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嘘をつく「動機がない」。疑惑の渦中で広津社長が語ったこと
須田 桃子NewsPicks 副編集長 / 科学ジャーナリスト
「線虫がん検査」開発のきっかけとなる論文をものし、強力なリーダーシップでHIROTSUバイオサイエンスの成長を牽引してきた広津崇亮社長のインタビューをお届けします。前半では時に笑顔を見せながらビジネス戦略を語ってくれましたが、後半、論文の疑問点や過去の疑惑報道に質問が及ぶと、徐々に険しい表情に。緊迫した空気が流れました。
特集公開直前の嵐の日に来社された、HIROTSU社の幹部の方々との4時間超に及ぶ面談の模様にもご注目ください。
本特集は本日の2本の記事をもってひとまず終わりますが、今後も取材は続けていきます。月曜から予想をはるかに超える大きな反響をいただき、ありがとうございました。
取材にご協力くださった全ての皆様にも、改めてお礼を申し上げます。

【解剖】「疑惑のユニコーン」を肥大化させたエコシステム
須田 桃子NewsPicks 副編集長 / 科学ジャーナリスト
有名企業とのタイアップや有名俳優が出演するCM、ふるさと納税の返礼品での採用、プロサッカーチームとのスポンサー契約、さらに有名大学との共同研究…‥。
線虫がん検査をそうした側面から知った人にとっては、今回の特集の1〜3回の内容は信じがたいのではないでしょうか。まさにそこに、HIROTSUバイオサイエンスがユニコーン企業に成長できた秘密があるように思います。
一番不思議なのは、過去にも疑義が報じられ、医療関係者の間でも懸念の声がかなりあったのにもかかわらず、HIROTSU社を支えるエコシステムがびくともしなかったこと。取材班では、その理由を探ろうとアンケートを実施しました。
線虫がん検査の問題は、HIROTSU社1社だけの問題ではない。そう確信しています。

【ドキュメント】「線虫がん検査」の知られざる過去
須田 桃子NewsPicks 副編集長 / 科学ジャーナリスト
特集第3回、今日は時計の針を巻き戻し、線虫がん検査のきっかけとなった論文の発表前後の、知られざるエピソードを紹介します。2回目の記事ではHIROTSUバイオサイエンスの研究開発においてなかなか論文のような結果が再現できなかったことを紹介しましたが、実は論文の共著者も再現できていませんでした。
福岡市内で開かれた学会会場で園田医師の発表を聞いたときは、まさに衝撃を受けました。会場には他の記者・メディアの姿はほとんどなく、後日オンデマンドで1週間公開されたものの、気づいた記者は少なかったのではないかと思われます。
園田医師は終始淡々とした口調でしたが、質疑応答にも丁寧に応じ、事実をありのままに伝えようとする意志と覚悟が感じられました。スライドで具体的なデータも示されましたが、広津氏の突然の失踪を受け、困惑しながらも懸命に再現実験に取り組んだ様子がうかがえました。その結果を受け、九州大学のセンター長がくだした判断は非常に合理的だったのではないかと思います。
記事の後半、自動装置開発に携わった企業の関係者の貴重な証言にもぜひご注目ください。

【実録】社員が止められなかった「疑惑のがん検査」
須田 桃子NewsPicks 副編集長 / 科学ジャーナリスト
特集1回目の記事では、線虫がん検査の実態に焦点を当てました。本日の2回目の記事のテーマは、「サイコロを振るような」検査がなぜ世に出てしまったのか。元社員に取材を重ねていくうちに、まさに「日本版セラノス」と言えるような、HIROTSU社の驚くべき内情が浮かび上がりました。
それにしても、世界初のがん検査を開発するという夢を抱いて入社した方々の感じたであろう失望を思うと胸が痛みます。記事に登場していない方を含め、取材に協力してくださった皆様に心から感謝します。
【追記】HIROTSUバイオサイエンス執行役員の水島俊介さんがコメントされていますが、その中で触れられている私の経歴に誤りがあります。依頼を頂き「週刊文春」の書評欄に何度か寄稿したことはありますが、ライターだったことはありません。なお、「再現性の論文」については明日以降の記事で解説する予定です。

【スクープ】世界初の「線虫がん検査」、衝撃の実態
須田 桃子NewsPicks 副編集長 / 科学ジャーナリスト
ユニコーン企業「HIROTSUバイオサイエンス」社が提供する「世界初の線虫がん検査」について取材しました。今日から5日間にわたる特集で、この検査とHIROTSU社の実態に迫っていきます。
少量の尿を提出するだけで15種類ものがんのリスクが判定できるとされるこの検査。しかしその精度については、以前から医療関係者などの間で疑問の声が上がっていました。
がんは命に関わる病気です。「診断」ではなくあくまで「リスク」の判定とはいえ、高リスクの判定を受けた人は大きな不安に陥るでしょう。さらに、医療機関で精密検査を受けるとなれば、多額の費用もかかります。もし検査精度が広告でうたわれている数字を大きく下回るとすれば、見過ごせない問題です。
NewsPicks編集部内で発足させた調査報道チームのメンバーと一緒に、細い糸をたぐり寄せるように、慎重に取材を重ねてきました。ぜひご注目ください。
【追記】もし、スクープなの?と思われた方は、記事の最後にある内部資料のところまで読んでいただけたらと思います。検査の内実がわかるグラフがあるのでじっくりご覧ください。

【検証】太陽系外からの来訪者「オウムアムア」の正体
須田 桃子NewsPicks 副編集長 / 科学ジャーナリスト
太陽系外からやってきて飛び去った不思議な天体「オウムアムア」。名前からしてロマンを感じますが、葉巻のような形状や謎の加速などから「地球外文明の探査機」説を含め、様々な推測が飛び交いました。
それから早6年。正体を巡る議論は今も続いています。これまでの議論の経緯と現状を、国立天文台の渡部潤一・上席教授が「そもそもなぜ太陽系外から来たと分かったのか」というところからわかりやすく解説してくれました。
オウムアウアについて初めて知ったという人はもちろん、発見当初の盛り上がりを覚えている人にも楽しんでもらえる内容かと。
バナーのデザインは、「ディープな科学」でお馴染みの小鈴キリカさん。「探査機」説のイメージにファンタジックな味付けを加えて描いてくれました。

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