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ゼロックス、敵対的買収へ HP経営陣の刷新提案
共同通信
A Tコンサルティング会社
ゼロックスは富士フイルムと21年3月に提携を解消し、当面はOEM供給契約のみが残ります。これまでは富士ゼロックスがアジア販売、ゼロックスが欧米販売という分業でした。が、それもなくなり、富士フイルムは欧米市場に進出し、ゼロックスとガチンコ勝負する構図です。 海外ではゼロックスの方が商標にブランド力があり、ゼロックスなき富士フイルムがどこまで顧客を奪えるか、という問題はありますが、ゼロックスとしても次なる成長の芽(提携先)を探す必要があります。 そこでターゲットとなったのがHP。HPはA4サイズに強く、ゼロックスはA3サイズに強い。この巨大連合は日本の事務機メーカーにとって脅威でしょう。ちなみにHPは17年に韓国サムスンの廉価版プリンター事業を買収しています。 HPはゼロックスよりも時価総額が高く、売上高は約6倍。加えて、HPは事務機だけではなく強いPC事業を抱えているため抵抗するのも自然だと思いますが、昨年末に両社の株主であるカールアイカーン氏がHPに交渉を促したこともあり、非現実ではなくなっています。 巨大連合が非現実ではなくなり、世界の事務機市場でも再編モードが広がるでしょう。富士フイルムはもちろん、日本のリコーやコニカミノルタ、セイコーエプソンもこの動きに対してどう出るのか?非常に興味深いです。 時価総額 (2020/1/24): HP 32.15 BUSD Xerox 7.852 BUSD 売上高 (2018): HP 58.5 BUSD Xerox 9.8 BUSD
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