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「シャドーイング」は、なぜ“最強”の英語学習法なのか
Otomo TaichiroMicrosoft Account Exec., Digital Native
私はアメリカ留学する時とにかくTOEFLのリスニングとスピーキングに最後まで苦しんだ覚えがあります。でも苦しんで身に付けたおかげで音声系の体得方法がある程度体系化できたと思っています。 まず、リスニングに必要な能力は ・音を聞き取る ・聞き取った音の意味を理解する の2つのステップに分けられ、これを順番に鍛えていくことが重要。最初は音を聞き取るところから。 ■ディクテーション 音声を聞き、1文ずつ書き取る練習をする ・1文が長すぎるときは、覚えられる範囲で区切って書き取る ・スクリプトと照らし合わせ、聞き取れなかったところをマーク ・聞き取れなかったところを中心にシャドーイングと音読で復習 ■シャドーイング 音声を聞きながら小声で真似して発声 ・とにかく発音とリズムを真似る ・まずはスクリプトは見ずに行う(最初は何と言っているか分からなくても良い) ・次にスクリプトを見て、何と言っているか確認した上でさらに繰り返し行う 重要なのは、発音とリズムを徹底して真似ること。これを繰り返すことで、ネイティブが英語のフレーズを実際にどのように喋るのか体得する。 次に、聞き取った言葉の意味を理解する練習。これには、頭の中で英語を組み立てて、正しい発音とリズムで喋る練習が必要。 ■音読 ・スクリプトを見て、シャドーイングで真似した通りの発音とリズムで普通の音量で音読する ・一文ずつ音声を聞いて止め、一文ずつ真似して音読していく 一文ずつでよいので、聴いた言葉を ・何をどんな意味で言っているのか理解した状態で ・自分の頭で再構築して ・正しい発音とリズムで 発声することが重要。 ■暗唱 「音読」に記載した内容を、スクリプトを見ないで行う ・一文ずつ音声を聞き、止めたら顔を上げ、文を見ずに発声 ・本物の音声と同じリズム、発音で行う ・できるようになるまで一文を何度も繰り返す ・実際のシーンで自分が喋っていることをイメージ これを5分くらいの音声教材でしっかりやり遂げるのに、毎日1〜2時間くらい集中して1週間くらいはかかると思います。でもこれを3か月続けられたら、それこそ劇的に変わります。出発点にもよるけど、TOEICくらいは楽勝になると思います。
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