佐藤 元則

日本人の清潔好きと恥の文化を組み込んだ製品。日本人的発想ですが、極めて先進的な製品に進化しています。今の日本人は、これなしには生活できないのではないでしょうか。

音声アシスタントの性能は悪かったけれど、生成型AIと連携することによって、大幅に改善されるでしょう。音声は入力する手間がない。 曖昧な表現でも、真意を汲んで、質問をしながら的確な回答を生成してくれる、というようなアシスタントが出てくるのが楽しみです。

FinTechへの投資が低調な中、2月の大型調達は8社となりました。全体を通して、融資への投資が多い。収益構造が単純で、利益を出しやすいからでしょう。 インドのPhonePeへの投資は、額が大きいのですが、成長性に期待してのことでしょう。何といっても14億人の人口は魅力的です。

誰が顧客か、顧客は何を望んでいるか、顧客視点で考えられる人が少ないのが今の日本企業。大手になるほど、欠落しています。

ユニバーサルバンクも経営者の舵取りによってここまで悪化するとは。損失、不祥事、幹部交代、訴訟・・・。何が原因で、こういう状況になったのか、今後のために解明する必要があります。

日本人は東洋思想に何らかの影響を受けながら育ってきました。合理性だけでは割り切れないものに共感するのはそのためです。リーダーだけでなく、誰もがその共感性を大切にすることが豊かに生きることにつながると思います。 人との共感、自然との共感、モノとの共感、すべて大切です。

SVBの預金者は守られますが、投資家やSVBに融資している金融機関は保護されません。SVBのすべての関与者が救済されたわけではないという前提で考える必要があります。 預金者のポートフォリオをみると、多くのスタートアップがいる。これを潰してしまうと、革新が止まり経済成長に影響が出ると見たのでしょう。 破綻の影響を即座に考え、行動した今回の措置はそれなりに評価できます。ただルールを破ったことは事実として残ります。

茶道、花道、武道・・・、これらにはすべて東洋思想が入っています。日本人はDNAに東洋思想が組み込まれている。これをうまく活用すれば、もっと明るい社会になるはずです。

SVBのCEOや幹部はなぜ破綻2週間前に自社株を売却したのか。本人はインサイダー取引にならないようSECルールに則って売却したと述べていますが、なぜ売却したのでしょう。破綻を予測していたのではという疑念が湧いてきます。 バイデン大統領は、破綻した銀行幹部の報酬を回収する権限をFDICに与えるよう、議会に求める声明を発表しました。SVBやシグネチャーバンクの預金全額を救済するというのは極めて異例。政府としても、けじめをつける必要があると考えたのでしょう。

経済制裁にも匹敵する、ICCの逮捕状。ICC加盟国を訪問すれば逮捕される可能性があり、行動範囲が限定される。何よりも、プーチンのロシアでのブランドが幼児誘拐で地に堕ちる。 ゼレンスキー大統領が「歴史的だ」とコメントしていますが、まさに歴史に残る決定です。

半導体の製造工程にはさまざまなモノが使われているのですね。日本の4企業がハイエンド素材の世界シェアで4分の3を占めているとは。これは日本の強み。

0.5%の利上げでも、まだ政策金利は3.5%。米国より低い。インフレ圧力が米国より強いことを考えれば、上げ幅はまだあります。 クレディ・スイス懸念や米国の金融事情も考慮しての決断。