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マスク、ダイモン両氏のAI予測と人類の未来
髙橋 宏瑞順天堂大学医学部総合診療科 准教授
面白い議論ですね。ただし、議論は来年末までの話であり、その先については議論されておらず、いずれAIが人類の脳を越えるという点については異論の余地はないのでしょうか。
人類の知能を超えると判断する場合、それはどの様に評価されるのかに興味があります。単純計算の様に機能を切り取って評価すれば、とっくの昔に人類を凌駕しています。また、人類を超える場合、どこまで規制する事ができるのでしょうか?
ロボットが人類の様に感情を持ち、話をする様になれば、ロボットの人権(?)の議論も進むかもしれません。
人類を超えるAI作りは、新たな種を誕生させることに近いのかもしれません。
マイクロソフトとオープンAI、1000億ドル規模のデータセンター計画=報道
髙橋 宏瑞順天堂大学医学部総合診療科 准教授
どんなAIが作られるのか気になります。ChatGPTに予測してもらいました。
1. より高度な言語理解と生成能力:GPTシリーズの次の進化形として、さらに洗練された自然言語処理能力を持つAIの開発を目指している可能性があります。
2. 大規模なマルチモーダルモデル:テキストだけでなく、画像、音声、ビデオなど複数のモードを理解し、処理するAIの開発も目標としているかもしれません。
3. AIによるプログラミング支援:プログラムコードの生成やバグの特定など、ソフトウェア開発を支援するAI技術の向上も視野に入れている可能性があります。
4. 次世代のAIインフラの構築:「スターゲート」のような大規模プロジェクトは、今後のAI開発に必要な高度な計算リソースやインフラを提供することを目指しているかもしれません。これには、エネルギー効率の良いAIチップの開発や、新しいアーキテクチャの研究が含まれる可能性があります。
5. AI倫理と安全性の推進:技術の発展とともに、AI倫理や安全性の確保はますます重要になってきています。スターゲートプロジェクトは、これらの側面にも注力し、信頼できるAIシステムの開発を目指している可能性があります。
楽しみですね!
検出物質、厚労省が発表するとは…4時間半に及んだ小林製薬会見
髙橋 宏瑞順天堂大学医学部総合診療科 准教授
情報をどのタイミングで誰が発表するのかは、正確な情報伝達のために重要ですが、今回の厚労省と小林製薬の間のやり取りは円滑に進まなかったと感じます。厚労省側としても、明らかになった情報を持ちながら公表しないことが国民からの批判を招くことを認識しており、できるだけ早く情報を提供したいという状況だったと推測します。
明らかになった情報が迅速に小林製薬と共有され、小林製薬からの情報公開という方法も考えられましたが、厚労省からの情報提示がなければ納得しないという人々も一定数いると判断されたのでしょう。
情報公開の方法は、厚労省としても特に注意を払っており、情報を迅速に公表することに努めていることは間違いありません。
小林製薬「紅麹」サプリ “未知の物質”は「プベルル酸」か 健康被害との関係は明らかにならず
髙橋 宏瑞順天堂大学医学部総合診療科 准教授
プベルル酸がどの様な健康被害をもたらすのか、また、製造工程で発生しても問題ない物質なのか、それとも検出されるのはあり得ない物質なのか疑問が残ります。また、臨床現場でプベルル酸という言葉を聞く事はまずなく、どの様な健康被害を与える物質なのかわかりません。
プベルル酸が主にアオカビから生成される化合物であることを考えると、紅麹の製造プロセスで意図的に生成されるものではありません。プベルル酸のような特定の化合物が紅麹製品に含まれる場合、それは原料の汚染や製造工程の管理不備に起因する可能性が高く、紅麹菌自体による直接的な産物とは考えにくいでしょう。
プベルル酸が青カビから検出されることを考えれば、今回の事例は青カビが産生するマイコトキシンによる健康被害の可能性も考えられます。更なる調査が求められます。
サプリ摂取、新たに2人死亡確認 紅こうじ使用、死者計4人に
髙橋 宏瑞順天堂大学医学部総合診療科 准教授
紅麹による腎障害がどの程度急激に進行し、どの程度の重症度をきたすものなのか気になります。この記事では「サプリメント内服後に死亡した」と記載されていますが、本当に紅麹の摂取が急激な腎機能の悪化を引き起こし、それが死亡に至ったのかは明らかではありません。
原因と考えられる物質が特定されていない現状、具体的な経過や影響に関する詳細な情報の公開は、同様の事例を防ぐためにも非常に重要です。私たちは、日本全国の様々な病院で症例を集め、そのエビデンスを基にして人類が今回の事例に対処できるよう努力する必要があります。
いずれにせよ、紅麹の摂取が直接的な死因であったかどうかは現時点では明らかではありません。より多くの症例情報の収集と公開が、真実を明らかにするためには不可欠です。引き続き、この問題の調査と研究が求められています。
中卒者、死亡率1.4倍 がん検診の低迷、喫煙が影響か
髙橋 宏瑞順天堂大学医学部総合診療科 准教授
教育水準が低いことと健康状態との間には、実際に多様な関連性が存在すると知られています。この記事に述べられているように、特に教育水準が低い人々が喫煙率が高い環境に置かれる傾向があり、検診や健康への意識が低いことも、考えられる要因です。また、認知症の領域でも、教育水準が低いことは認知症のリスクの一つと考えられています。
日本社会において高等教育を受けることが一般的であるため、中卒者が受ける社会的な圧力やスティグマは彼らの精神健康に悪影響を及ぼす可能性があります。こうした社会的受容の低さは、自尊心の低下や社会的孤立を招き、これがストレスやうつ病のリスクを高める可能性があります。
社会的多様性や社会的受容は、性別や性的指向だけでなく、学歴を含むあらゆる側面で議論され、促進されるべきだと考えます。
小林製薬の「紅麹」サプリ摂取し死亡2人に 厚労省がサプリ3商品の廃棄命令を通知
髙橋 宏瑞順天堂大学医学部総合診療科 准教授
サプリメントの影響を考える時に、まずはサプリメントを飲み始めたタイミングと腎機能が低下し始めたタイミングが一致するのかどうかを確認します。それから、実際に腎臓のどの様な構造にダメージが起きているのかを確認するために、腎生検を行ないます。
今のところ、シトリニンは検出されておらず、原因物質が明らかになっていないので正しい診断方法を明らかにするのは難しいですが、少なくともサプリメントを飲んでいて、サプリメントによる腎障害以外では説明が出来ないという状況なのかどうかは大事なポイントと言えるでしょう。
注意して欲しい点は、紅麹を飲んでいたから全ての人が腎障害になる訳ではないし、紅麹を飲んでいて起きた腎障害の原因が全て紅麹という訳ではありません。正しい診断を行い、正しい治療につなげる事が大事です。
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