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橋本聖子会長、自民に離党届 五輪や国会審議への影響回避
山崎 元経済評論家
>参院議員辞職に関しては「尊い議席は守りたい」と否定した。
議席そものが尊いことと、自分が議席にあることとの区別がついていない。彼女にとって会長職は能力的に不適任だ。
橋本氏個人にとっては、議員の立場や収入が大事だったのかも知れないのだが、そもそもこのポジションを引き受けない方が良かった。彼女にこのポジションを受けさせたかった利害関係者は、何らかの収入源を用意すべきだったのではないだろうか。議員を継続するのは何とも筋が悪い。
全体として「雑な人事」だな。
首相長男と会食の4人処分へ 総務相表明
山崎 元経済評論家
武田総務相は「総務省は適切に業務を行っており、放送行政がゆがめられたということは全くない」と強調したとのことだが、言うのは勝手だが、「適切に業務を行っていたとの判断根拠は何なのだろうか。この人は、何をどこまで調べて,こう言っているのだろうか。
行政判断に関係する相手と汚いメシを食っている時点で大いに不適切なので、よほどの根拠がなければ、業務が適切だったなどとは言えないはずだ。「(我が部下たちは)何度か泥棒はしたけれども、人柄はマジメないい奴なんです…」と強弁しているのとあまり変わらない。立証責任は、総務相・総務省側にある。大丈夫なのか?
どちらも、情けなくなるくらい「ダメ!」な事案だが、口先がダメだった森喜朗氏の女性蔑視発言よりも、行動が(しかも複数回)ダメだった総務省の本事案の方が「より深刻に悪い」印象を受ける。
東証続伸、383円高 米追加経済対策の早期実現に期待
山崎 元経済評論家
金融緩和政策にコロナ対策の財政政策が加わることによって生じた超金融緩和によって株価は上がっており、これ自体に「不思議」は何もない。しかし、貧困層はコロナに罹りやすく失業もしやすく、富裕層は資産が勝手に増えるという状況で「格差」は大いに拡大している。
株価が下がる方がいいということはさらさらないのだが、富(所得だけでなく資産も)の再分配を根本的に強化しないと、社会の平均的幸福度が下がるし、格差への不満から社会が不安定化する心配が出てくる。
「富裕層」に忠告すると、気まぐれに社会貢献するだけでなく、そろそろ社会の仕組みを変えることを真剣に考える方がいいと思う。このままを続けると、そろそろ「富裕でない人々」を手懐けておくことが難しくなるよ!
東証、一時3万円突破 バブル期以来30年半ぶり
山崎 元経済評論家
株価水準としては、かつてのバブル期のように、「それ自体の高過ぎが最大の悪材料だ」という域には達していない。信号に喩えると「黄信号の付き始め」くらいなので、「みんなで渡ると怖くない」という心理があると、まだまだ上昇余地がある。
予想は(もちろん!)当てになりませんが、短期的には、米国の財政支出が決まった辺りで利食い売りが優勢になる局面があるかも知れないと思います。しかし、コロナ問題が続いて政策の流れが変わらない間は株価が上昇しやすい環境が続く。株価形成の過程はバブルっぽいが、相場的には「まだ降りるには全く早い」と思う(保証はしませんが…)。
それにしても、30年以上、3万円の下で証券・運用のビジネスをしていたのかと思うと、些か情けなくなる。ビジネスマンとしての自分の「先の見えなさ」と「転身の鈍さ」に少しがっかりする。
株高値圏、運用資産を点検 分散重視でリスク抑える
山崎 元経済評論家
「日本経済新聞」は日本を代表する経済紙なので少し厳しいことを書きますが、もっともらしいようでいて、全体も細部もあちこちが少しずつ不適切な、資産運用アドバイスとしては典型的なダメ記事です。
問題点を幾つか(全てではない)挙げると、
・相関係数のデータを出しているけれども、国内株と外国株の相関は近年0.47よりもずっと大きい(→リスクの絶対量の管理が重要です)
・株式と債券との分散投資を勧めているけれども、現在の債券の利回りでは内外共に債券を組み込む意味が乏しい。過去20年ー30年のデータで将来を語るのは「これからの意思決定」に対して不適切(「今の状況」をよく見るべき)
・ライアビリティ(潜在的負債)を考えると必ずしも高齢になったことで運用リスクを落とすことが必ずしも適切ではない
・購入時期の時間分散は運用効率を改善しない(その時々の適正額を持つのがいい)
・全体として、運用「商品」の分散を行うと、個人投資家は「自分の運用全体」を把握することが難しくなって、金融機関の不適切な商品セールスに引っかかりやすくなる。実質的な分散投資は大事だが、実践的なアドバイスとして、運用対象は増やしすぎない方がいい
全般的に、日本経済新聞の記事が典型的にダメなときの中途半端(投資家寄りが半分、業界寄りが半分、そして知識が不正確)なアドバイスになっています。長年に亘ってほとんど進歩していない。大変残念です。
本来重要なのは、(1)自分にとって適切な大きさのリスクを持つこと、(2)自分が管理できるシンプルな運用を心掛けること、(3)運用商品のコストに敏感になること、の3点でしょう。(注:もちろん「オルタナ投資」は要らない)
コロナ対策成功せずと専門家組織 トラベル停止期間の延長議論へ
山崎 元経済評論家
そもそも受益者(業界も、利用者も)が不公平で、しかも感染症が問題な時期に人の移動を「促進」する「GoTo トラベル」は、経済政策としても愚策なので、止めた方がいいと思うが、現時点で政府はそうする気はないようだ。もっとも、GoToだけが感染拡大の原因ではないのだろう。
個人としては、感染が拡大していることと、医療供給が逼迫しつつあることを念頭に置いて、自衛しつつ、自分なりの経済活動に励むしかない。(1)衛生管理の徹底(他人への配慮も含めて)、(2)体力の余裕確保、(3)資産面の流動性の確保、くらいを心がけて、慎重に暮らす以外に出来ることは乏しい。社会のために経済を回す必要はないし、さりとて自分に必要な活動を自粛する必要もない。

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