Ishii Jun

ノウハウの提供というのは事業者にとって価値があると思うが、サービスレベルの維持向上をどのように仕組みとして入れ込むかが課題。 品質とスピードのバランスをとろうとすると、事業者に完全に任せてしまっては難しい。

日本だとまだまだコーチを付けることは主流になっていない。 主な原因の一つとして、学生時代の部活動などで受けたコーチングのイメージが強いからではないかと考えている。 部活動でのコーチの役割はどちらかというとティーチングに近いものなので、コーチングの本来の役割とは大きく異なっている可能性が高い。 コーチングは能力がある人が教えるのではなく、相手と対等な立場にたって、一緒に答えを探す、相手から引き出していくことに意味がある。

ディズニーがメタバースから撤退するというのは非常に残念。 メタバースに最も必要な「世界観」を作ることができる数少ない企業だと思うので、完全撤退ではなく機会を伺う形でも続けていってほしい。

ドン・キホーテはただの安売りではなくエンターテイメントも提供しているという自負があるのだろう。 PB商品を持っていなかったら、そもそもそれの実現は難しいと思うので、PBを今まで開発してきたというのは強み。

社員をインフルエンサーにしていく、インフルエンサーを社員にしていくというのは、今後主流になってきそう。 インフルエンサーになりたいという人は増えているが、広告規制やインフルエンサー母数の増加などによって、インフルエンサーとしての活動だけで収益を上げていくのが難しくなってきている。 SNSのインフルエンサーに限らず、テレビタレントなども同じになるのかな。

ドローン配送網をとってもAmazonを倒すことはできないとは思うが、今後のECにとっては非常に重要な要素。 Amazonの強みは配送だけではないが、今後ECの利便性を向上させていくためには、従来の交通網を利用した配送だけでは不十分なのはほぼ間違いない。 ただドローンの場合、ドローン技術だけを上げればよいのではなく、空の交通網インフラ整備、離着陸場所の整備が必要なので、ある程度普及に時間はかかりそう。 限定的な用途、場所であれば活用はできるかもしれない。（山間部、離島など）