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ゴールデンウイーク客室単価「50%以上高」6割 日経調査
堀口 洋明コアグローバルマネジメント レベニュー・マーケティング執行役員
東京のラグジュアリーホテルはコロナ禍前は7万円程度が一般向けの価格でしたが、現在15万円前後に上がっているのは確かで、コロナ禍前を上回る状況です。
ホテルは需給バランスに応じて価格が変わる変動価格性をとっているという前提と人手不足の現状に加え、以下の要素も考慮していただければと思います。
自動車産業に次ぐ基幹産業となるためにはしっかりと利益を出す必要がありますが、それにはADR(客室平均単価)を優位に上げていく必要があります。ホテルの主な費用であるリネン費・アメニティ費・客室清掃費は利用者数に比例して増えるからです。
また、欧米主要都市との比較で日本のADRの低さも指摘されています。昨年6月ごろに世界各国のヒルトンブランドの価格を調べたことがありますが、日本は金額の順位で下位となっていました。
ホテルや旅館が人手不足でパンク状態 長引いたコロナ解雇の落とし穴
堀口 洋明コアグローバルマネジメント レベニュー・マーケティング執行役員
確かにコロナ禍による人員整理がマイナスに動いたホテル・旅館もあるのでしょうが、それだけでもありません。
コロナ禍以前より、従来人気であったグローバルチェーンでも人材確保が困難な状況が続いました。そういったホテルではコロナ禍はある意味人材不足の露呈を延期させる効果があったとも言えます。そしてさらにここに来ての需要急増が、本来の人員不足を露呈させるに至ったとも言えます。
今後は「人材確保能力」が高い企業が評価される時代になっていくように思います。特に各社が重視している富裕層マーケットをとりにいくには語学も含めてより優秀な人材が必要となりますから。
湯布院の旅館、24万円分の宿泊が前日キャンセル…台湾メディア報道で客から謝罪電話
堀口 洋明コアグローバルマネジメント レベニュー・マーケティング執行役員
ホテル・飲食店などキャンセルを大きな問題として捉えている企業がするべき対策は大きく下記の2点です。
・キャンセル規定を厳しくする(事前決済を強く推奨)
・お客様のキャンセル料の負担を小さくするために保険を使えるようにする
事前決済のみにすることでキャンセルが予防できます。2019年時点で弊社のクライアントホテルのキャンセル率は50%程度。これを20%程度まで減らせれば販売機会ロスを防げますし、本当に泊まる必要があるお客様に迷惑をかけるリスクも減らせます。
事前決済は「予約数が減る」ことを不安視する方が多いのですが、今まで手がけた事例ではその問題は「予約数は減るがキャンセル数も減るので結果として宿泊していただけるお客様の数は変わらない」ことがほとんどです。
ただし、予約したら即キャンセル料がかかる設定はお薦めしません。多くのクライアントホテルで予約とキャンセルのタイミングを分析してもらっていますが、キャンセルタイミングのピークは予約の直後であったりしています。
困る人ががんばるのが鉄則だと思います。
キャンセルの問題を抱えているならぜひ試してみていただきたいです。
リーガロイヤルホテル大阪、米ファンドに売却…営業続けながら大規模改修へ
堀口 洋明コアグローバルマネジメント レベニュー・マーケティング執行役員
プリンスと同じ方向で資産を軽くし運営に注力するのかと思いましたが、この記事ではIHGとの提携にも触れられています。
海外からのお客様を積極的に増やしていこうとすると、海外のお客様に認知度の高いブランドが有利になります。残念ながら日本のホテルチェーンはその点がまだ弱く、結果としてグローバルチェーンに運営そのものを委託したり、あるいは送客の提携をするケースがどんどん増えてきているようです。
Twitterの業界関係者の中には改装がどこまで行えるかに注目している方もいらっしゃいました。もっとも狭いシングルルームで17平米と、50平米と言われる現在のラグジュアリーの基準からは大きく劣っています。約2割を占めるこのタイプの部屋をどうするのか、記事には室数減少への言及は見られませんでしたので、興味深く注視していこうと思っています。

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