情勢のような複雑怪奇な事象を前にすると、単純化し理解したくなる欲望にかられますが、分からない部分は保留とし複雑なものを複雑なまま受け入れることが知的態度の第一歩であるなと考えさせられました。

【裏話】カオスなトランプ集会、すべて見せます
大室 正志大室産業医事務所 産業医
日本に来た外国人が靖国神社やロシア大使館近くで街宣車を見たら不思議に感じることでしょう。この集団はなんなんだと。それを正しく理解するためには天皇制はもちろん、戦後の中国や韓国北朝鮮や米国との外交問題など、様々なコンテクストの理解が必要になります。
逆もまた然り。トランプ支持層を知るするためには、人種宗教セクシャリティ移民問題、西海岸や東海岸の高所得リベラル層のあるべき論に対するぶっちゃけ主義者の反発など、またその断絶が日本以上に根深いものなど重層的なコンテクスト理解が必要です。
この辺りをポップに切り取り映像と解説で見せるこの映像はさすがNPsといったところ。後藤さんが段々マイケルムーアに見えてきました笑。
PCR検査に民間企業の参入 「早急に仕組み作り検討」厚労相

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