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GMとステランティス、米新燃費基準で多額の罰金発生=業界団体
Reuters
斎藤 陽An Edokko lost in Nagoya
記事明記されている通り、CAFE規制とはすなわち企業別平均燃費です。 自動車メーカーは大から小まで沢山のモデルを取り揃え、どれを買うかを選ぶのはお客様です。燃費の良いクルマが沢山売れれば企業平均燃費は良くなるし、燃費が悪いクルマが沢山売れれば平均燃費は悪くなる。 企業が需要を予測して必要十分な燃費性能の商品ラインナップを揃えても、顧客が企業の予想以上に燃費が悪いクルマを沢山買ったら、平均燃費は悪化を避けられません。 つまり、アメリカの自動車ユーザーは燃費の悪いクルマを好んで沢山買って乗っている、ということです。 その上アメリカでは、大排気量の巨大ピックアップトラックやSUVを軽商用車というカテゴリーにして、普通のセダンより税金や保険を安くしています。つまりアメリカの自動車ユーザーは、日本の軽自動車を買うのと同じ理由で巨大ピックアップやSUVを買っているのです。 ユーザー自体が燃費に頓着せず大きいクルマを好むこと、加えてそういう大きいクルマの税金や保険を安くして買い易くする税制を国が決めていること。その結果が平均燃費の悪化です。 アメリカの自動車ユーザーも、政治家も、本音は環境なんかどうでも良いと思っているわけです。そのつけをメーカーが罰金という形で払わされるというのも、なんだか笑えもしない茶番ですね。
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