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【5選】アメリカの選挙は、「最後までわからない」
キアラシ ダナNewsPicks 記者
足元の総裁選を見ていても、日本の選挙はある程度「予測可能」です。しかしアメリカは、そうではありません。
大統領選、どっちが勝つと思う?という問いに「最後まで分からないと思うよ」と返すのは、つまらないような感じがします。銃撃事件をサバイブしたんだからもうトランプで確定でしょ!とか、支持率爆伸びのハリスでしょ!とその時々では思うものなんですが、終わってみたらぜんぜん違う理由で勝敗が決るかもしれません。(ちなみに「トランプ勝利を言い当てた●●」という肩書もよく目にしますが、率直に言ってあてになりません。)
さらに、アメリカ大統領選挙は「この指標を見とけば分かる」というのがほぼありません。賭けサイトのオッズなどもよく言及されるのですが、あれはあれで、金を賭ける人が「ノリ」で勝ちそうな候補を選んでる場合も多く、直前にガラッと変わることも全然あります。
そんなわけで、アメリカの選挙は歴史を振り返っても大どんでん返しの連続です。1980年のイラン大使館事件からヒラリーのメール疑惑まで、大事なことはいつも、10月に起きてきました。その歴史はとにかく面白いものですので、この記事にぎゅっとまとめてみました。是非ご一読ください。
【図解】カマラ・ハリスが「大統領」になったら起きること
キアラシ ダナNewsPicks 記者
アメリカ大統領選はとてもダイナミックです。トランプが銃撃をサバイブし、バイデンが撤退の瀬戸際に追い込まれていた一ヶ月前、「もうトランプで決まり」と思った人は多かったと思います。その後、ハリスが候補になった当初も、やはりトランプ相手では勝ち目がないように見えました。
しかしこの一ヶ月でそうした情勢は変わりました。ハリスは全米支持率、賭けサイトのオッズなど多くの指標でトランプを上回っています。民主党全国大会の真っ只中ということもあって「ハリス熱」は最高潮に達しています。では、もしも本当にハリスがトランプに勝って大統領になったら何が変わるのか。完全図解で紐解きます。
ハリスはインフレ対策や法人税などをめぐって政策を断片的に公表していて、一部では経済界との「バトル」も始まっています。ただ、大統領経験者のトランプと違ってその経歴なども含めてよく知られていません。トランプが勝つかハリスが勝つかは予測できませんが、今わかっている事をまとめました。ぜひご高覧ください。
イランの攻撃「今週にも」 バイデン氏、欧州首脳と協議―米高官
キアラシ ダナNewsPicks 記者
なぜこの件が深刻か、注目すべきかなどについて以下の記事で解説しています。
【基礎から解説】ハマス最高指導者「暗殺」の、本当のヤバさ
https://newspicks.com/news/10345203/
ブリンケンが先週の始めに「イランは早ければ24時間以内に攻撃開始」と発言したが、ここまで目立った動きがない。イランの革命防衛隊傘下のメディアは報復を焦らしている理由について「イスラエルを疑心暗鬼に陥れる心理戦」としているが、背後では様々なレベルでの交渉が進んでいるようだ。
ここまで、アメリカが前回同様にイスラエル防衛に全面協力する姿勢を示している他、空母や原潜の中東派遣も行っている。イランへの牽制になったのは間違いなさそう。
【3分解説】トヨタ「過去最高」決算をサクッと理解する
キアラシ ダナNewsPicks 記者
トヨタの凄まじい勢いが持続していることを感じさせる決算でした。円安を追い風にしきれる体制やHVの圧巻の売れ行きなど、この15年のトヨタが撒いてきた種で、偶然の産物ではありません。記事中ではあえて、非常に大きかった原価低減にも触れてみました。
今後に向けては各紙で報じられた円安と認証不正はもちろんのこと、個人的に気になってるのがリコールの多さです。今年に入ってからヤリスやシエンタ、プリウスといった主力でリコールが相次ぎました。日本で報じられていませんがアメリカでは10万台のどでかいピックアップトラックのV6エンジン交換を発表しました。詳しくは是非記事をご覧いただきたいですが、このあたりが2Q以降にどう影響してくるか注目しています。
【基礎から解説】ハマス最高指導者「暗殺」の、本当のヤバさ
キアラシ ダナNewsPicks 記者
ガザでは人が多く殺害されすぎていて、もはやニュースの重要性がよく分からないかもしれません。しかし、今回は本当に深刻です。正直、昨日ニュースを見た時は「本当に?」と思いました。
ハマスの最高指導者ハニヤは、普段カタールのドーハにいてちょくちょくイラン・テヘランにも出向きます。例えばその飛行機も含め、イスラエルが暗殺する機会はこれまでもあったのかもしれません。今まではそれをやってこなかったことを今回、実行に移しました。
正直、今回の一件を受けて、もはや中東の危機は「矛の収め方」が分からない状況になったように思います。おそらく1〜2週間くらいで次の展開があり、場合によっては深刻な危機に入っていくことでしょう。それを見通す上で重要な暗殺事件の読み解きをまとめましたので、是非ご一読ください。
イスラエル、ハマス指導者をイランで殺害か-攻撃の応酬激化の恐れ
キアラシ ダナNewsPicks 記者
大ニュースで、にわかに信じがたい話。目を疑いました。ハニヤはハマス政治部門トップで最重要の人物で、今回の紛争でも空爆で息子や孫などを殺害されていた。
本人はカタール・ドーハを拠点にし、23年10月のハマスの越境攻撃の際もビデオを出していたりした。親玉であるイランの大統領就任式にわざわざ出かけていき、昨日は公式に最高指導者ハメネイに面会して写真もアップされていた。まざまざとイスラエルに殺害されるとは意外すぎる状況。イランとしても暗殺を許したのは大失態では。
さらに、ハニヤは対イスラエルの停戦交渉においても最重要の人物。殺害が事実なら絶大な影響が出るのは必至。というかもう停戦モードは吹き飛ぶのでは。
イスラエルはヒズボラに対しても空爆も実施していて、越境攻撃の度合いがかなり強まっている。これからイランを巻き込んだかなり危険なフェーズに入りそう。
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