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Slack、急成長の秘訣──人事トップが明かした、採用のポイント、組織づくりの裏側
Forbes JAPAN
青田 努LINE 株式会社 Employee Success 室
パフォーマンスレビューにまつわる究極的な質問は「レビューって、業績につながるの?」なんですよね。レビューに使う時間をビジネス推進に使えばもっとビジネスは伸びるはずで、その代りにレビューは何をもたらさなければならないのか。 多くの企業ではレビューが「膨大な時間をかけるダメ出し発生装置」となってしまっていることもあるので、やるからにはフィードバックを受けて「よし、明日もがんばろう」と思えるようなものにしないとアカンよね。 --- 最近、Slackはエンゲージメントに関するアンケートの実施、フィードバックの共有を簡易化するツール「Lattice(ラティス)」を導入し、パフォーマンスレビューの効率化を図っています。これまでSlackでは6カ月ごとに、パフォーマンスレビューを実施していました。実施にあたって、社員1人ひとりが1時間かけて自己評価し、その後、同僚から1時間かけてフィードバックを求める。準備だけで1人あたり2時間くらいかかってしまっていたんです。 一方、マネージャーは部下全員のパフォーマンスレビューシートを見て、レポートを書かなければいけない。部下が5人いたとしたら、パフォーマンスレビューに20時間くらいかかっていたと思います。 現在、Slackの社員は1500人を超えており、1年に2回もパフォーマンスレビューを実施していたら、数万時間がパフォーマンスレビューに使わることになるでしょう。そこで「Lattice」を導入することにしたんです。このツールを導入することで、Slack内でお互いのパフォーマンスレビューをリアルタイムにできるようになりました。それを機に6カ月に1回ではなく、常に継続的にパフォーマンスレビューを実施するよう推奨しています。 また、マネージャーにも自分の部下と6カ月に1回ではなく、常に対話をするように話しています。それにより、あまり時間をかけずとも、6カ月おきのパフォーマンスレビューと同じ結果を得ることができました。 このツールを使い始めて、まだ2カ月ですが、社内では「Lattice」を頻繁に使うようになっています。「Lattice」にログインせずとも、Slack上で使えるのが魅力なんです。
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