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都知事の発言から消毒液の矢印まで 世界で注目「ナッジ」は感染症予防にも効く
原田 洸総合内科医・医学博士
ナッジは「肘で軽くつく」という意味の英単語に由来しており、人を誘導するためのちょっとした工夫のことです。
足元のテープでの誘導以外にも、例えばトイレの洗面台で手洗いを促す場合には「手を洗いましょう」よりも「隣の人は手を洗っていますか」というメッセージを出すと、社会規範メッセージによる効果で手洗いをする人が増えると考えられます。
また、「飲み会をやめよう」「帰省は控えよう」というメッセージは損失をイメージさせるため逆効果になる可能性があります。「オンライン飲み会をしてみませんか」「オンライン帰省ならみんな安心」といったポジティブなメッセージにすることで、より高い効果を期待できます。
新型コロナ 高齢者向けワクチン 4月12日から接種開始へ 菅首相
関西 & 愛知・岐阜 & 福岡 期限前に解除も 首都圏は継続か 週内に判断へ
原田 洸総合内科医・医学博士
感染の流行や病床の逼迫具合は都道府県により様々であり、行動制限をどうするかは地域の医療体制に応じて判断するべきだと思います。
新規感染者数は緩やかに減りつつありますが、依然として東京では4000人以上、千葉では2000人以上がコロナで入院中です。入院患者数が速やかに減らない理由の1つは、人工呼吸器やECMOを要するほど重症化した人は退院するまで数週間、数ヶ月の単位で時間を要することが挙げられます。
https://www.stopcovid19.jp/
一方で入院を要する人が入院できないという状況は首都圏でも是正されてきており、自宅待機をしている間に亡くなるというケースは減ってきていると思われます。
9年間の就労で医学部「学費タダ」も 医師志望なら知っておきたい金銭事情
接種後死亡の場合は4420万円 コロナワクチン、国が補償
原田 洸総合内科医・医学博士
センシティブなタイトルに見えますが、これは「予防接種健康被害救済制度」というコロナの前から存在するもので、小児期に受ける定期予防接種をはじめ幅広いワクチンに適応されています。同様の制度をコロナのワクチンにも当てはめるということで、合理的な判断といえます。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou20/kenkouhigai_kyusai/
この救済制度は、「万が一の時のセーフティーネットを用意しておくことで、より多くの人に安心してワクチンを接種してもらうための取り組み」と捉えることができます。
以下、厚生労働省のHPより引用です
「予防接種は感染症を防ぐために重要なものですが、極めてまれに健康被害の発生がみられます。万が一、定期の予防接種による健康被害が発生した場合には、救済給付を行うための制度がありますので、お住まいの市町村にご相談ください。」
「副反応には、ワクチンを接種した後に起こる発熱、接種部位の発赤・腫脹(はれ)などの比較的よくみられる軽い副反応や、極めてまれに発生する脳炎や神経障害など重大な副反応もあります。しかし、その副反応はワクチンの接種が原因ではなく、偶然、ワクチンの接種と同時期に発症した感染症などが原因であることがあります。このため、予防接種後健康被害救済制度では、ワクチンの接種による健康被害であったかどうかを個別に審査し、ワクチンの接種による健康被害と認められた場合に給付をします。」
ワクチン接種で死亡したら4420万円支払い 厚労相
原田 洸総合内科医・医学博士
センシティブなタイトルに見えますが、これは「予防接種健康被害救済制度」というコロナの前から存在するもので、小児期に受ける定期予防接種をはじめ幅広いワクチンに適応されています。同様の制度をコロナのワクチンにも当てはめるということで、合理的な判断といえます。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou20/kenkouhigai_kyusai/
この救済制度は、「万が一の時のセーフティーネットを用意しておくことで、より多くの人に安心してワクチンを接種してもらうための取り組み」と捉えることができます。
以下、厚生労働省のHPより引用です
「予防接種は感染症を防ぐために重要なものですが、極めてまれに健康被害の発生がみられます。万が一、定期の予防接種による健康被害が発生した場合には、救済給付を行うための制度がありますので、お住まいの市町村にご相談ください。」
「副反応には、ワクチンを接種した後に起こる発熱、接種部位の発赤・腫脹(はれ)などの比較的よくみられる軽い副反応や、極めてまれに発生する脳炎や神経障害など重大な副反応もあります。しかし、その副反応はワクチンの接種が原因ではなく、偶然、ワクチンの接種と同時期に発症した感染症などが原因であることがあります。このため、予防接種後健康被害救済制度では、ワクチンの接種による健康被害であったかどうかを個別に審査し、ワクチンの接種による健康被害と認められた場合に給付をします。」

【最新版】混乱しないための「ワクチン」7つの疑問
原田 洸総合内科医・医学博士
コロナのワクチンは、副反応に関する不安などが取沙汰される傾向にありますが、そもそもの有効性に着目する必要があります。昨日承認されたファイザー/ビオンテック社のmRNAワクチンは臨床試験で95%という高い有効率を示しています。
人間は、「メリットよりもデメリットを強く感じてしまう」という習性を持っています。ワクチンを接種するか、接種しないかを判断する場合には、接種する場合のデメリットと接種しない場合のデメリットを比較する方が合理的な判断ができます。
接種する場合のデメリットとは接種部位の痛みや倦怠感などの「よくある軽い副反応」やアナフィラキシーといった「非常に稀だが重篤な副反応」があります。接種しない場合のデメリットは、「接種した人よりも20倍、コロナの感染リスクを抱える」ことや「接種した人よりもコロナで重症化しやすい」ことで、ほとんどの方(特に高齢者や基礎疾患がある方)は後者を避けたいと思うのではないでしょうか。
また、妊婦に関して臨床試験のデータは不十分であるものの多くの国で接種可としているのは、後者のデメリットがあまりにも大きいためです。
“感染歴ある人は接種1回” 少なくとも3カ月は免疫持続 仏
コロナワクチンで混乱の現場を経験した在米医師、自らLINE上に接種に関する「相談室」を開設のワケ
原田 洸総合内科医・医学博士
すでに日本の病院でも患者さんから医師宛に多くの問い合わせが来ています。
問い合わせの多くは「ワクチンを受けたほうが良いか?」「どんな副作用があるのか?」「いつから受けられるのか?」といった類の質問です。こういった疑問が生じるのは当然のことですが、対応する事務も医師も時間を取られてしまい、コロナ禍で大変な医療機関へのさらなる負担になっています。
記事にあるように山田先生を中心にLINEボットを作成しており、私もチームの一員として携わっています。よくある質問に対して公的機関の情報や専門家からの見解をもとにした回答を得ることができます。シンプルなものですが、皆さんの疑問をより気軽に解決することができれば幸いです。
●LINE bot「コロワくんの相談室」はこちら
https://line.me/R/ti/p/%40712degpo
埼玉、11人がコロナ変異株感染 10歳未満が6人、同一施設
原田 洸総合内科医・医学博士
感染経路が不明な変異株の報告が散発していることから、今回の事例以外にも既にある程度、変異株が広まっていると考えるのが妥当です。今現在、病院などで行っている一般的なPCR検査では変異株かどうかまで判断できず、どれほど広がっているか判断するのは難しい状況です。
変異株が脅威になるかどうかは、①人から人への感染のしやすさ、②感染した場合の重症化のしやすさ、の2つの軸で判断します。イギリスの変異株は感染のしやすさが5~7割増加することが報告されています。重症化に関してもある程度上昇するという報告もありますが、はっきりとはわかっていません。これらの要素は「人々がどのように行動するか」「どういう人たちの間で感染が広まるか」によって大きく影響を受けるため、純粋なウイルスの性質の変化だけでは判断しにくい、という事情もあります。
なお、イギリスのコロナの新規感染者数はロックダウンによりピーク時の3分の1程度まで抑えられおり、これまでと同様の対応が変異株にも有効であることが示唆されています。

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