ホーム
32フォロー
7フォロワー
【売上高100倍】異端起業家が生み出したECサイトのバズらせ方
NewsPicks編集部
荻野 綸外資系化学メーカー セールスマネージャー
Pin duo duoは確かに安い。ただ普段から中国ECのユーザーとしてコメントするならば、今後も同様にこの勢いを維持できるのかが疑問に思う。 ①目玉商品となるダイソンやアイフォーンなど、確かに友人を集めると徐々に「砍价(値引き)」されていき、最後はほぼただ同然で手に入るという仕掛けに、初めて見た時はとても興奮したもの。が、しかし実際に入手できた人は聞いたことがありません。何人を集めれば良いのかが分からず、次第にネズミ講的な無理が生じてくる。(集めるたびに値引き額が減っていく、最初の1人で半額ぐらい値引きされるが、10人ぐらい集めると値引き額が0.01元になったりする) 大抵の人は、一二回試して「無理ゲーじゃん(笑)」と言って見向きもしなくなる。新規ユーザーの獲得には繋がるかもしれませんが、ユーザーの定着に繋がるかは不明。 ②カジュアルゲームでの値引き、毎回くじ引きで大当たりする仕掛けはもはや射倖心をくすぐることすらない。何分以内に○○元分買えばキャッシュバックする、と言った仕掛けに既にウンザリしてきた。 ③製品の品質が圧倒的に悪い 記事にもあった様に地方の激安下請け業者も大量に参入していて、何度かワンピースやジャケットを安い値段に惹かれて買ってみたものの、糸のほつれが目立つのは言うまでもなく、生地がペラペラ、縫い目がガタガタ、とても外に着ていける様な服ではなく残念ながら速攻で捨ててしまった。「郷村」の若者ならこれを気にせずに着るのだろうか? 確かに今までにない手法で圧倒的なユーザー数の伸びを拓いてきたピンドゥオドゥオでらあるが、ユーザーが飽きずに、多少お得に、でも碌でもないものをつかまされる事が減れば、この勢いが維持されるだろうと考える。その三つの問題を解決できなければこの勢いがどこまで続くか疑問である。
469Picks
NORMAL