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CES2021:実は「テスラの産みの親」だったGMが世界最大の家電ショーで見せたEVへの本気度とトヨタの欠席 | 週刊エコノミスト Online
金山 隆一週刊エコノミストオンライン 編集長
今年のCESはデジタルだったため熱量を感じ取れませんが、それでもGMのEVに対する腰の入り方は半端なかったそうです。もう一つは韓国のLG化学の電池
商社の深層:非資源商社ナンバー1の伊藤忠が次期社長に脱化石のエースを送りこんだワケ | 週刊エコノミスト Online
金山 隆一週刊エコノミストオンライン 編集長
昨日、急遽オンライン会見があるというのでパソコンごしに社長会見に出ました。商社の経営を長く見てきた人の多くは「3年で社長交代はあまりに短い」という意見でした。ただ、ZOOMから「たった3年で交代か」という雰囲気は伝わってこなかった。「社長は3年65歳が節目」という覚悟のような鈴木社長の言葉は自分に言い聞かせているようにも感じました。「年齢が上がらないように」という発言は岡藤さんに対するささやかな抗議だったと思います。一方で時価総額でナンバー1、株価3000円超え、首位奪還という大イベントを控えながらも、あえて社長交代したのは、やはり「脱化石とデジタル、コロナで商社の経営は一変する」という危機間が岡藤さんの中にもあったと思います。
意外でしたが、バイオマス、風力、VPP(仮想発電所)にとどまらず、JOGMEC(旧石油公団)や三井系の東洋エンジニアリングと東シベリアからのアンモニア輸入でFSをやっているのは目ざといと思いました。
というのも菅首相の2050年排出ゼロ発言の前段に、日本最大の発電会社JERA(東電と中部電の合弁)のアンモニア発電による排出ゼロの経営方針発表があったからです。JERAは世界最大のLNGバイヤーであり、JOGMECのトップはそのLNGが「水素のキャリアになる」と発言しています。
株価3000円を突破した伊藤忠に「3」という数字が縁起がいいワケ(サンデー毎日×週刊エコノミストOnline)
金山 隆一週刊エコノミストオンライン 編集長
伊藤忠はコロナ禍で株価が暴落した時、ザラ場で1911円(2020年3月17日)を付けました。そこから3000円を突破、このカギはやはり岡藤CEOが続けてきたマイクロマネジメント、つまり5憶、10億円の利益貢献する子会社を100、200社と育ててきたことでしょう。
岡藤さんは利益が5億円の会社でも伸びたこと自体を高く評価し称える、つまり規模ではないわけです。アリババ1社の含み益に過剰に依存するソフトバンクの孫正義氏が「群戦略」と言っていますが、こちらの方が群戦略の本家だと思います。このマイクロマネジメントの神髄こそ、三菱商事が虚心坦懐に学ぶべきものではないでしょうか。
三菱UFJ銀の次期頭取は13人抜きの半沢常務 | 週刊エコノミスト Online
金山 隆一週刊エコノミストオンライン 編集長
「取引先のジャム会社に、会社にある粗品をもって挨拶に行ったら中身がライバル会社のジャムで大目玉食らった」という失敗談は面白かった。
今週、きんざいオンラインが「グリーンマネー8000兆円」の特集しています。https://kinzai-online.jp/
誰でもいいから「脱化石、ガソリン車ゼロにどう対応する?」を聞いて欲しかった。自動車は製造業最大の60兆円産業で雇用は550万人ですから。Youtubeで生中継してくれたけどZOOM会見じゃないから質問できなかったのは残念。
ちなみに昨日の三井物産の会見はリアルとZOOMのどちらでも会見に参加でき、日経だけでなく財界誌や経済誌でもリアルとZOOMの双方で質問を引き取ってくれました。
三菱UFJ信託の長島巌新社長は、「デジタルの弱さ」を吐露していたのに、そういう危機意識が共有されていない銀行ということでしょうか。
◆コロナでデジタルの弱さを痛感した三菱UFJ信託銀行の新社長=浜條元保・編集部
https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20200805/se1/00m/020/003000d
商社の深層:三井物産次期社長 「32人抜き」後任は「大本命」 | 週刊エコノミスト Online
金山 隆一週刊エコノミストオンライン 編集長
オンライン会見に出ましたが、堀新社長の真摯さ、誠実さは画面からも伝わってきました。安永社長が堀専務を次期社長に選んだ理由について、ずばり「課題解決能力」と一言。「物事が想定通りにいかなかったときの対応力」、どう立て直すかを「自分の言葉で会社に提案できる」と。養鶏飼料ノーバスを買収し、拡大させた功績だけでなく、2008年のリーマンショック時はNY駐在で、「大きな痛手を受け、それをどうやって最善の着地点を見出すか、どう自分が動き、会社を説得するか修羅場の中でくぐりぬけてきた」という堀専務の評価は実感がこもっていました。「リモートワークでも特異の語学力を生かしてウェブベースでもリアルでやっているのとそん色ない形で交渉している」とも。
安永社長には「心残りはないか?」を聞きましたが、「上半期が終わったところでポートフォリオの組み換え 石炭、石炭関連事業、石油のE&P(探鉱開発・生産)、旅客鉄道 これらについてしっかり立て直しする。案件によってはイグジット、ダメージコントロールする。心残りというより、そういう交渉をしている仲間が現場(地球の各地)にいる。持続的にその対策をやる。堀新社長に襷を渡す瞬間までやる」と答え、経営の執行を離れても「若手の教育も含め全社社員課題解決能力をあげるために何をやるか、しっかり考えたい」とのこと。堀新社長が直面するのは、脱化石、排出ゼロが世界的に鮮明になるなかで柱である資源、とくにLNGをどうハンドリングするか、だと思います。
「32人抜き」三井物産の安永社長が駆け抜けた「人事」と「撤退決断」の6年
金山 隆一週刊エコノミストオンライン 編集長
三井物産は化学品部門出身の堀健一専務の社長昇格が決まりました。本日(12月23日)午後2時から会見なので私も出席します。
化学品出身の社長は八尋俊邦社長(1979~1985年)以来です。物産の屋台骨を揺さぶったイラン・ジャパン石油化学(IJPC)の清算処理にあたった社長です。
堀社長もいま脱化石という資源エネルギーの激しい変革期に正面から対峙する社長となります。石油やLNG、鉄鉱石、石炭など従来の稼ぎ頭がある日突然不良資産になるかもしれない、というチャレンジングなタイミングです。
https://www.mitsui.com/jp/ja/release/2020/pdf/ja_201223.pdf
ガソリン車ゼロの衝撃:揮発油税が消える「ガソリン車ゼロ」の衝撃 コロナ禍とEVシフトで大増税時代が来る! | 週刊エコノミスト Online
金山 隆一週刊エコノミストオンライン 編集長
英BPが小文字のbpになったのは「ブリティッシュ・ペトロリアムからビヨンド・ペトロリアムへのシフトである」と解説してくれたのは大手商社の油井管のプロ。ガソリン車ゼロの動きは、BPのガソリンに白旗、世界で進む水素シフトと同時並行で起こり、産業全体に破壊的な衝撃を与えるでしょう。
極論するとESGとかSDGsとは脱化石ではなく、脱成長経済。大量生産・大量消費・大量廃棄を前提とする産業革命以来の仕組みを人類が長く経験してきた定常社会に戻そうという運動に他ならないと思います。
そんな詮無いというかも知れませんが、デビッド・クアメンという科学ジャーナリストのインタビューを編集していて、コロナに代表される人獣共通感染症は地球規模で人口淘汰が始まった動き、と痛感しました。コロナと脱化石は軌を一にしています。
自動車税制にまつわる論考では土居丈朗教授の下記も大変参考になりました。2年前の記事ですが、まさにいま起きていることを予言していました。
自動車関連税に政治が手を付けられない事情
減税を求める経産省、それに抵抗する総務省
https://toyokeizai.net/articles/-/242814

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