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スタートアップニュース6選。「D&I時代」のアートビジネスに注目
NewsPicks編集部
松田 崇弥株式会社ヘラルボニー 代表取締役 CEO
人生はじめて「NewsPicks」にコメントです、緊張しています・・!ヘラルボニー代表(双子の弟)の松田崇弥です。 この度、異彩と共に福祉の世界をさらに広げていくために。シリーズAラウンドの資金調達を実施しました。 自分自身も、4歳上の兄貴が重度の知的障害を伴う自閉症で、兄はよく親戚の叔父からも「可哀想だよなあ」と表現されることがありました。自分と同じ感情を抱いているにも関わらず、なぜ「可哀想」なのだろう?抱く感情に優劣も差別もないのではないか?幼い頃から強い疑問を胸に、私はいつか知的障害のある方々に関わる仕事がしたいと思い生きてきました。 知的障害のある人は「できない」から社会にでることも「できない」のではなく、知的障害のある人は「できる」ことも多くあるのに社会に出るためには、あまりにも障壁があるため「できない」のだと理解しています。 「障害のある人達を、健常者に近づけよう」という構造以外の選択肢を私たちは作りたい。福祉施設を「就労支援施設」と明記することが表すように、障害のある人が社会参画する為には「普通に近づけようね」という教育や支援体制が充実しています。とても大切なことだと思う反面、「“普通”じゃない、ということ。それは同時に、可能性である」という思考も、同様に大切だと思うのです。 設立当初の3年前、ヘラルボニーは「障害者支援団体」と明記されそうになり、幾度となく赤字を入れてきました。私たちは、知的障害のある作家を支援するのではなく、ビジネスパートナーであると捉えています。「支える」のではなく「支えられている」。「依存される」のではなく「依存している」。知的障害のある人がいなければ成り立たないビジネスモデルを、健常者前提の資本主義経済で成立させることを目指しています。 「国籍」「人種」「民族」「宗教」「肌の色」「年齢」「性別」「性的指向」等々、私たちがテーマとする障害福祉に関わらず、多様性の問題が溢れています。ヘラルボニーが現代社会に受け入れられることは、「普通」を肯定する社会ではなく「ありのままの姿」を肯定する社会や文化の醸成に繋がっていくと信じています。長文失礼しました。 株式会社ヘラルボニー|https://www.heralbony.jp
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