前田 直人

会期末が近づくと出てくる野党牽制発言の定番ですが、浮き足立つ人は野党のみならず出てくるでしょうね。解散は大義名分が必要なので、やるとしたら何を問うのか。それを野党が突きつければ、解散のきっかけにはなりうるということです。実際は野党が出すころには、解散するかしないかは固まっていて出してもあっさり否決されておしまいとなることの方がもちろん多いんですが。熱くなってきたことは間違いありません。

維新も統一地方選で数値目標を掲げましたが、政権をめざす政党としてはこれくらいの目標はやはり必要。ほんとうは政権をとりにいく姿勢が強くでるべきなのでしょうが、そうならないのが日本政治の現状ということです。

どういう課金の仕組みを採用するかは、各社ともに、複雑に入り組んだビジネスの根幹なので、そう簡単にはいかないでしょうね。ブルーバッジの問題といい、とっぴなアイデアが無原則に繰り出されていて、欧米メディアにしても「ウィンウィンですよね」とはならない気がします。

自民党と公明党の足元の議席獲得状況をみると、組織力がだいぶ弱っているようです。岸田政権が党内事情で窮地に立たされたときの解散の可能性は残されていますが、議席を増やせるかどうかはギャンブルになると思います。自民党だけでなく、敗北が許されない公明党が練馬区議選で4議席も落選させてしまっていて、いったい何が起きているんだという感じがします。

NHKのテレビ映像をみると、それなりに大きな爆発音が響きました。もしもこれが破壊力のある爆弾だったとしたらと思うとゾッとします。取り押さえられた人物は若いように見えます。遊説会場は漁港とのこと。まだ一報なのでわからないことだらけですが、開かれた有権者との対話の場がまたしても恐怖にさらされたことに、憤りと悲しみを覚えます。

興味深い取り組みですね。コアな長野県応援団を育成できて、その方々とのエンゲージメントをさらに深めていくという方法もありそうな気がします。