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ツクイ、若手が担う介護人材 ニチイは日生傘下で再出発 - 日本経済新聞
金山 峰之東京都介護福祉士会 介護福祉士 社会福祉士
前々から思っていたのですが、ある程度の従業員規模がある法人ならば、特定の事業所に若手人材を集めた運営にする方が、エンゲージメントが高まると思っています。
若者が慣れない訪問介護で親世代かそれ以上の人がひしめく中高年事業所に1人新卒で配属されても続くわけがない。
(実際自分がそういう新卒配属だったので)
たまに会う同期との交流がある意味就労を支えていたというもの。
質の担保とか言われるけれど、ある程度の規模ならスーパーバイザーが巡ればいいわけだし、やりようはいくらでもある。
大手がようやくそうした戦略を取り始めたと、、、
ということはますます中小零細が厳しくなるということの裏返しか。中小零細が若い労働者に選ばれるためには何が必要か?
なぜ「ビジネスケアラー」が注目を集めるのか
金山 峰之東京都介護福祉士会 介護福祉士 社会福祉士
今年はビジネスケアラー元年と呼ばれると聞いたことがあります。
しかし冒頭あるように、ビジネスケアラーの前に用いられた「介護離職」(働く現役世代が親などの介護を理由に退職すること)が認識されるようになったのは第二次安倍内閣の新三本の矢がきっかけでした。当時の経産省の資料では介護離職による経済的損失は約6500億円とされていました。
それが現在は2030年には9兆円の経済損失になるとなりました。
数字の跳ね上がり方にはもちろんこれからピークを迎える高齢化もありますし、現役世代電子・労働人口の不足などもあるでしょう。いずれにしてもこれからますます厳しくなることは事実。
記事にあるように私もある日突然「介護家族」になった時、専門職の自分でもかなり生活や心身に影響が出ました。リテラシーを高めておくことは、資産運用や健康づくりなどに並ぶ将来の自分に対する投資であることは間違いありません。
一方で、介護家族の介護リテラシーの向上も、施設へ親を入れる方法、介護認定を重くする裏テク、ロングでお泊まりさせる方法、など確かにあるけれど、介護保険制度や本人の意思や尊厳とは異なる情報ばかり出回ることも危惧します。
本人と家族の板挟みは支援する専門職らにはジレンマになります。もちろんそこを支援するのがプロですが。
本人、家族共に健康で文化的な尊厳ある生活を送れるような制度、リテラシーとなってほしいものです。
日本生命、介護最大手のニチイ買収へ 2100億円で
金山 峰之東京都介護福祉士会 介護福祉士 社会福祉士
これは介護報酬改定前の年末に大きなニュースですね。
国が求めている、色々な意味での”自助”を広げていく感じにもなるんですかね。大規模経営の一角としてこれまた国の方向性に沿った話題。
資本が大きくなる法人ではたらく介護職にとっては、待遇の安定、キャリアパスの多様化など安心感はありますね。
一方で、安定感のある法人へ介護労働者が流れると、労働者に選ばれない事業者は淘汰されていく。健全な淘汰かもしれないけれど、大手が撤退する地域では介護インフラが枯渇して介護保険サービスを受けられない被保険者も出てくる。
ヘルパーの国政裁判で出された資料から、株式会社が忌避する移動コストなどがかかる客単価が低い利用者を引き受けている非営利事業者の撤退が相次いでいるという実態もあるわけで、、、
色々な意味で2024年は介護も日本も変化が多い年になりそうですね
シンガポール、アプリが導く介護予防 外国人頼みに一石 - 日本経済新聞
金山 峰之東京都介護福祉士会 介護福祉士 社会福祉士
いつまでも健康(身体的なだけでなく)でいたいと願うのは生物としての本能でもあると思いますし、自分もそう願っています。
ただ予防一辺倒は良くないし、老いに対して強い忌避感の増長を許すと、結果として多くの人の生きづらさを拡大しかねないと思います。
でも、こうした予防に関する取り組みは世界的な潮流。いざ海外で成功した予防システムがエビデンス引っ提げて輸入されたら、少なくない人が礼賛するようにも思います。それはそれで超高齢社会の課題フロントランナー?の日本としては何とも言えない気持ちになるでしょう。
自然な人の老いと予防の概念が対立軸にならないよう、予防とは何かの再定義とコンセンサスが求められているように思います。
入居金に6000万も払ったが…77歳で高級老人ホームに入った私が、わずか2年で「退去」を決意したわけ(文春オンライン)
金山 峰之東京都介護福祉士会 介護福祉士 社会福祉士
自立型高級有料老人ホーム利用当事者で退去を決められた方の声は貴重ですね。
退去理由は個別性なので一般論ではないかもしれません。
ただ、パンフレットなどで宣伝されているいわゆる自立したナウでヤングなシニアのキラキラライフはやや幻想なのかもしれませんね。
自立型高級老人ホームでも車椅子の方や重度な方もいる。そのギャップに「違った」感覚を覚えられたこともあったのでしょう。
一方で、介護業界では老いも若きも、認知症の方も障がいの方も、外国籍の方も共に生きる共生社会のフェーズです。
みんな違ってみんないい、ということを受け入れることが難しいかたはまだまだ少なくないのだと思います。
足るを知る。
今ある周りの人とのご縁、生活に感謝されている方々はたとえお金がなくても満足して生活されている。そんな方に多くお会いできる私たちの現場は一つの生き方を教えてくれる場なのだと改めて思いました。
エクサウィザーズ、超高齢社会向けのWebアプリマーケティングツールを発表
東京都が滝山病院を指導、5件の不適切支援事例も
金山 峰之東京都介護福祉士会 介護福祉士 社会福祉士
滝山病院に都が行政指導をされたようですが、不適切な支援があったものの「これまで虐待とされたものはない」ということ。
今年院内の内実がNHKで報道されその実態の一端が世に問われました。世論の高まり世間の話題性というものによる行政の対応スピードは早いと思います。時の内閣も世論の高まりで政策変更を迫られることはよくあること。選挙以上に報道と共に国民が関心を持ち声を上げることは重要なのだと思います。
ただ、指導が入ったことで改善されるのか、NHKの報道では「必要悪」と言われていた当病院の在り方が変わったとしても、次の必要悪が求められる可能性も高いと思います。なぜ必要悪と呼ばれるようなものが求められるのか。
障がい者や生活困窮者、身寄りがいない方、生きづらさを抱える多くの方など、公的セーフティネットではなく、他者との繋がりから断絶された方々を受け入れる先が必要悪であってはならないと思います。
そのためには、国民が関心を持ち続けることなのだろうと思います。しかし、こんな人権が保障されない場所はあり得ない、と思っても、自分の家の隣に精神障がい者が住む、あるいは支援施設ができるとなったら、住民の反対運動が起きる。目を背けたくない事実に蓋をする私たちの二律背反の感情は、映画『月』の世界が現実であることを再確認させられます。自戒も込めて。

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