Picks
741フォロー
1147フォロワー


望まぬ「介護離職」を防ぎたい 沖縄で産業ケアマネジャーら全国初の組合設立
金山 峰之東京都介護福祉士会 介護福祉士 社会福祉士
介護離職防止の流れの中で、本来要介護者本人の支援を担うケアマネジャーの活躍の場が広がってきています。また一般企業などでそうしたケアマネジャーの知見を求める動きも強くなってきています。
ケアマネジャーが本人の支援を行う上で、最も重要な利害関係者である家族の仕事と介護の両立を支援できるようになることは重要です。また、ケアマネジャー自身のスキルアップ、キャリアの多様性にもつながります。
未だ力量差があり、当たり外れがあると言われるケアマネジャーですが、今後ますますその力量差が広がっていきそうです。
ただ、その見分けが一般はもちろん、業界人でもしづらいというのは課題ですね。
よく頂く「いいケアマネを紹介してください」という質問にいつも頭を悩ませます。
高齢者介護施設にAIを導入すると高齢者差別を助長する可能性――AI支援へ向けた解決の糸口も - fabcross for エンジニア
金山 峰之東京都介護福祉士会 介護福祉士 社会福祉士
記事タイトルの前に『「AI技術者と”介護スタッフ”の高齢者への偏見」や「介護スタッフのAIへの懐疑的感覚」によっては』という言葉が必要な研究結果のようです。高齢者の偏見には介護スタッフも入っているのが興味深い。
逆に言えば、テクノロジーの開発者や介護スタッフは当事者への偏見を減らすこと、介護現場の人はテクノロジーへの偏見を減らすことで、当事者のためになるより良いテクノロジーが活用される可能性があるとも言えますね。
道具(手段)の使い方について人類は何度も失敗していますが、それを乗り越えようとしてきていることも歴史的事実。
私は、現場が何かの既得権となり、本当の意味で当事者の自立を妨げる存在になっていないかを最近危惧しています。
ちなみに、これオーストラリアの記事ということで、お国柄の価値観も反映されると思います。日本では?障がい者、難病の方、医療的ケア児、生活困窮者、女性、外国人など当事者が変わった場合は?色々と興味深い内容だと思いました。
低生産性産業人口の急増大で日本の賃金は長期停滞必至、2040年に医療・介護就労者が製造業の2倍に!
金山 峰之東京都介護福祉士会 介護福祉士 社会福祉士
5年ほど前に立法に関わる方々に介護人材不足のお話をしたところ、様々な介護人材確保に関する案を出してくださいました。意見交換の流れとして自然ですが。とはいえ、医療福祉に限られた労働力を集めると国力落ちますよね、と伝えたところ沈黙。介護人材確保は“良いこと“という合成の誤謬。なぜ生産性の高い成長産業に労働力移動出来るような施策をしないのか?ハローワーク の職業訓練は介護含めて(仕事に貴賎はありませんが)生産性が必ずしも高くないものばかり。国の生産性を上げれば結果として社会保障に回せる予算も増えると個人的には当時思っていました。
一方で、生産性として計算されるもの以外に、私たちのような医療福祉職が生み出すものの価値を新たな指標にできないか?発想と評価軸が変われば、生産性は低くても何かは豊かなのかもしれないなぁ。なんて。
介護難民を救え。根深い社会課題をビジネスで解決する秘訣
金山 峰之東京都介護福祉士会 介護福祉士 社会福祉士
知人で重度障害の方々を支援している重度障害がある方は「明日私が生きていくために必要なヘルパーさんが来ないかもしれない。見つからないかもしれない」と言っていらっしゃいました。自分でポスティングして自分のヘルパーをしてくださる方を自分で探している。
こんな現実は日本の中にありふれています。
今の介護職員養成は基本的に高齢者の介護を念頭に置かれている状況です。長年介護に従事してきた私も重度訪問介護となると勝手が全く違いますし、より高い専門性が求められるのではないかと思うくらいです。
介護に限らずマンパワーの不足はどこへも影響がおこりますが、今日生きるためのマンパワーを必要としている人がいます。
そこに信念もをって取り組み、働く人のQOLも実現しようとされている土屋さんは業界人から見ても本当にすごいと思います。
生活保護「扶養照会で仕送りした親族は0.7%」報道で問われる存在意義「自治体の嫌がらせ」「『まずは自助』を明確に」
金山 峰之東京都介護福祉士会 介護福祉士 社会福祉士
福祉職をしていると生活保護へのスティグマを忌避して申請に踏み切れない人やDVや虐待から逃げてきた人もいれば、貧困ビジネスに支給日当日に巻き上げられている人、勤労の義務を果たせるのにしていない人など両極端なケースを目にするので複雑です。
やはり一律の仕組みが現代に合わないのだと思います。申請者ごとに事情がある。それを鑑みて、適切なガイドラインに沿って背景を確認することができる仕組みが一番。
とはいえ、その人材も予算も限られている。国民がその負担を許容できるのか。立ち位置、時と場合によって意見が変わる難しい問題です。
いつだったか芸人さんの親御さんが生保受給していて芸人さんが酷く叩かれた話題がありました。当時「子供には迷惑かけられないし、福祉のお世話になってまで生きていたくはない」と頑なに生保申請を拒否されていた要介護の男性がいました。
人権が保障されるということはこんなにも難しいことなのですね。
日慢協「メディカルケアマネジャー研修」開始 かかりつけ医と連携しサービスをコーディネート
金山 峰之東京都介護福祉士会 介護福祉士 社会福祉士
半分賛成で半分複雑なテーマ。
ジェネラルな専門職が特定分野に精通してエキスパートになっていくことで、その分野で困っている当事者支援にそれまでより高い価値を提供できるはず。ただ、ジェネラリストがエキスパートになると利用者の選別につながる。エキスパートが価値を発揮出来るためにはその手前にきちんとジェネラリストが存在している必要がある。
介護福祉士も医療介護福祉士的なものの創設が議論された時期がありました。しかし、当の基本資格自体の底上げを図らないといけないと思います。
とはいえ、義務的更新研修は敬遠され、主体的な学びは乏しいとなるとどうしたら専門職の生涯学習が進むのか。長く続いた構造的な課題がある気がします。
とはいえ、この話題の取り組み自体は素敵と思います。
MS&ADグループとSELF、介護者向けメンタルケアサービスでの実証実験を開始
金山 峰之東京都介護福祉士会 介護福祉士 社会福祉士
昨年末にChatGPTが話題になった頃、試しに介護家族としての悩みを聞いてみたところ、受容と共感を示してくれました。何度かやりとりをしていると、最終的に自治体のサービスや介護家族会などの自助組織、地域社会資源を探すようにアドバイスをされたことを思い出しました。
まだまだ表面的アドバイスでしたが、渦中の介護家族にしてみたらまず何をすべきか示してくれたことにホッとするだろうなとは思いました。介護家族は介護に感する膨大なネット情報の海にダイブしなきゃいけないのが現状なので。
具体的なサービスはまだ公的介護保険サービスの情報ばかりですが、保険外の介護サービス、介護者の負担軽減サービスが広がれば、紹介してくれるサービスの幅も広がりそうですね。
ただ、広告と同じように、適切なサービスではなく、スポンサー企業の提供するサービスに誘導される可能性はどうなのかなと思う気持ちもあります。ファーストコンタクトのサービスに縛られて、私たち専門職が介入する時、心理的な障壁になりそうな予感がしてなりません。
ふじみ野市議会「地域の医療と介護を守る条例」可決/埼玉県
金山 峰之東京都介護福祉士会 介護福祉士 社会福祉士
市が医療介護従事者を守るために市民への啓発や事業所支援をするという条例。利用者家族による訪問診療の医師への死傷事件を受けてとのこと。条例原案を見る限り、強い力はなさそう。
大半の市民は条例がなくても医療福祉介護従事者の重要性はある程度理解されていると思う。条例に意義はあるが、本当に従事者へのハラスメントや事件につながるようなことを防げるかは微妙。
むしろ課題を抱える世帯を支援する上で、一従事者や特定事業所へ負荷がかかる現状の仕組みの改善が必要ではないだろうか。
また要介護者や障がい当事者を支援するための私たち従事者が、介護離職防止や仕事と介護の両立などの文脈で介護家族までも支えなければいけないと期待されていることも改善しなければならない。ケアラー支援法など、そちらの法整備を進めないと。綺麗事だけでは現場の負荷と、当事者の尊厳は守られない。
クラウドケアと小田急電鉄が「小田急くらしサポート」にて業務提携、お電話で介護ヘルパーの依頼が可能になった両社の特色を活かした独自介護サービス!
介護保険証もマイナカード一体化検討 24年度にも運用
金山 峰之東京都介護福祉士会 介護福祉士 社会福祉士
介護事業所は毎度利用者の介護保険証の写しを頂いて手入力です。LIFEへの入力も含めて、今後は関係機関がスムーズにご本人の基本情報、更新情報へアクセス出来ることは助かります。各種申請の手続きも簡便になることは現場負荷を軽減できることだと思います。
このマイナカードへの一体化について、ご家族がいらっしゃる方はなんとかなるのでしょうけど、親族が不在または協力を得ることが難しい方、施設にいらっしゃる一部の方に関してはケアマネや介護事業者が代理で動くことになるんでしょうね。
スムーズになる前の移行期間であることはわかりますが、そうした方々の支援は現場の無償の奉仕になるだろうことが予想されます。
介護の現場にもAIを ケアマネの負担を削減する対話型AIシステム
金山 峰之東京都介護福祉士会 介護福祉士 社会福祉士
実証実験対象の179人の心身(認知機能等)の状態は気になるところですが、一定層の方々に対しては精度を保って必要なモニタリングが出来るようですね。
モニタリングはケアマネとご本人の月一回のお顔合わせ機会になっています。ヘルパーやデイサービスと異なり、ご本人の生活に特段の変化がなければケアマネはこのモニタリングでしかお会いする機会はありません。対面での価値と効率化の狭間で後者の価値が見えてきている記事ということですね。
近年の法改正ではケアマネ事業所のIT導入など一定の体制を整えることで、これまでより多くの利用者を担当することが出来るようになりました。一人のケアマネの受持が増えるわけですから理屈的には生産性が上がっています。しかし、この一定の体制は増加した受持を適切に支援できるほどの体制ではないところも少なくないと聞きます。
つまり、生産性の高い事業所体制に“した風“なだけで、単にケアマネの業務負荷が増したという可能性もある。現場ではこのような背景から疲弊したケアマネの声をよく聞きます。
モニタリングが効率化されると、この負荷が軽減される可能性はあります。歓迎すべきテクノロジーです。一方で、ケアマネの労働負荷そのものも同時に、もう少し検証すべきとも思います。
そして最も置き去りにされるのが、高齢者本人の満足度や人権が担保されているのかということでしょう。また、その満足度や人権の保障に国民がどこまで税負担を可とするコンセンサス、そのための議論がいつも不在です。

【新】農業は「淘汰と集約」の時代へ。小さいビジネスで勝つ方法
金山 峰之東京都介護福祉士会 介護福祉士 社会福祉士
農業に限らずこのような構造的聖域に、市井の善意による産業保護が「いい話」になっている業界は他にもありそうですね。
例えば介護などもそうかもしれません。大手上場企業が占める割合はわずか。殆どが抽象零細の企業によって成り立つ業界です。人の命と生活に直結するインフラではあるものの、コロナで労働者側の苦労が更に際立っています。資本力がなくても良い介護をしている事業者はたくさんあります。しかし、国民のインフラであるならば持続可能性も重要。反対する気持ちも改革を推し進める気持ちも私の中に両方あります。
ただ、前者を思う時、すでに自分も既得権の中にいるのだと気づきます。

NORMAL
投稿したコメント