田中 慎一

個々の会社に対するアクティビストファンドからの株主提案の是非はともかく、長期思考、マルチステークホルダー、パーパスドリブン、DX、D&I、人的資本投資・・・といった重要アジェンダをなかなか推進できない日本企業を変えるには、このような資本市場（株主）からのプレッシャーを利用するのが日本にとって最善だと思っています。 日銀のゼロ金利政策などの金融政策によって、それらを推進する「舞台」は整えることはできたものの、その舞台で演技するよう問われていたのは企業経営陣という役者。いまは役者を舞台の中心にドンっと引っ張り出すことが必要です。

毎年発表される世界幸福度ランキングは結構楽しみにしています。 1人当たりGDP、社会的支援、健康寿命、人生選択の自由度、寛容さ、汚職や腐敗といった評価基準で計っていて、「それって、どうよ？」といった議論の的にもなるわけですが、わりとフェアなんじゃないかと思っています。 6年連続首位のフィンランドをはじめ、上位にはことごとく北欧5か国がレギュラーメンバーとして鎮座しています。 北欧の人たちが幸せを感じる秘訣を探ろうと数少ない北欧出身の友人に聞いて回り「なるほど！」と感じることも多いんですが、やっぱり自分の目で一度見てみたいと思っています。 マスタークラスへのエントリーは「自分が実はフィンランド人なんじゃないか」との想いを表現した動画をSNSにアップする必要があるとのことで、自分はイタリア人と思っているからダメなんですよね。来年はフィンランドのレースに出てみようと思います。 にしても、日本は47位ですか。とほほ。。。