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【筒井康隆】執筆は享楽。作家62年目、文豪の胸の内
NewsPicks編集部
代 麻理子ライター・編集者
60年以上にもわたり、日本文学界を牽引し続けてきた筒井康隆さんからのメッセージ。 筒井さんが描くディストピアや人間の狂気、闇、愛憎の念から「人間とは」の一端を垣間見させてもらってきた私にとっては「夢」のような体験でした。 巨匠・筒井康隆さんが見る、現代と未来とは。なぜこんなにも書き続けているのか。どのような思いで、人間の狂気を描き続けているのか。そして、息子さんを亡くされた胸の内とは。 大げさではなく、生きててよかった……と感激した筒井節の数々を、ぜひご堪能いただけたら幸いです。 (コロナ禍で執筆した作品や、息子・伸輔さんを亡くした思いが、超=私小説として描かれている新刊『ジャックポット』には、本編で紹介した短編以外にも、筒井さんが二十歳の頃の世相を描いた作品や、名人芸である羅列技が光る作品、現実か虚構かわからなくなる作品など、計14作が収録されています。 どこまでが現実で、どこからがフィクションなんだろう……。筒井作品で体感できる、なんとも言えないその感じが本作でも存分に味わえました。おもしろかったなぁ。「ツツイスト」のみならず、筒井作品を味わったことがないという方にもオススメな一冊です)
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