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続・自動車メーカーの下請けいじめ
ITmedia ビジネスオンライン
高山 一郎株式会社 山田製作所
自動車メーカー(OEM)が悪とは言わないが、サプライヤ側だけでなく、そちら側への突っ込みも無いと記事のバランスが悪いから「前回」のような「厳しい」コメントが出るのでは? 下請けと言うかサプライヤを潰したら、OEMは部品供給が断たれて困る。だから短期的には殺さず生かさず位が都合が良いのかも知れないし、長期的にそのサプライヤと取引していくのなら将来への投資も含めてコストが決まるかもしれない。前者はサプライヤの使い捨てと同義か。後者は「系列」的扱いに繋がる。いずれを選んでも、OEM自身が存続、成長出来れば良いのだと思う。 コスト低減要求に際して、購買・調達部門と開発、品質部門が密に連携して機能・品質要求を見直していれば良いが、大抵前者だけで単にコスト低減だけを要求しているのではないだろうか。何故その低減が必要なのかが提示されることは希だし、結局最終的には目標コストにならないことが普通で、単に安くしたいからきつめの値を出しているだけ…ではないだろうか。 もちろん、この記事の著者が言うようにサプライヤに現状で満足されては困るのだろうが、比較的新しい部品はともかく、普通の部品の生産工程は既に「乾いた雑巾」であるはずだ。ただ「安くしろ」で安くなるのはそれこそ記事の例のように、これまでがロスの多いものだった場合であって、普通なら安くするには相応の背反が存在するはず。だが、その背反をOEM、買う側は受け入れる準備がされているのかどうか… 過剰なコスト低減は品質の低下を促す…から、サプライヤ側は今のコストが妥当であることを説明するのに労力を割く。これも無駄で、回り回って製品コストに返ってくる。 中国サプライヤのコストを現行サプライヤに提示するのはいいが、何故中国ではそれが可能かを本当に分析できているのか?普通に考えれば中国サプライヤと同じコストなら、品質管理も同等になるが… 更に続きがあるのなら、こういったところに是非とも切り込んで頂きたい。
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