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セブンイレブンなど出店数ピークの3割 22年度、賃料増も重荷
日本経済新聞
井口 康孝小売関連@アジア
大きなトレンドで見ると、コンビニはその創業から2000年まで右肩上がりで成長し、2000年代は横ばいの冬の時期でした。その後、2010年から2015年まで大拡大期に入ります。で、今は店舗の改装などが主になり、店舗の実数としてはそこまで増えない横ばいの時期に入ってきているってとこでしょう。2010年代前半の拡大が異常と言えば異常だし、その異常な拡大が今の市場規模を作ったとも言えるのかもしれません。 と言う中で、陣取り合戦は一旦休止し、個店の収益力の強化がこれからの主題になります。ここでは賃料の指摘がありますが、人件費、社会保険、電気代などの経費増があり、パイを奪い合う競争をやっても誰の得にもならない時代になったって事でしょう。 コンビニがインフレの勝ち組になるか、インフレのジレンマにハマるかが注目かとは思います。コンビニは、良くも悪くも安売りのフォーマットではなく、オリジナル商品による差別化も進んでいるので、値上げをしやすい業態ではあります。一方、お客様のお財布の中身は増えてないので、論理的に考えれば、価格を上げれば来店頻度は落ちるし、商品単価が上がれば購入点数が減ります。弁当の値段あげても、ウォーターボトルを持ち歩く人が増えて、飲料を買う人が少なくなったら、トータルの売上は結局一緒、みたいな事が起こると個店の売上は変わらないですよね。 その辺りのジレンマをいかに越えられるかってのが、各社の腕の見せ所かもしれません
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