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アマゾンジャパン、読み放題サービス8月開始へ
杉山 智紀アクセンチュア株式会社 Software Engineer
書籍読み放題サービスについては、Googleが昨年サービス終了したOysterから人材を引き抜いたという話があったので、早晩、Googleがこの市場における新たな道を切り拓いてくれるだろうと期待していたのですが、なかなか進捗を聞きません。
結局のところ、今のGoogleには書籍読み放題サービスという低収益事業を新たに行うことが正当化されるような企業風土はないのかもしれませんね。その点、「利益を生み出さない企業」との異名を持っているAmazonの動きはおもしろいです。
本サービスについては、僕は一日一冊かそれ以上のペースで本を読みたいときもあるので、ラインナップ次第では月々の書籍代を大幅に節約できるのではないかと期待しています。
(参考)
Google eats Oyster as online book startups succumb to giants (Mashable)
http://mashable.com/2015/09/22/ebook-subscription-market/#1r1MV_cPr8qk
米国でコンピューター科学が小学校の科目に?
杉山 智紀アクセンチュア株式会社 Software Engineer
日本の小学校にコンピューター科学が科目として取り入れた場合のことを想像してみると、これは僕の想像にすぎないのですが、子ども向けプログラミング言語「Scratch(スクラッチ)」をちょっといじって終わり程度の域を超えることはないのではないでしょうか?これはこれでプログラミングの入門には適しているのですが、こればかりをやっても全体としては「プログラミングってこんなもの」というある種の落胆を抱かせてしまう傾向にあります。それにコンピューター科学を一分野として、小学生に教えられるだけの人材がどれだけ日本にいるのでしょうか?僕はちょっと疑問です。
岩本浩信さんがおっしゃっているように、"コンピューターの核の発想の部分は数学であり、その数学操作を人間の感性で理解可能なレベルで記述する言語がプログラミング言語"であると考えているので、安易に「最先端っぽい教育」に流されるのではなく、まずは基礎として算数を固めていくことを、小学校でやっていくのがよいのではないかと思います。
もちろん、算数教育の中で距離・速度・時間の計算をプログラミングで行ってみる、さらには物理エンジンであるUnityなどを教材として利用し、ある程度までは学校や教員が用意をしておき、生徒がパラメータの一部を操作することによって、物理シミュレーションのアルゴリズムを感覚として理解する程度であれば、ぜひやっていただきたいと考えています。
あとは、プログラミングによってこんなことが可能になるというのを授業で紹介しておき、興味を持った生徒だけが選択授業、あるいはクラブ・サークル活動で発展的内容に取り組んでいくというのが、現実的に考えて、妥当な選択肢であると、僕は思っています。
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追記
僕は優秀な生徒は、より発展的な内容に取り組んでいくべきであると考えています。例えば、算数にしたって『フーリエの冒険』のようなイラストによって単純明快に数学について語られている副読本を利用すれば、小学生であっても大学初年度程度の基礎数学までを習得することは、多くの方が思っているより、困難なことではないと思います。
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追記2
教科の新設はせずに、教科の授業に関連付けて育成する教育案と、妥当な合意に達することができた[1]ようで、安心しました。
[1]06/04 09:08(毎日新聞)http://goo.gl/ghxm0M
米国ニュースメディア、コメント欄今昔物語と最新トレンド
杉山 智紀アクセンチュア株式会社 Software Engineer
良質なコメント欄形成には、「モデレーターの存在」と記事中でも述べられているように「ユーザー間でコメントをチェック」が必要であると考えています。
後者に関していえば、「Good」「Civil(礼節をわきまえている=個人攻撃や中傷表現が含まれない)」の他にも、Facebookや食べログなどで採用されているアルゴリズムを応用することが良質なコメント欄形成に役立ちます。
ただ、新しい評価体系やアルゴリズム導入は、ニュースサイトでは遅々として進んでいないことを考えると、第三者企業が新たにプラグイン形式(拡張機能)として、「良質なコメント欄形成のためのツール市場」に乗り込むのが現実的なのかもしれません。
(以下、参考までに)
[1] How do you build a community of users that give high quality comments on a website? (Quora)
https://goo.gl/eXl731
[2] What are the best online discussion forums for college students? (Quora)
https://goo.gl/iY0Uya
顔認識防ぐ眼鏡:福井・鯖江の商社が販売へ
杉山 智紀アクセンチュア株式会社 Software Engineer
眼鏡で顔認識を防ぐというのは、とても興味深い技術である一方で、Gizmodoの記事(#1)によると、現代の個人認証技術の高まりはすさまじく、Facebookでは、個人のあらゆる特徴を分析対象としているようです。
"認識精度の向上のため、髪の色、服装、ポーズ、姿勢までも分析対象にしているとのこと。LeCunさんはまた、「人が人を認識するのは、顔がすべてではありません。仲の良い知人なら、後ろ姿でもすぐにわかりますよね」とも語っています。"
また、個人認証は写真からだけではなく、例えば、キーボードのストロークによっても可能であるとされています(#2)。オンライン教育において、この技術を応用すれば、Certificationの信憑性が高まることを期待できます。
#1
もう逃げられない。Facebookの顔認証は、顔が見えなくても認識できるらしい (Gizmodo)
http://www.gizmodo.jp/2015/06/facebook_107.html
#2
Matsubara, Y., Samura, T. and Nishimura, H. (2015). Keyboard Dependency of Personal Identification Performance by Keystroke Dynamics in Free Text Typing. Journal of Information Security, 06(03), pp.229-240.
http://www.scirp.org/journal/PaperInformation.aspx?paperID=57901
小中でプログラミング必修に…政府の新成長戦略
杉山 智紀アクセンチュア株式会社 Software Engineer
やるなら徹底的にやりましょう。
200字詰め原稿用紙にせっせと文字を書き詰めていくのも、いい加減終わりにしましょう。WordやExcelくらい小学生で使えるようにしておきましょう。タブレットもいいですが、PCを持たせましょう。小学生や中学生が早すぎるならば、せめて高校生くらいには。
吉田 諭史さんもおっしゃっていますが、プログラミングなんて社会人になったら1ヶ月あれば、それなりにできるようになります。
教師にとっても生徒にとっても、時間という資源は限られています。資源が限られている以上、その使い道が他の使い道と比較して、(広義の)投資対効果が優れているかを熟考する必要があります。何かに資源を使うということは、使えるはずだった他の何かから資源を奪うということに他なりません。
(追記)
せめて、「データ構造とアルゴリズム」には相応の時間を割いていただきたいと思います。『スクラッチで学ぶ プログラムとアルゴリズムの基本』といった入門に適した本もあるので、そういった副読本を適宜使いながら。
これはプログラミングに限らず言えることですが、①誰から学ぶか、②何から学ぶかは、学習者本人の素質以上に重要なものとなってきます。プログラミングを必修にするならば、授業の設計について、また他の科目との関連について緻密に考え、以前の総合学習のような失敗が繰り返されなければと願います。
子供たちは何歳からプログラミングを学ぶべき?
杉山 智紀アクセンチュア株式会社 Software Engineer
小学生の頃に父親と電子ブロックで遊んでいたことを思い出します。
どの程度のレベル感でプログラミングを学ぶかというのは、子供たちの適性で大きく変わってきますが、プログラミングの基本は「条件分岐」と「繰り返し」で、これ自体はそう難しい概念ではないと思います。公教育に取り入れるべきかどうかは置いておいて、現代の電子ブロックといえば、「MESH」でしょうか? 小学生くらいのお子さんを持つ方は、ちょっと調べてみていっしょに楽しんでみてもいいかと思います。
MESH公式ホームページ
http://meshprj.com/jp/
もっと簡単なプログラミング教育玩具であれば、下記もご参考ください。
プログラミングの基礎を学べるおもちゃ(WSJ)
http://jp.wsj.com/articles/SB12074596417245674887704581183683260994782
その他にもすでに多くの方が挙げられているように、Scratchもよいかと思います。ただ、気をつけていただきたいのは、子供たちの学習速度に合わせて、より複雑なものを提供し続けていかないと、子供たちはすぐに飽きてしまい、そうなってしまったら、結局のところ、単なる「遊び」に終わってしまいかねないということです。もちろん、スマホをポチポチしているだけよりは素晴らしいとは思いますが、どうせならもっと高みを目指したらいいんじゃないでしょうか? もちろん子供たちの適性を考えながら。
最近はプログラミングがやたらと持て囃されますが、普段、テレビやパソコン、タブレットやスマホを使っていて、その仕組みを教えるというのも、プログミングに早期に触れさせるのと同じくらい、素晴らしい教育であると思います。
NORMAL
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