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マスク着けず電車内居座り 発車できず乗客“降りろ”コール 大阪
大室 正志大室産業医事務所 産業医
例えば隣の部屋が夜中までうるさい場合。「夜間は〇〇dB以下と法律で決まっているので音量を下げてもらえますか?」と申し立てをするよりも「うちの子が寝れなくて泣いているので申し訳ないですが音量を下げていただけますか?」と情に訴えかける方が日本ではうまくいくことが多い。
日本社会はルールを明確にすることを避け何となくの空気やマナーに頼る傾向があるように思います。これには自粛「要請」だけで人手が減るという社会的コスパが良いという側面もありますが、今回のように「どのルールで言ってるの?」と聞かれた時に答えに窮してしまうリスクも。
ダイバーシティと言うと聞こえはいいですが、多様化する社会では何となくの空気を共有しない人が増えるいうことでもあります。好むか好まざるかは別として今後日本でも情や空気ではなく根拠やルールに基づいた対応が求められる場面が増えていくように思います。
ピンク・レディー解散40年 変遷したアイドルとファン
「ソニー」社員 過労死と認定 海外赴任中に心臓の病気で死亡
大室 正志大室産業医事務所 産業医
海外駐在員の健康管理はグローバル企業にとって大きな問題です。かかりつけの医療機関も限られますし労務管理も目が行き届きにくい。そうなるとそもそも赴任の時点で健康リスクがない人しか赴任しないということもよく起こります。
海外赴任が事実上の出世コースな会社もあり、そうなると狭心症などの既往があると出世できないということもあり得ます。今後はウェアラブルを活用した健康管理がさらに発達してくると思います。
会社としてリスクを減らすには、健康の方しか赴任せずウェアラブルでをつけてもらい健康管理となるのでしょうが管理と監視は紙一重ですし病気の既往のある方は出世できないという事が行き過ぎると人権問題にも抵触しそうです。この辺りのバランスは今まで以上に難しくなりそうですが、取り組むべき課題です。おくやみ申し上げます。
日本企業はホモソーシャル社会から抜け出せるのか?
大室 正志大室産業医事務所 産業医
先日芸人さんが皆でキャバクラに行くのは連れてく先輩も連れてかれる後輩も実はそんなに楽しくないと話していました。冗談めかした文脈でしたがまさにこれがホモソーシャル!と膝を打ちました。つまり女性と話したいから行くのではなく男性同士の連帯を深めるために行く。これは個人的にはあまり良い趣味とは思わない自分でも、ツーカーで通じ合える同質性の高い集団でいる気楽さは理解できます。だけどそれは嗜好品。権力の中枢で行う行為ではありません。
現代はとかく「ホモソしね!」みたいな言説がSNSではバズったりしがちですがホモソーシャルとは男性に限らず同質性の高い集団の連帯であり女性にもあるもの(日本の女子会、SATCなど)。この快楽は認めた上でいかに権力と分離していくか。この「ホモソ軟着陸」こそが今後の課題かと思います。

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