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【直撃】新産革機構CEOが語る、「高額報酬バトル」のすべて
慎 泰俊Gojo & Company, Inc.
大切なメディアリテラシーは発言者の立場を理解することだと思っています。安東さんと田中さんの間で確執があったというのはよく聞かれる話です。
https://facta.co.jp/blog/archives/20130419001191.html
一方、前にも書いたように、田中さんは当社アドバイザリーボードにもいらしていたので、私にもバイアスがかかっていることは申し上げておきます。田中さんは怖い人ですが(そこは否定しません)、弱い立場にある人には優しい人だと思います。普段話しをしていて、田中さんがズレているなと感じることはあまりないです。
コメント見ているといくつか論点があると思います。
1. そもそも国のお金でファンドをするべきなのか
2. 当該ファンドの代表者の資質について
3. 当該ファンドの報酬はどうあるべきか
4. 本件報酬決定プロセスがどうだったのか
1について。私も微妙だなと思っていますが、世界中のファンドのLPや投資家であるテマセクやADIAも国のお金ですね。なので、私としては答えは留保しています。
2について。官製ファンドにおいて、代表者が一番大変な資金調達活動をしないのは事実ですが、ファンドが失敗したら評判に傷がつくことは間違いないので、そのリスクは取っています。
また「GP共同出資をしていないので、自分のお金をリスクにさらしていない」という点についても、民間ファンドでもマネジメントフィーの一部をGPらの報酬にして、それで共同出資をする(よって本人の手金はあまり出ない)のは少なくないように思っています。だから、その指摘もどうなんでしょう。
「トラックレコードもないのに」という指摘は、皆さん最初はトラックレコード無いところから始めますよね。なお、田中さん時代のMUFGは色んな買収案件をやっていますので、PE的なトラックレコードはあると判断してもいい気はします。テクノロジーは不明です。
3について。国によって違うので分かりませんが、民間に比べたら決して高くないという印象です。海外政府系ファンドの人々の報酬が分かったらいいのですが。
4についてはよく分かりません。ただ、JICはすでに民間セクターから多くの人を呼んでしまっているので、今回のような変更は辛いし、社長として戦うのはあるべき姿だろうと思います。
フィンテック数社とゲイツ財団、銀行口座のない数十億人にサービス提供へ
慎 泰俊Gojo & Company, Inc.
金融サービスが貧困削減に貢献するという研究はほぼ存在しません。なので、”「エムペサ(M-Pesa)」というサービスが、20万人近い顧客を貧困から抜け出させるのに貢献してきた。”はダウト。
とはいえ、金融アクセスは機会の平等や自由の拡大という観点から非常に重要なものであり、この取組は素晴らしいと思います。
あと、インドが半強制的に全国民にID作成をさせ、銀行口座を付与しているので、数字だけでみると金融アクセスを持つ人の数は大いに拡大していくと思います(世銀のGlobal Financial Development Reportの最新版が待ち遠しい)。個人的にも、金融アクセスが世界中の人にとって当たり前のものになるのは20年くらい先の未来には実現することだと思っていて、これから問われるのはアクセスそのものよりその金融サービスの質なのだと思っています。
インド人をココイチに連れて行ったら、スゴイことになった
慎 泰俊Gojo & Company, Inc.
めっちゃ乱暴な記事。そもそもインドは公的言語の数が22(EUの23とほぼ同じ)あってほぼ州ごとに違う国みたいなもの。手で食べるのは南インドだけど北はカトラリーを使うしそもそもコメを食べない、例えばケララという州では牛肉も食べる。確かにベジタリアンは多いけど、それが「日本人て皆刺身を食べるんですよね」みたいな乱暴さと同じ。というか人口が日本の10倍あって国土面積が9倍ある国に対して、画一的なイメージを押し付けることがすごく乱暴なことだって気がつかないんだろうか。
ガラパゴス感満載。そういう偏見や無知を増幅させる記事は僕は嫌いです。面白さのために正しさとかを犠牲にしてもいいんでしたっけ。
NORMAL
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