折田 巧

慶應医学部の先輩に申し上げるのは大変恐縮ですが、一般の医療者や有識者の認識とは大きな乖離があるように思われます。 ポジションを取らない記事は読んでいても学びが薄いですが、ポジションを取った記事を書くのであれば反対側の意見もしっかり記載しないといけない。 珍しくNPの中で少し残念な記事。

「日々の生活、要は人生を輝かせるのが最も大切で、その一要素として仕事があるという考え方です。だから、ワークとライフを一体化できるような状態が、一番幸せなはずなんです。」 この考え方にはすごく共感する。 ワークライフバランスではなく、ワークインライフ！

「（インターネットの普及により、）自分が必ずしもその場にいなくても、世界には困っている人たちが沢山いることを知れるようになった。その結果、そうした人たちを助けようと考える若者が増えたのだと推察できます。」 これもあるが、中国の台頭により欧米や日本は自分の国が今後相対的に衰退していくという危機感が大きく影響している気がする。 ある意味逃げの発想で、「経済的利益だけを求める勝負では勝てない。だから少なくとも社会的責任を果たそう」という考えなのかなぁと。

LINEヘルスケアが謝罪するのはやむを得ないのだろうが、これは本来同社の問題ではない。 医師免許を持つものの資質が問われる。 こういう医師にならないよう、自分も肝に銘じたい。

結局この記事は何が伝えたかったのかよくわからないなぁ。 もちろん相互に依存しあっている関係であることは言うまでもないが、輸出管理問題はあくまで韓国側にボールがある。 今日本がどうこう言う話ではないという理解をしている。

「未来を予測する最良の方法は、自らそれをつくり出すことだ」 すごく良い言葉だなぁ。 人の成長は、一つの事象をどう解釈できるかに依存する。 ピンチはピンチ、そのピンチを受け入れ、自分のなかでどのように解釈できるかで全ては決まる。

今の時代。データ解析ができる人は増えてきているので、榊さんのおっしゃるように「データの裏にある一人ひとりのお客様の動きなどを見ます」というようなデータを解釈する力が求められていると思う。 コロナの件でも、膨大なデータがネット上に散らばっているが、それを正しく解釈し、正しいメッセージを発信している人はすごく少ない印象。 また、一般の人ベースでも、正しい情報や情報発信者を見極める力が必要。