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【仏生山温泉】利用者の8割は地元。自分主体で過ごせる空間
NewsPicks +d編集部
Naraoka ShukoNewsPicks+d 編集統括
銭湯や温泉、サウナなど「温浴」と地域活性化をテーマにした連載も3回を迎えました。 今回ご紹介するのは香川県高松市の仏生山温泉です。 金刀比羅宮の鎮座する琴平とつながっている琴電琴平線の仏生山駅。 高松空港からもアクセスが意外によく、いわゆる温泉街でもないし、THE観光地でもない。 型にはまらない不思議な存在感のあるまちをテクテク歩いていくと、美術館のような、おしゃれな外観の温泉施設が見えてきます。 建築家・岡昇平さんが運営とあって、施設の中に入っても自然光や木材のあたたかみが心地いい。 温泉は源泉かけ流しでややぬるめだったり、ややあつめだったり。 私が感動したのは脱衣所でした。脱ぐとき、着替えるときがなぜか心地いいんです。 たいていの日帰り温泉・銭湯は脱衣所がたいてい狭いし、人とぶつかるのを気にしてしまいがちです。 仏生山温泉は壁一面にロッカーが並び、目の前は中庭をぐるりと囲んだ温泉。 「やらされ感のない空間」という岡さんの思想と温浴施設が溶けあい、裸になる意味合い、リラックス感が増します。 地元の方が多いとはいえ、観光客にもすっと馴染める空間になっています。仏生山というまちの存在感を感じます。
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