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【山田昌弘】脱パラサイトと非正規の賃金アップを実現せよ
Tokiwa Ayukoメディアジーン 副編集長
パラサイト・シングルや婚活といったキャッチーな言葉を世に広めるとともに、人口先細りの日本の行く末に警鐘を鳴らしてきた山田先生にお話を伺ってきました。日本の少子化が進む背景に「非正規雇用の拡大」があるという山田先生のご指摘は、少子化問題が恋愛や親子関係だけでなく、経済とも密接にリンクしていることの端的な証だと思います。
記事にもあるとおり、初めて「少子」という言葉が使われたのは平成4年(1992年)の『国民生活白書』において。山田先生は著書『少子社会日本』の中で、「もし、この白書が真剣に受け取られ、大胆な政策転換が行われていたら、ここまで少子化が深刻化することはなかったろう」と述べておられます。なぜなら1992年という年は、人口規模が大きい団塊ジュニア世代は成人し始めたばかりで、まだ出産適齢期に入っておらず、合計特殊出生率も1991年時点で1.53と、ヨーロッパ諸国と比べても遜色ない水準だったからだ、と。25年前にはすでに少子化が問題視されていながら、これまで効果的な手立てを講じられなかったことは残念としか言いようがありません。
とはいえ、失われた時間を取り戻すことはできませんから、「ではこれからどうしたらいいのか」という視点に切り替えて、できることを着実に実行していくのみだと思います。少子化に効果がありそうな施策として山田先生は「2人目以降の高等教育費を無償化」を挙げていらっしゃいましたが、奇しくも昨日、こんな記事がNewsPicksでも話題になっていましたね。
大学無償化へ「教育国債」…自民が検討方針(読売新聞)
https://newspicks.com/news/2042635
保育イノベーターが描く「子ども中心の街づくり」
Tokiwa Ayukoメディアジーン 副編集長
以前、六本木のまちの保育園の前を通りかかって以来すごく気になっていたので、とても興味深くインタビュー記事を読みました。
保育園は不動産用語的には“嫌悪施設”と言われてしまうのかもしれませんが、そこを松本さんは逆転の発想で「保育園をコミュニティハブに」と考えらっしゃるところが素敵ですね。
都市部ではどこも保育所不足で大変、と「量」の話にばかり目が行きがちですが(折しも来年度の認可園の結果が届く時期なのでなおさら)、保育の「質」(園自体の質だけでなく、地域への貢献など含めた広い意味での質)も決して忘れてはならない視点だと思います。
今年開園予定という代々木公園の園の取り組みにも期待です。
チーム小池が描く、「4年で待機児童ゼロ」実現プラン
Tokiwa Ayukoメディアジーン 副編集長
東京で待機児童(来年度から2歳児クラス)を抱えて働く母の一人です。そろそろ来年度の認可園の合否通知が届くころですが、2歳児クラスはとりわけ空きが少ないので早くも半ば以上諦めモードです。
もしもどこにも入れなかったら、朝の満員電車に子どもを連れてどこぞの無認可園に“越境入園”をするか、それとも夫婦で働き方を見直すか。働く意欲も働かせてくれる職場もあるのに、子どもを産んだだけでこれほど頭を悩まさなければいけないなんて、なんともやりきれない思いです。
それゆえ、小池知事が発表した緊急対策には注目しています。まあ正直なところ「4年後に待機児童ゼロ」では我が家はもう間に合わないんですが(笑)、これから子どもをもつカップルが「保活」とかいう訳のわからない活動に貴重な時間を空費しなくてすむよう(あれほんとに時間のムダだから!)、そして、子どもをもちながら働くという本来当たり前であるはずの日々を何の問題もなく送れるよう、心から願っています。チーム小池のみなさん、ぜひ「実行力」を発揮して頑張ってください。
なお、小池知事が1月25日に発表した「待機児童解消に向けた緊急対策について」の概要については以下に詳しいです。
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2016/09/09/05.html
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