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米国で投資家を騙しまくった中国企業「排除法」可決 従わなければ中国企業の大半が米国で「上場廃止」に
黒崎 亜弓ジャーナリスト
対中強硬策と思いきや、中国企業が米国の証券市場でやりたい放題のうえ、「カラ売り屋」に不正を暴かれたという顛末があるとのこと。米国のほうも中国企業を歓迎し、群がって儲けたという事情があったそう。中国にしてみれば、米国市場で有象無象の企業をふるいにかけ、残った優良企業のみ自国で上場すればもうけものというところでしょうか。
自分の想像より、リアルの方が面白い 飛行機のなかで書き始めた「国際経済小説」。黒木亮、作家デビュー20周年! 『カラ売り屋、日本上陸』刊行記念インタビュー
黒崎 亜弓ジャーナリスト
作家デビュー20周年を迎えた黒木亮さんに、20年の歩みを振り返っていただきました。
23作並べてみると、いずれも重厚で緻密な作品で、刊行から年月が経っても色褪せません。それにはあるジャンルの歴史的な流れや基本的な仕組みを押さえていることもあります。物語とともにリアルな知識が入ってくるところは、参考書やビジネス書より勉強に適しているのではないでしょうか。
それと、英語の読めない私にとって、世界を舞台にする黒木作品は「鍵穴から世界をのぞける」ものでもあります。『国家とハイエナ』で破綻国家の国債を買い漁って償還を迫るファンドとの攻防には震撼しました。
最新作『カラ売り屋、日本上陸』では医療、美術品取引と一味違うテーマを取り上げているうえ、シロアリ屋(アノ事件が思い浮かびます...)の篇も。手に汗握るカラ売り屋の攻防を楽しめます。

ハイエクの自由主義をAI×ビッグデータ時代に読み解く
黒崎 亜弓ジャーナリスト
吉野先生にお話を伺って認識が一番ひっくり返ったのは、対立軸が違うということです。ハイエクが論じたのは「資本主義か、社会主義か」でも「大きな政府か、小さな政府か」でもなく、「賢い人間が設計する社会か、試行錯誤する自由か」。新自由主義が席巻したと言われる今も、「賢い設計主義者」は形を変えて存在していることに気づかされます。
ハイエクは、「誤解されても、大きな目標の前で確信犯的に目をつぶったのだろう」と吉野先生は見ています。ケインズの回でも、中村先生が「主著では経済学者たちがアレルギーを起こさないように、最も大事な要素のほかは、 わざと自身の考えを封印している」と仰ったのが印象的でした。世の中を大きく変える経済思想家の真髄をみた思いです。
でも、現実は2人の思惑や信念を超えて大きく両極に振れました。あくまでも正しく理解されることを目指した方がよかったのではないか…と思ったりもします。
「誤解だらけの経済学古典」シリーズは今回でひとまず幕を閉じます。
私自身が解説を伺うなかで得た気づきをシェアさせていただきました。
ありがとうございました。

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