Picks
34フォロー
13100フォロワー


米中絶判断、WHO反対姿勢 テドロス氏「女性は権利持つべき」 | 毎日新聞
稲葉 可奈子産婦人科専門医 医学博士
WHOの批判が一国の政策になんの効力もないことはHPVワクチンの時に痛感しましたが、『WHOも批判してます!』と世論を動かすには有効なので、こういう見解を即座にだすことはとても大事と思います。
東京、育児休業の愛称は「育業」 イメージ一新狙う
稲葉 可奈子産婦人科専門医 医学博士
『育業』がワードとして浸透するかは分かりませんが、これくらいやや無理矢理にでもマインドチェンジさせていくことはよいと思います。というかそうでもしないとなかなか意識改革されないと思うので。
毎度産休のみで復帰して仕事しながら4人育てている立場からすると、育休のとりやすさと同時に、育児と仕事の両立のしやすさ(フレキシブルな働き方)も大事ということももっと知られてほしいなと思います。
しっかり育休をとって育児に専念したい人もいると思いますが、
育児しつついいバランスでできるだけ仕事もしたい、という人もいると思います。
保育園に入れるかどうか、認可保育園でなくても社内託児所があるかどうか、時短勤務できるか、などがフレキシブルになると、キャリアの中断と育児との二択とならずにすみます。
そして仕事と育児のオンオフがあることで育児ノイローゼにもなりにくいなどメリットもありますが、向き不向きはありますので、それぞれに合ったスタイルで多様な形が可能な社会になっていってほしいです。
米各地で中絶禁止の州法巡り法廷闘争、最高裁の判断転換受け
稲葉 可奈子産婦人科専門医 医学博士
米国の過半数が中絶禁止に反対しているにもかかわらずこのような判断が下されるということに驚きを隠せませんが、
各州の判断にゆだねられるということで、多くの州で女性のSRHR(セクシャルリプロダクティブヘルス&ライツ)が守られることを願います。
ちなみに日本では、経済的事情などで妊娠の継続が難しい場合は人工妊娠中絶を選択することができます。配偶者同意の問題が言われていますが、実際には、DVなどの場合はパートナーの同意が不要です。
一方で、日本は緊急避妊薬へのアクセスにハードルがあり、米国では緊急避妊薬や経口中絶薬という手段はありますが、
いずれにしても妊娠は女性だけの責任ではないのは明らかで、妊娠しても中絶すればいいやなんて思っている女性はおそらくおらず、にもかかわらずやむを得ない時の選択肢を女性から奪うというのは、やはり納得がいかないです。
日本とは宗教や文化的背景も大きく異なるのではかり知れない事情もあるとは思いますが、日本でも、包括的性教育や選択的夫婦別姓など、多くの人が賛同している合理的なことでも、保守系議員さんの根強い反対により実現していないことはありますね。
世界初、経血量がわかる「フェムテックショーツ」開発へ 女性の体調管理に貢献
稲葉 可奈子産婦人科専門医 医学博士
データとしては興味深いですが、
>継続的に計測することで、体調の維持管理に役立てられる
はちょっと言いすぎかと。
量が増えてきたことが数値で可視化されることで貧血に気づける、ということはありえるかもですが、
正確にxxmlと測定できなくても、現状でも、日中でも夜用ナプキンが必要、とか、ナプキン交換が頻繁に必要、とか、かたまりがでる、などから過多月経(生理の量が多すぎること)を疑うことができます。
実際には、量を数値できっちり把握する本人へのメリットはさほどないと思いますが、
技術が思いがけない形で活用されることはありえますし、技術の進歩は期待を込めて見守りたいと思います。
いまだ9割弱の女性が男性に気をつかう…「生理」への理解、進まぬ社会 “個体差”あるため同性からのバッシングも
稲葉 可奈子産婦人科専門医 医学博士
気を使うことが悪いことなのではなくて、
気を使う=周りの理解がない、というわけではなくて、
気を使わずオープンに話すことのが目標ではなく、
・生理のつらさは我慢しなくていい→適切な治療で軽くなる
・個人差がとてもある
ということを、男性も女性もちゃんと知って、その上で、
マウントせずに、しんどい人もしんどくない人も男性も女性も周りに配慮することが大事かと。
そういう話をわたしも企業研修でお話させて頂く機会あり、
研修に取り入れる企業さんも増えてきてますが、
記事にあるようなとんでもないコメントはまだまだ日本の各地であると思われ、生理の「ちゃんとした」理解はもっともっと男性にも女性にも浸透していかないとと感じています。女性の活躍推進には必須です。

【衝撃】勝つための体を、ヴィーガンで作ってきた
稲葉 可奈子産婦人科専門医 医学博士
アスリートは植物性の食材だけでもタンパク質やビタミンなど必要な栄養素を十分とれるように管理コントロールされていると思いますが、一般の人が自己流でヴィーガン食をとるのは時に危険。
ヴィーガンは食物アレルギー対応とは関係なく、思想の問題なので、個人の自由ですが、ヴィーガンがカッコいいと感じるかどうかも個々の感覚によりけりかと。
健康を害さなければ個人の自由でよいですが、親が子供にもヴィーガン食とすることで成長や健康の妨げとなることが実際に起きているので、あまりヴィーガン食をもてはやす風潮は助長しない方がよいのでは、と思います。
そしてヴィーガンの話とはそれますが、牛乳をやめて骨が強くなった、というのは、因果関係をミスリードする書き方かと。
あとヴィーガンはじめたきっかけに、子宮の近くの腫瘍(おそらく卵巣嚢腫かと思いますが)の経験から食事を見直した、とありますが、あくまで個人におけるきっかけであり、食生活が原因で卵巣嚢腫ができるわけではありません。(誤解なきようにの念のための補足です)

NORMAL