Picks
97フォロー
4711フォロワー


世界人材ランキング、日本は“過去最悪43位”に転落「管理職の国際経験」は64カ国で最下位
大塚 泰子日本IBM IBMコンサルティング事業本部戦略チームパートナー / 京都大学経営管理大学院客員准教授
4ヶ月前まで、ニューヨークのグローバル本社に出向してましたが、本当にグローバルの経験って重要だと思いました。
グローバルの中で数字の責任を持たされ、世界各国のメンバーと文化も違う中で働くのは、想像以上に大変でしたが、たくさんの学びがありました。
もともと日本にいても「女性」というマイノリティではあるのですが、これが更にアジア人というマイノリティも加わり、多様性を理解する事の重要性を痛感しています。
日本は、海外経験も、他社経験もないモノカルチャーの人たちが意思決定層を圧倒的に占めており、これでは世界の中で闘ってはいけない…闘う、という価値観じゃなくて「共創する」という意味でもパートナーに選んでもらえなく(日本の異文化に対する需要度の低さ→それが「優秀な外国人材に日本を魅力に感じてもらえているか」の低さに繋がっているのでは?)なっていくと思います…
ちなみに、このマインドって、別に物理的に海外に行く必要はないと思っていて、日本にいてもグローバルとコミュニケーション取れるはずなので、意識的に自分と異なる属性の人たちと関わっていく事が必要かな、と思っています。

【ゆうこす】いま「モテクリエイター」がルッキズムを学ぶ理由
大塚 泰子日本IBM IBMコンサルティング事業本部戦略チームパートナー / 京都大学経営管理大学院客員准教授
ルッキズム、難しい問題ですよね。
・生物的に美しいものに惹かれる、っていうのはあるんでしょうし
・でもそれだって、人によって好みは違うんだろうし
・とはいえ、80%位の人が美しいと思う基準値(顔の黄金比がどうとか…)はあるみたいですし
でも結局、他人の外見について誰も何も言わなければ、だいぶ問題が簡素化される気がします。
後は自分をどう捉えるか、という自分の問題になる、というか…ルッキズムで嫌なのは、自分の問題に他人が土足で関与してくる事ですね。
(ただ、どんなに美しい人でも、自分のことを醜いと思ってしまう人はいますから、そこにはまた違う心の問題があると思います)
米 サンフランシスコ オフィス空室率高く小売店も“集団脱出”
大塚 泰子日本IBM IBMコンサルティング事業本部戦略チームパートナー / 京都大学経営管理大学院客員准教授
先日、サンフランシスコに20年くらい住んでいる方とお話しした際にも、最近いかに西海岸の治安が悪いかについて話されていました。
彼の話では
・COVIDでリモートワークになった事により、家賃の高いカリフォルニアから人が流出
・それによりカリフォルニア州の税収が減少
・更に、近くのテキサス州が税制優遇?をした事で、有力企業が、カリフォルニアからテキサスに本社を移転
(あと、特にカリフォルニア州は厳格な法律によって労働者の権利を保護しているので企業としては負担だったのかも?)
・更にカリフォルニア州の税収(法人税)が減少
・よって、警察など治安維持にかけられるコストが減少し、治安が悪化
・更に人が流出
という、負の循環になっているそうです。
栄華を誇ったシリコンバレーも、スタンフォード大学が近くにある事が要因のようなので、完全に勢いが無くなる事はないのでしょうが、この10年のような勢いはもう戻らないだろう、とのこと…

【議論】「弱者男性」問題を無視してはいけない
大塚 泰子日本IBM IBMコンサルティング事業本部戦略チームパートナー / 京都大学経営管理大学院客員准教授
これはつまり
・男性の脳の方がゆっくり発達する&経済環境等の外部要因の影響を受けやすく、
・脳が成長ホルモン等の関係で発達する15歳くらいまで、という
・いわば、自分の力では如何ともし難い、経済環境や生活環境や、学校教育(義務教育期間の年齢)システムと相まって
・低く評価されてしまう
ということですかね?
興味深いお話で、今後の脳研究のテーマにしてみたいと思いました。
それでも日本では大学、社会に出れば男性の方が評価されるのは何故なのか、脳科学と社会学的なアプローチを合わせて研究してみたいです。
いずれにせよ、今の日本の現状を見ると、アメリカほど人種問題や格差が少ないにも関わらず、(既得権益にいる男性以外の)男性も女性も生きにくい国のように感じるので&今後更に格差は拡がっていくであろうことを考えると、色々なアプローチで取り組んでいかないといけないテーマだと思いました。
ジャカルタと日本の各県を一人当たりGDPで比較してみたら、だいたい同じになった。
大塚 泰子日本IBM IBMコンサルティング事業本部戦略チームパートナー / 京都大学経営管理大学院客員准教授
2週間前にインドネシア・バリに行っていたのですが、ほんと、日本に比べて物価安いなんて全然思いませんでした…
オーストラリアからのインバウンドのお客さんが多いそうで、高級ホテルも立ち並んで、食べ物や売ってるものも、欧米向け…って感じがしました。
値段もそうなのですが、インドネシアの方達ってそんなに身長高くない(女性の平均身長147cmらしい)はずなのに、ワンピースとか165cmの私が着てちょうど良い位のサイズ感だったので、欧米ターゲットになってるのかも…と思いました。
英語も日本より通じるし、日本経済が成長していない間に他の国は成長してるんだなぁ、と改めて感じさせられました。
岸田首相、内閣改造での「女性ならではの感性」発言がトレンド入り 「さすがに2023年にそれはない」など総ツッコミ
大塚 泰子日本IBM IBMコンサルティング事業本部戦略チームパートナー / 京都大学経営管理大学院客員准教授
脳研究をさせていただいている立場から考える事があります。
脳の男女差について:
・海馬や小脳虫部、上前頭回、尾状核などで、大きさの男女の平均値に差がある
・しかし完全に男性寄り、女性寄りと言える人は全体の10%に過ぎず、残りの90%には男性と女性の両方の特徴が見られる
・メスとオスのラットに30分間のストレスを与えただけで、海馬の錐体細胞における尖端樹状突起がメスとオスとで反転→ストレスや生活環境などによっても脳は影響を受け変化する
なので、生物的な「男性ならでは」「女性ならでは」と言うのは難しいわけです。
ただ、仮に男性寄り女性寄りの意見であったとしても、別の属性寄りの意見であったとしても、多様な意見に耳を傾け取り入れていける社会であれば良い、と思うのです。
これまで、日本はどちらかというと「同じような環境にいた」特定の思考の方々のみが意思決定層に居続けた事が問題だと思うので、そうではない脳の方の意見が取り入れられていくと良いな、と思います。

【真相解説】なぜ、「ADHD」は女性を特に悩ませるのか
大塚 泰子日本IBM IBMコンサルティング事業本部戦略チームパートナー / 京都大学経営管理大学院客員准教授
当事者の方達だけの問題ではなく、周りの人たちもそういうDiversityが存在する事をもっと知った方がいいですよね。
私も過去に、連日遅刻を繰り返してしまう、遅れる時は一報だけ欲しいな、と言っても連絡を忘れてしまうメンバーがいて、まだ当時ADHDという言葉が殆ど知られていない時だったので、何でだろう……とかなり悩みました。
後に、産業医の先生からADHDの話を聞いて、そうだったのか!と思い、分かっていたらお互いもっと上手なコミュニケーションの仕方や工夫を考えられたな、と反省しました。
今なら、テクノロジーの力で解決出来る事も多いと思います。
検査を受けることで
「ADHDであれば注意散漫な人間ということになると思った」
という怖さも分かります。
アメリカにいる時は、Neurodiversityとして、会社の中でもコミュニティがあったり、研修も充実していました。
それもその人の個性として受け入れられる社会にしていかないといけないな、と改めて思いました。
岸田総理 きょう内閣改造 女性閣僚2人→5人で過去最多タイに 女性活躍をアピール
大塚 泰子日本IBM IBMコンサルティング事業本部戦略チームパートナー / 京都大学経営管理大学院客員准教授
女性の閣僚が、過去最多だった2014年と並ぶ5人というのは、日本のジェンダーギャップ指数が低い要因でもある政治への女性参加に良い影響が出そうで嬉しいです。
(2023年のジェンダーギャップ指数、日本の政治分野のスコアは0.057で、順位は146カ国中138位と最下位クラス)
ただ、政治の世界に限らず、日本の大企業もそうなんですけど、同じ役員の間で役職を華麗なパス回しで回しあってて、いやもちろん界隈でのネットワークとか経験とか有効な部分はあると思うんですけど
「例えば外務大臣に必要なケイパビリティを持っているから指名する」
んじゃないんですかね?前回外務大臣で今回厚生労働大臣とか、え??同じケイパビリティなんですか?って毎回モヤモヤします…
(と、大人の事情を知らない風で聞いてみたいです)

【ミニ教養】平均80万円。「家賃高すぎ」のNY、もう一つの地獄
【1分動画も】プロピッカーと始める「新しいニュース解説」
大塚 泰子日本IBM IBMコンサルティング事業本部戦略チームパートナー / 京都大学経営管理大学院客員准教授
ニューズピックスの社外取締役(エグゼクティブアドバイザー)を退任しましたので、2年ぶりにプロピッカーに復帰させていただきました。引き続きNewsPicksと関われて嬉しいです!
この2年間で、これまでの「コンサル歴17年の経験を活かして、コンサル業界の動向や企業経営目線でコメントします」に加えて、京都大学で研究している脳科学や、直近1年間のIBMの米国本社勤務&ニューヨーク・ボストン生活を経て、コメント出来る幅が広がったと思います。
「コンサル」「脳科学」「グローバル」、そして私のライフワークの「ダイバーシティ」にご興味がある方は、是非コメントを覗いていってください。
戦略チームのパートナーとしてアレですが、もう「戦略」とか「競争」ではない世界観を考えていきたいです。
味の素 中期経営計画を廃止 社長「精緻な数値積み上げ、現場疲弊」
大塚 泰子日本IBM IBMコンサルティング事業本部戦略チームパートナー / 京都大学経営管理大学院客員准教授
この不確定な世界の中で、3年先の未来を見据えた戦略を策定することの蓋然性、ですよね。
中期経営計画は策定しないけど、業績などの情報開示は決算短信で行う、とのこと。
ちょうど政府も「四半期報告書を廃止して、決算短信に一本化」という本案を通そうとしています。
一義的には業務効率化ですが、本質的な意味は
「四半期ごとに利益創出を求められると、企業の戦略がどうしても短期的な視点になってしまう。
より長期のビジョンや投資を行うために」
という事かと思います。
フランス、イギリスでは既に開示は任意。
アメリカでは2018年から議論になっており、バフェット氏が2018年時点で以下のようにコメントしています。
「企業が四半期決算に縛られると、数字合わせという操作に走り、企業の長期的重要関心事に反する愚かなことをするものだ。」
四半期決算は、株主資本主義の価値観にはフィットしたと思いますが、今、ステークホルダー資本主義、サスティナブルな世界の実現に価値観が変わる中、それに合わせて会社のマネジメントシステムも変化が必要かと思います。
なぜ今、若い女性が日本を捨てて海外に行くのか…高齢化が進み年金依存の生活者が増える日本の悲しき末路
大塚 泰子日本IBM IBMコンサルティング事業本部戦略チームパートナー / 京都大学経営管理大学院客員准教授
私自身、まったく海外志向はなかったし、未だにアメリカが好きというわけではないのですが、それでも「日本にいるよりマシかな…」と思って、帰国するかどうか、めちゃくちゃ悩みました。
(悩んだ結果、それでも日本企業や社会のために出来る事がまだあるかもしれない、と思って戻ってきましたが…)
もちろん海外にいると「移民」なので、その国の仕組みや文化に完全に取り込まれることが(良くも悪くも)ないからこその自由(と苦労)なわけですが…
最近偶然見つけた、イチロー選手の引退会見での発言
「アメリカに来て、メジャーリーグに来て、外国人になったこと、アメリカでは僕は外国人ですから。このことは、外国人になったことで人の心を慮ったり、人の痛みを想像したり、今までなかった自分が現れたんですよね。この体験というのは、本を読んだり、情報を取ることができたとしても、体験しないと自分の中からは生まれないので。」
本当にこの通りだと思います。
日本(もしくはclosedでcomfortableな環境)から出ず、ずっと特権階級でいる属性の方たちには、是非この言葉の意味と重さを感じてもらいたいと思いました。
キヤノンが来年に女性取締役を検討、株主総会の低い賛成率を反省
大塚 泰子日本IBM IBMコンサルティング事業本部戦略チームパートナー / 京都大学経営管理大学院客員准教授
>取締役会の中に女性がいないと取締役選任議案に賛成しないとする機関投資家が出始めた動き
やっと日本でもそういう動きが出てきたのは良い事ですね!
「昨今の動きを踏まえると、そうなるはずだよね」と言われつつ、実際どうかというと、想像していた程には投資家のアクションが少なかったのではないかと思います。
個人的な予想ですが、投資のみならず、バリューチェーンの川下にいる企業各社が、今サスティナビリティ文脈で、「多少コストが高くなっても、よりGHG排出量が少ないサプライヤーに切り替える」という現象がヨーロッパでは始まっているそう。
次は、人権視点でのサプライヤー精査が始まり、児童強制労働などはもちろんのこと、多様性が欠如している会社も外されていくのでは…と思っています。
「誹謗中傷大国ニッポン」ゆがんだ正義を振りかざす日本人がいなくならない理由 - 情報戦の裏側
大塚 泰子日本IBM IBMコンサルティング事業本部戦略チームパートナー / 京都大学経営管理大学院客員准教授
全部ではないですが、大枠でとても共感する内容。
日本の芸能人の不倫に対するバッシングや、SNSでの誹謗中傷、更には自粛警察マスク警察みたいなのも含めて、確かに
>「規範意識の育成」をやりすぎってしまった「副作用」
の感があります。
アメリカに住んでみて思ったのは「みんな好きにやってるから、そりゃ他人にも強いないよな」ということ。
日本人はどこかに「自分はこんなに我慢してるのに!」という意識と「自分は我慢してるんだから、お前も我慢しろ」(これが謎の若い頃に自分がした苦労を、若者にも強いたがる中高年のbehaviorにも繋がる…)という空気が強い&重過ぎる…
日本人も、もう少し自由に生きられたらいいのに。

NORMAL
投稿したコメント