前田 智之

さすが、今のGAFAMで唯一の創業者。10年後を見据えて株式市場にも併合せずに、やるべき事をやろうとしてる。日本の大企業サラリーマン社長には絶対にできない。

村上は本番での、アジャスト能力がもの凄い。 今シーズン観戦に行ったけど、緊迫した場面で、変な空振りして、 さすがに力入ってて打てないかな？と思いきや、次の球で快心の見事な逆転ホームラン。 まさに失敗から学ぶを、即時にやれている一流選手。 ビジネスでもこれがやれるかが大事。

先週インドネシアへ海外出張行ってきたが、事前のアプリ登録すれば、ほぼ通常通りの入国。 日本への入国は到着後のPCR検査などで3時間。朝到着便で人が少なかったので、到着時間によってはもっとかかる。しかも事前アプリ登録してるし入国72時間以内のPCR検査での陰性証明も提出。 空港のオペレーションは工夫されていたが、そもそもの必要性に疑問を持った。 コロナ前は1日10万人入国してたので、まだ道半ばだが、ゼロリスク思考から脱却して不要な事を取り除く意思が必要。

在留資格の就労制限をなるべく緩和する事が大事。 例えば、技術人文国際は学歴と職種とマッチング、特定技能は14業種、技能実習は職種が限定、留学は28時間／週まで、と各在留資格には各制限があるが、このウクライナ人の特定活動での就労に関して、受入企業と収入の幅が広がる様な措置をとって欲しいもの。 就労のガイドラインがちゃんと発表されてないから企業が動きにくい。求人が少なければマッチする就労機会を提供できない。 また、これを機会に日本の難民受入も見直した方がいい。 ちなみに2020年の難民認定実績で、ドイツが約6万人、アメリカやフランスが約2万人に対して日本は47人。先進国として恥ずかしいばかり。ゼロリスク思考の国。

経済的には円安のメリットを享受できるインバウンドを早くした方がいいが、その為にも、それ以外の為にも、早急に入国管理関を全体的に改善した方がいい。入国検査に一時期は6時間待ったが、リスクゼロ思考で不要とも思える手続きが多い。これではインバウンドどころではない。 また、国内在留の外国人の在留資格変更申請に時間がかかっていて、一部の外国人の死活問題になっている。 例えば、就職が決まった外国人の在留資格が何ヶ月も出ないので、その間、無給で助けてくれる身内もいないと生活困難になる。 こういうのは、一部だからいいや、ということではない。

日本の空港に着くと5-6時間くらい検疫、入国手続きに時間がかかり、しかも日本の空港は24時間稼働ではなく、夜中1時になると、電気が消えて追い出される。 隔離が必要な指定国を減らして、空港のオペレーションの負担を軽減している途中段階だが、先進国に比較すると緩和のスピードが遅い。

シンガポールもそうだが、各国は自らの意思で政策を決めている感じがする。 日本は他国に追随、もしくは対処療法。 例えば、留学の多くが他国に切り替えて、慌てて対応。 国全体が老化現象で、新しい事を先にやる意欲がない。

「了解」が軍隊チックな言葉って確かに。 上下関係が厳しい会社でよく使ってた。おざなりに使ってた。

根拠のない過剰な安全策を取り続けた結果、40万人の来日待機者を生み出してきた。それに対しての危機感がなく、またもや、過剰な慎重策が優先されていく。このスローな動きは現状と乖離している。 隔離のキャパが心配なら、一定の条件を付けて隔離を撤廃したり、隔離の方法を変えたりするなど、ちょっとした勇気のいる決断ができないから、こうなる。 既にあらゆる分野でジャパンスルーが起きている最中、この様な事ばかりしていると、さらに日本は見放されていく。

約40万人も来日待ちがいるので、手続きはなるべく簡素化すべきで、昨年一時的に入国再開した時の様な水際対策をしたら、国際的にも反感をくらうし、国益にもなりません。 手続きが大変だから、受入人数を制限するのは本末転倒です。 いかに受入できるかのための手続きの運用をするかが大事です。

論理的な根拠のない鎖国を続けて、日本を危機にさせるところだったので、入国再開でひとまずは前進の兆し。 がしかし、1日1000人の入国とまたもや過剰なリスク回避思考だけど、これまで鎖国を続けた弊害で、約40万人の在留資格者を待たせたままという危機感を持って、これから押し進めないといけないです。

鎖国が感染対策にならなく、むしろ弊害が大きい事は経済界や国際社会は、ほとんど誰もが理解している。 日経が良い記事を書いても、日本の国民の大半は企業が損失しようが、未来のブリッジの留学生が来なかろうが、今の製造現場で人が足りなかろうが、自分事ではなく、こんなマンボウの最中に外国人を入れるのは危険だ、という、根拠のない不安感情が蔓延する。　 リーダーが国民に、あなたの生活と国際社会との関係という目線で説明して、開国ムードを作るべきと、リーダーにわからせないといけない。その発端として、まずは経済界から声を上げるしかない。 不安感情ばかりに寄り添って、理解不足の国民を放置して、安易に鎖国を続けて国を停滞させるリーダーを国民が放置してはいけない。