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この30年で「時価総額を伸ばした企業」と「減らした企業」の決定的な差
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大西 利佳子コトラ kotora 代表取締役
この30年で時価総額を伸ばしたかどうかの差は、オープンワーク社のデータを使って「オープンネス」と証明されたのこと。 このような証明はデータが正しいことが前提です。 オープンワーク社の利用規約によると、一般ユーザーが投稿した回答について予告なく、掲載可否判断および修正の処理をできることとなっています。同社による可否判断軸の開示はなく、修正したかどうかも開示されません。問い合わせても回答はされません。 著者の方は、オープンワーク社の最高戦略責任者ですが、ご自身も本文で「オープンネスが低い組織というのは、仮に噓の情報や不正があっても、それを第三者が確かめる方法が存在していない」と指摘されています。オープンワーク社と同社が提供するデータは現状ではオープンネスではないと言えます。 同社は採用企業に転職希望の方のデータを使って頂くことが収益源です。同社のデータを使う採用企業の評点を高くし、口コミを取捨選択しているのではないか、同社のお客様以外の企業を当て馬にしているのではないかとあらぬ疑いをかけられぬよう、オープンワーク社のオープンネスが進むことを願っております。 データの正確性、公平性を担保する仕組みは飲食やECを対象に公取、経産省、消費者庁の皆様が主導して検討中ですが、転職市場でも必要なことだと思っています。
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働きがいのある企業ランキング2019【ベスト100・完全版】
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大西 利佳子コトラ kotora 代表取締役
私は長く人材エージェントを営んでおります。転職とは人生を決める一大事です。転職検討中の方は本情報を参考にする方も多いと思います。 ランキング情報を活用するには、もとになっている評点のロジックを知る必要があります。本評点は個人ユーザーが投稿した点数の単純平均ではなく、オープンワーク社独自ロジックです。 例えばユーザーベースは単純平均点は4.16ですが、評点は4.7です。一方、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチの単純平均点は3.90ですが、評点は3.36です。両社の単純平均点は0.26しか変わりませんが、評点では1.34の差が付きます。 評点ロジックは公開されていませんが、ポリシーによると投稿件数が多いと良い評点がつき、逆に数が少ないと良い素点がついていても3点に寄るようであり、他にも独自ルールがあるようです。 上記で比較したバンカメメリルは中小企業ではありませんが、中小企業は投稿数が少なくなります。良い運営で良い評価の投稿がある中小企業も評点が3に近くなり、逆に多い投稿を得る企業は4を超えます。善意の投稿者の意思に関係なく、評点に差がつく仕組みです。 ユーザーは規約やポリシーを読み込んで利用することは多くありません。独自ロジックであるとは思わず、瞬時に数字で判断しますから「大企業のa社の法令順守姿勢は4.5なのに、中小企業b社は3ということは中小企業b社は法令順守姿勢がないんだな」と誤解をするユーザーがいても不思議はありません。同社はこの評点が企業の通信簿と表現しています。口コミ対策に恣意性を加えていない善良な中小企業へのネガティブな情報発信になっている可能性を念頭においていないようです。 また、評点にロジックがあるならば、企業は評点の調整が可能になります。この調整作業も経営努力であるから、評点対策をしている企業が素晴らしいのだと言ってしまえばそれまでではありますが、かつて対策が横行したSEOと同じですね。いずれは対策が横行して働くひとにとって意味のない評点となります。現状でもすでにその傾向が見えかくれします。 オープンワークは元になる投稿者の実在も確認されていない匿名情報です。加えて、ロジックも公開されていない独自格付けです。この評価をもって善悪の判断はできないとの理解が必要だと思います。 本情報は参考程度に良い会社を判断頂きたいと思っております
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