ホーム
100フォロー
4986フォロワー
【新発見】脳の仕組みを知れば「多様性」を強みにできる
大塚 泰子デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社 パートナー / 京都大学経営管理大学院客員准教授
「多様性」というと、日本では性別の多様性にフォーカスされがちですが、私が考える多様性は「個人」です。
今回、「多様性」をテーマに、約20年間の経営コンサルタントとしての経験、京都大学で研究している脳科学の視点、転職・兼業・海外赴任、更に、知られざる(?)エグゼクティブ・コーチングの内容…とこれまでの私の知識と経験を総動員して書き上げました。
偉そうに「多様性」と言っていますが、数年前までの私は、同質性の高いメンバーで働くことが心地よい人間でした。その私がどう多様性を理解し、それを活かせるチームを創ることを学んでいったのか…本稿を通して、少しでも多様性の可能性を感じていただけたら嬉しいです!
【ミニ教養】AI界、コンサルが今さら「実力主義」を叫ぶ理由
大塚 泰子デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社 パートナー / 京都大学経営管理大学院客員准教授
これ、インパクトが大きい会社がそう言ってる(しかも本人は多様性を否定するものでは無い、とも言ってる)のを、メディアが大きく取り上げているだけなのでは?
確かに最近アメリカでは、バックラッシュの動きがありますが。
単なる1企業の人材戦略の方針を、まるで大きなムーブメントのように報じるのは違う気がするなぁ…
例えば某コンサルファームが、かつて「働きやすさ」を全面に打ち出して採用した所、求める人材にはならなくて「うちは厳しいけど、3倍の速さで成長出来る」というメッセージに変えたら、やっぱりそういう思考の人が集まった、というのを聞いた。
それを「コンサルファーム全体が激務文化に逆戻り?!」って言ってるような感じ。
【図解】マッキンゼーも悩む。「戦略コンサル」100年目のジレンマ
大塚 泰子デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社 パートナー / 京都大学経営管理大学院客員准教授
こういう話は、もう少なくとも5年以上前から言われている話で、この業界かつ戦略チームと言われる組織にかれこれ18年以上属している立場からすると、もう価値観が変わってきているのではないか、ということ。
というか、個人的にはそうです。
ここ2年くらい、ほとほとこれまでの資本主義然とした価値観に疲れてる。
私がコンサルになりたての頃、1番尊敬している上司に言われた言葉が、何故かずっと心に残っており…
「君たち戦略チームの人間に言っておくが、戦略を意味するstrategyという言語は、ギリシャ語のstrategoiで、軍司令官の意味であって、戦争の為の用語なんだ。
軽々しく『戦略』なんて言うもんじゃない」
やれ競合優位性がどうだとか、差別化要因がどうだとか、マーケットシェアを奪うとか、闘って奪うみたいな価値観の中で18年以上生きてきて、そろそろ新しい価値観にアラインした在り方を考えていく時なのではないかと思う。
東京都に学ぶ、本当に多様なプロジェクトの作り方
大塚 泰子デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社 パートナー / 京都大学経営管理大学院客員准教授
現在開催中のSusHiTech Tokyo2024、東京都が主催する初めての大規模なサステナビリティに関するイベントで、検討プロセスも「初めて」尽くしだったのではないかと思います。
私も実行委員として1年半ほど検討に参加する中で、色々と苦労もあり、その辺りについてお話しさせていただきました。
「実行委員長は辻愛沙子さん」
「実行委員の半数は女性」
「年代も30-40代」
など、いわゆる「行政の検討委員会」とは異なる構成で組成され、それを覚悟を決めて実行された東京都さまには尊敬しかありません。
正直、議論が白熱し過ぎて時間がかかったり大変な事も多かったですが、「Diversityの大切さ、そしてDiversityは決して簡単な話ではなく大変さもあるけれどそれを乗り越えた先に実現出来るより良いアウトプット」を体感する事が出来ました。
今回の東京都さんの考え方やアプローチは、色々な企業の参考になると思います。
アプローチと覚悟、ですね。
【1分動画も】プロピッカーと始める「新しいニュース解説」
大塚 泰子デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社 パートナー / 京都大学経営管理大学院客員准教授
ニューズピックスの社外取締役(エグゼクティブアドバイザー)を退任しましたので、2年ぶりにプロピッカーに復帰させていただきました。引き続きNewsPicksと関われて嬉しいです!
この2年間で、これまでの「コンサル歴17年の経験を活かして、コンサル業界の動向や企業経営目線でコメントします」に加えて、京都大学で研究している脳科学や、直近1年間のIBMの米国本社勤務&ニューヨーク・ボストン生活を経て、コメント出来る幅が広がったと思います。
「コンサル」「脳科学」「グローバル」、そして私のライフワークの「ダイバーシティ」にご興味がある方は、是非コメントを覗いていってください。
戦略チームのパートナーとしてアレですが、もう「戦略」とか「競争」ではない世界観を考えていきたいです。
【最速解説】なぜ「ChatGPTの総帥」は、追放されたのか
日本の取締役会は「意識低い」「イエスマンだらけのボーイズクラブ」。米コンサル大手の匿名調査で不満続々
大塚 泰子デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社 パートナー / 京都大学経営管理大学院客員准教授
以前すごく尊敬しているコンサルの上司が
「オーケストラの指揮者は指揮者としての練習が必要で、長年楽団でバイオリンを弾いていたからそろそろ指揮者やらせてみるか、なんて事はないのと同じで、経営者になるには経営のトレーニングが必要なんだ。
日本は『あいつもうちの会社で営業30年やってきたから、そろそろ取締役にするか』みたいなのは違う」
と言っていて、本当そうだな、と思ってます。
そういう、経営とは何か、とか、その為に必要な知識は何か、が日本はかなり現場寄りなんだと思う(それは教育されていないから、だけなのかもしれない、ってか、まだそうだといいな。分かってて偏っているなら、より問題…)
例えば、「企業変革を推進するためにリーダーに求められるスキルやマインド」の調査では:
日本→リーダーシップ、実行力
アメリカ→顧客志向、業績志向
となっていて、日本が社内に強く視点が向いてる感じがする。
この調査結果に書かれている内容は、すごく同意だし、これを発表したBainさんすごいなーと思いました。
都庁は「原始時代」だった 元ヤフー会長・宮坂学副知事が語るデジタル化の現在地と展望
大塚 泰子デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社 パートナー / 京都大学経営管理大学院客員准教授
こちら↓のイベントの委員をやらせていただいているので、ここ1年、東京都の方達とよくやり取りさせていただきますが、宮坂さんのお力でかなりデジタル化が進んでいらっしゃると思います。
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2023/10/27/12.html
あと、この宮坂さんの抜擢もそうですが、このイベントも委員長が辻愛沙子さんだったり、東京都側の委員長も素敵な女性の方で、全体でたぶん男女比50:50位かな。
人材のDiversityという意味でも積極的に取り組まれている印象です。
企業に解決してほしいこと「科学技術力の低下」が2位、働き方改善上回る。日本の経済安保に不安増か
大塚 泰子デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社 パートナー / 京都大学経営管理大学院客員准教授
論文や特許の件数が減少・停滞していたり、優秀な研究者が海外に流出したり…と、科学技術を取り巻く環境は良くないですよね。
ボストンに住んでいた頃、MITやHarvardで日本の優秀な研究者の方たちと出会いましたが、こうやって日本を出て行ってしまうんだな、と思いました。
日本企業がイノベーションが起こらないと言われて久しいですが、私自身コンサルをしていて、机上で考えられる程度のビジネスモデル革新なんて新しさが無くて、テクノロジーと掛け合わせて初めて生まれるアイデアが多いです。
クライアントと話していても
「今の技術ってそんな事まで出来るんですか!であれば、私たちのビジネスモデルもこんな風に変えられるかもしれない」
という反応が多い。
ちなみに、この手の調査設計の難しさですが、選択肢の5-8位の課題って、科学技術で解決出来るイシューだと思うので、こういうバスケット条項みたいな選択肢入れちゃうと、ブレると思いますけどね…
【お知らせ】ワールドタブを新設します
大塚 泰子デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社 パートナー / 京都大学経営管理大学院客員准教授
ワールドタブ、いいですね!
タブじゃないにしても、毎日簡単でもいいから世界のニュースをやってほしい、とNewsPicksの方達に話してました。
私自身、アメリカに行くまで全然興味が無かったのですが、行ってみて初めて
「アメリカだとこういう事がニュースになるのか」
とか
「何故これがニュースになるんだろう」
と考えるようになりました。
併せて、世界情勢のテーマにおいて、如何に日本という名前が登場しないかも…
ワールド、と言っても国によって見える世界が違うと思うので、色んな国のニュースを知れたら嬉しいです。
日本の人口減少に危機感8割 少子化対策「本腰を」は伸びず
大塚 泰子デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社 パートナー / 京都大学経営管理大学院客員准教授
日本の人口減少に約80%の人が危機感を持っているにも関わらず、
・少子化対策について「国の未来に関わる重要政策であり、本腰を入れるべきだ」との回答が41.6%
・対策は「一定程度必要だが、過度な財政投入は控えるべきだ」が19.2%
というのは不思議な感じがしますが、記事にあるように「少子化・人口減少は政策では解決できない」「子どもを産む、産まないは個人の判断にゆだねるべきだ」という事なんだと思います。法律や金で解決出来る問題じゃないというか。
Z世代の約5割が将来、子どもをほしいと思っていない、という調査結果を見ました。
・理由は「お金の問題」が17.7%、「お金の問題以外」が42.1%、「両方」が40.2%
・「お金の問題以外」の具体的な内容について聞くと、「育てる自信がないから」が52.3%、「子どもが好きではない、苦手だから」が45.9%、「自由がなくなる(自分の時間を制約されてたくない)から」が36%
とのこと…
https://www.itmedia.co.jp/business/spv/2302/28/news072.html
理由の第4位に「これからの日本の将来に期待ができず、子どもがかわいそうだから」(25%)が、個人的には深刻だなぁ、と思います…
NORMAL
投稿したコメント