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【1分解説】アジアを攻めるユニクロ。絶好調に潜む死角はあるのか
春山 稔関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科先端マネジメント 学生
柳井社長は、僕は学問的(経営学やマーケティング・マネジメント)に興味があり、IR資料や各種コメントをよく読んでいます。
柳井社長は果たして自社を「ファストファッションメーカー」と定義しているのでしょうか。
確かにSPAというビジネスモデルで成功しているのだからそうかもしれません。
ただ、「Life Wear」というコーポレートスローガンにあるように、「ユニクロは衣料を生活者に提供するサービス業」だと考えます。
ユニクロはヒートテックにみられるように、日本の一流各種素材メーカーと共同開発したものを手ごろな価格で連発しています。これはまさにイノベーションです。
アマゾンもセラーと共同開発して衣料をアマゾンのプラットフォームで販売しています。
確かにこれは競合するでしょうが、本質的な脅威にはならないと思います。なぜならユーザー(顧客)セグメントが違うからです。それとブランド力。これは衣料においてもECにおいても非常に重要なドライバーです。
今後、いろいろな視点で、ユニクロもアマゾンもその動向が注目されます。
【トップ直撃】アサヒが掲げる「ハイネケン超え」の世界戦略
春山 稔関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科先端マネジメント 学生
聞き手が、ビール市場や飲料市場について知見が乏しいので、みすぼらしい内容の記事になっています。
アサヒのCEOがコメントしていることは、ビジネスの実践上も、経営学的な学問上も全く問題ありませんし、もっともなことだなあと思います。
そもそも、シェアなんて基本的に「ケース」換算でしょう。利益とか販売金額ではありません。
「ケース」から酒税を勘案して、株式市場は企業評価しているのかもしれません。但し、それはアサヒという飲料メーカーを極めて近視眼的にしか捉えていません。ノンアルコール飲料までの事業間シナジーの視点が欠落しているからです。
アサヒの社長のコメントに「顧客が存在するから商品(ブランド)が存在する」というのは、まさにその通りで、企業経営において、マクロ的にいくら人口が縮小しようが、例えば、SCMの合理化その他で十分な利益は確保できると思います。
「ハイネケンをターゲットにしている」というコメントは、社内・外に対して、経営者のビジョンを明確に伝えていると思います。
電気自動車の開発中止=採算合わず-英ダイソン
春山 稔関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科先端マネジメント 学生
自動車産業というのはそれだけ部品点数も含め、多くの協力企業によって成り立っているということでしょう。
愛知県におけるトヨタがそうであるように、デンソーや小糸をはじめとした優良企業がトヨタをハブにして集積しています。
ダイソンのイノベーションは「パワーユニット(モーターやエンジン)」にあると思うのですが、自動車というのは安全性や政府の規制等があり、掃除機のように開発がいかないのででしょう。
英国の自動車といえば、MINIやジャガーなのでしょうが、それらのほとんどがブランドだけを残して、外資になっています。
GMやフォードが下請けになって「ダイソン」の自動車を売り出したら面白いと思うのですが。
渋谷のゴミ問題、「楽しく」解決する方法
春山 稔関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科先端マネジメント 学生
SHIBUYA QWS、楽しそうですね。
大阪でもグランフロント大阪ナレッジキャピタルがありますが、先ず利用者が多いのと既得権益(出資者優先)があるのか、入りたくてもウエーティング状態ですし、使用料が高額です。
それとどうしてもマーケット(対象エリアは西日本までで、起業家や大学/研究者、参加企業など)の限界を感じます。それはそれで立派にやっているのでしょうが、グローバルな視点からすると物足りなさを感じます。
海外からみて日本といえば、やはり東京(少なくとも大阪ではないでしょう)ではないでしょうか。
関西出身の企業でグローバル展開しているところの多くは(例えば日清、パナソニックなど)、少なくともマーケティング機能を東京に移しています。それだけ情報感度が、東京が高いということの表れではないでしょうか。
【玉城絵美】テックと社会の潮流が、自由な働き方を後押ししてくれる
広告の未来、それは「脳」の争奪戦かもしれない
春山 稔関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科先端マネジメント 学生
今更という感じ。
ハーバードのザルツマンが「電脳マーケティング」(邦題)で、f-MRIを使用した広告に関する著作があります。
手短に言いますと、治験者(観察群)にf-MRIを装着し、広告(たぶんテレビCM)を提示し、その反応(認知、記憶、好意度等)を測定しました。
禁じ手になっている”サブリミナル広告(効果)”などはその真贋は別にして、脳へのアプローチです。
今年、コピーライターや広告の作り手で話題になった、「広告コピーのない新聞広告」(広告コピーの代わりにQRコードが印刷)は現代広告のアンチテーゼなのかも知れません。
一方で、カンヌのライオンを獲得した「Fearless Girl」(ウォールストリートに少女の彫像が置いてあるだけ)のキャンペーンは、まさにビッグ・アイディアです。
「脳」の争奪戦とは筆者の専門の哲学的な言い方でしょうが、広告制作の現場では「コンシューマー・インサイトの発見」とそれを呼んでおり、決して新しいものではありません。
広告は形がどうあれ”マーケティングにおける一手段”です。
伝統的な広告表現(ビジュアルとコピー)、伝統的なメディアは、クライアントのニーズに呼応すべく、日々変化しています。
【真相】iPhoneにVISAカードが入らない「深い理由」
春山 稔関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科先端マネジメント 学生
僕はi-Phoneユーザーではないので、アップルカードは使いませんが、”外野”から見ていると結局「ユーザー・ファスト」な企業が勝つのでしょう。
ところで、前々回(?)サッカーW杯のスポンサーを視て驚いたのは、従来の「マスターカード」から「VISA」に変わっていたことでした。
サッカーW杯のスポンサー料は想像もできないくらい高額なはずです。また、契約期間も10年とかの長期になると思われます。
近い将来、「VISA」に代わって「アップルカード」がスポンサーになる日が来るのかもしれません。
マーケティング屋にしてみたら、それはそれで面白いです。(不謹慎?)
公取委、飲食店情報サイトを調査=「不当な押し付け」などの有無確認
春山 稔関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科先端マネジメント 学生
インフルエンサーマーケティングが大流行りです。
食べログ、ぐるなび、前科者のリクルートのホットペッパー等、ユーザーはスマートホン一つでグルメ(お店)に関しての情報を簡単に入手できる時代です。
これらのグルメサイトは飽和状態で、各地域のローカル情報誌も新規参入しています。お店の評価は各サイト(アプリ)で、てんでバラバラ。お店のレビューも経験的に敢て申し上げますと”フェイク”ではないかと疑いたくなります。なので、ユーザーはどれを信じて良いのか分からないようになっています。
これらのサイト(アプリ)はメンバー費(会費)と広告収入で成り立っていますが、大半は広告収入でしょう。なので、特徴を出すためにやたらクーポンや割引といったプロモーションをかけています。
一昔前のような健全な(ユーザーのためになる)情報は今や入手できません。
この際、公取が調査することは情報のクリアリングにつながると思います。
【比較】フォーエバー21とバーニーズ。破綻2社の「違い」とは
春山 稔関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科先端マネジメント 学生
外資であろうが内資であろうが「ビジョン」や「ミッション」を忘れた企業は生活者の支持を受けることができないと思います。
また「財務諸表」のみで経営分析をするのは無理があります。
例えば借入金でレバレッジを利かせるのも、一つの経営テクニックだからです。
キャッシュフロー経営とかEBITA経営とか色んな考え方がありますが、正解は無いと思います。
基本は「顧客目線」(コンシューマー・セントリック)のみです。
Sonyの稼ぎ頭は最早「ウォークマン」や「PS」ではありあません。ICチップやマイクロセンサーをはじめとした「素材」です。「B to B」を否定する気はありませんが、かつての日本を代表する「イノベーター」が、”素材やさん”になっています。これはちょっと寂しい気がするのは僕だけでしょうか?
【新】デジタル時代の勝者になるための「DX戦略」とは
春山 稔関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科先端マネジメント 学生
流石IMDの論客、本質的なことを明快に指摘されています。
マーケティングでも「デジタル」という言葉が闊歩しています。
でも大抵はSNSとかなんとかを効率的・効果的に利用しようとしているだけです。
僕は3年前、教育委員会に呼ばれて、1年間だけ、とある公立高校で教鞭をとっていました。
はじめの頃は大人しくしていましたが、2学期の修了式で校長が「これからは思考力です。考える力を付けなさい」みたいな訓示を生徒にたれていました。
3学期になって「漢文」の授業があり、折角なので漢字の成り立ちとか漢文の合理性とか話をしたかったので、”合理的に考えるクイズ”を「フェルミ推定」で出しました。
授業終了後、教務主任のおばさんが飛んできて「何てことをするの!生徒のノートが真っ白です。あなたは教科書どおり授業をすべきです!!」と怒鳴られました。僕にしてみたら「???」です。校長(その学校のトップマネジメント)が「思考力!」というのですから、「フェルミ推定クイズ」をやっただけです。
ストレスフルなので1年で辞めましたが、ある生徒は「先生、じゃあどんな本を読めばいいですか?」と訊ねてきました。「”もしドラ”なんかがいいのでは」と答えました。
1年間でしたが、僕にとって良い社会勉強になったと思います。(ギャラも良かった!)
NORMAL
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