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お店が近所にやってくる! 三井不動産が「動く店舗」で打ち出す、買い物体験の新機軸
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
面白い取り組みですが、事業としては変数が多いはず。結局、店舗をもつ事業者が商売として魅力を感じるか、それ以上にエンドユーザーがその購入体験に魅力を感じるるか、が大事だと思います。ゴーストレストランなども出てきている中で、店舗のフォーマットも色々変わっていく中での模索。
Instacartにとってのショッパーアプリではないですが、実際に移動販売をする店舗への(店舗運営ノウハウも含めた)ソフトウェア提供がどこまでできるかが鍵になる気がします。三井不動産としての強みをいかせるのかは不透明ですが、ここからのチャレンジとして、ぜひ近場にきたら体験してみたいですね。

【3分解説】アップルはなぜ、「自動車事業」に乗り出すのか
JR東日本、駅のホーム上にシェアオフィスを開設へ--西国分寺駅と三鷹駅に
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
JR東日本にとって、不動産業は重要なビジネス。たとえば、エキュートやアトレのような「駅ナカ」の施設は、世界的にみても、ユニークでありかつ非常にすぐれたビジネスモデルだと思います。
商業施設でなくオフィス施設としても駅ナカの不動産価値を最大活用する。これからいろいろな駅においてもつくられていくのでしょうが、発想としては空港のラウンジとかと近いのではないでしょうか。
個人的には、駅のホーム上というのはオフィスとしては空間的に頭のスイッチ切り替えが難しく、ひと工夫欲しいところ。まだまだ実験的な取り組みに見えますが、本業の苦しい状況が続くJR東日本にとって新たなビジネスのタネになっていくかどうか。
仕事への満足度、高めるのは「関心」か「環境」か?
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
企業の魅力をあらわす以下の4Pのフレームワークが個人的に好きです。
・Philosophy(理念・目的):組織のビジョン・目的に対する魅力
・Profession(仕事・事業):組織の活動に対する魅力
・People(人材・風土):メンバーと接する事で得られる魅力
・Privilege(特権・待遇):組織に属する事で得られる処遇や特権
本記事はとりわけこのProfession vs Peopleの話、仕事の内容か人かという話に近いと感じますが、これは人によっても違うし、キャリア・ライフステージによっても変わってくるのではないでしょうか。
自分自身を振り返ると、この4Pの中での優先順位も変わってきていますが、その中でPhilosophyを最重要にしているというところは変わりません。Why?に答えられるということは働くうえで最強の心のアンカーだと思います。

【完全解説】なぜ、世界はこんなにも「不平等」なのか?
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
豊富なファクト・データをもとに論考がすすめられており、読み応えのある記事でした。ハラリが『21世紀の人類のための21の思考』の中で、ファシズム≒全体主義の崩壊@1930年代、共産主義の破綻@1980年代、そしてブレグジットやトランプに象徴される自由主義の凋落@2010年代という世界の3つの「物語」の変遷を強調していたことを思いおこします。
ポスト自由主義・民主主義・資本主義はいかなるものになるのか。これは全世界的な問いだと思います。戦争や革命や疫病でしか広がった格差を是正できないのだとすれば、我々が立脚している社会・経済システムは明らかにエラーのあるものだと考えざるをえない。昨今の「社会的民主主義」の主張も、こういう文脈から出てきたものだと思います。
一点だけ、格差を示すジニ係数と人口100万人あたりのコロナによる死者数との相関関係を示すグラフから「格差は命に直結する」は若干性急な結論に思えました(相関関係はあるが因果関係とは違う気がします)。おしなべて大きな政府で社会的福祉、特に教育の仕組みが進んでいる北欧がアメリカやイギリスと真逆になっているのが興味深いです。
「先進国」という言葉の定義は、経済発展を前提にしたもだと思いますが、ある意味世界のロールモデルを示すものでもあるので、今後、その定義を変える必要があるのかもしれませんね。
「Microsoft Viva」発表、“従業員満足度”を向上させるための「EXP」総合サービス 「Microsoft 365」のオプションとしてTeams、Outlook、Wordなどから利用可能に
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
Employee EngagementからEmployee Experience(従業員体験)へ、人事責任者は組織のプロダクトマネージャーへ、という流れはコロナ前からの大きなトレンドでしたが、オンライン前提の働き方が広がる中で、「従業員体験2.0」が求められる、という話を以前noteに書きました。
https://note.com/sonetty/n/n6ff06095cf2b
Microsoftのこの従業員向けの体験プラットフォームは、リモート・オンライン前提での従業員の行動やそれにともなう価値観の変化を鑑みて、従業員(という顧客)とのデジタル接点や価値や体験を管理する、いわば組織のDXプラットフォームだと思います。
Microsoftらしい統合的なプラットフォーム、統合スイートとしてリリースされたプロダクトという印象。Linkedinを買収したときもそうでしたが、自社の圧倒的な資産をいかして、程よくジャンプした新規領域を攻める、そして徹底的に攻めるという、お手本のような事例に思えます。プロダクトの磨き込み次第ですが、長い時間をかけて広がっていきそうな気がします

【山口周】高給≠幸福。あなたは仕事に何を求めますか?
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
「自分株式会社」なるものを意識したときに、CEOとして何が続行や撤退の判断軸になるか≒「幸福感受性」を磨くこと、これが本当に大事だと思います。
自分株式会社を多角化して色々な事業や活動をやるもあり、選択と集中ではないけれど一つの事業を長く続けることに美学を見出すのもあり、もしくは「株式会社」という枠組みではなく非営利化して社会活動に重点をおくもあり。
本文は共感することばかりで類にいとまがないのですが、特にそう思うのは、揺さぶりをかけること、飽きのポイントを見つけること、固定費をあげすぎないこと、の3つでしょうか。
自分の幸福感受性ってさまざまな体験を経てみないと磨かれないですし、できるだけレセプターの感度をあげておく必要がある、つまり適度な「飽き」をちゃんと意識する必要がある。ちゃんと「ハマって飽きて」を繰り返すためにはある程度のアジリティが必要で、その変化に耐えうるように、固定費はある程度コントロールしておいた方が人生の自由度はあがるし、結果として幸福度もあがる。
経営も答えはないですが、人生にはもっと答えがない。ウェルビーイングにつながる自分なりのモノサシをつくっていきたいですね

【営業、技術、企画等】給与が高い人がした「経験」を初公開
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
類を見ない興味深い分析ですね。キーワードで分析というのは斬新。ワードのみなので想像するしかないのですが、逆にそれがさまざまなパターンを想起させて、よりいっそう面白い。
クリエイティブなフリーランスの方でも、自身の時給や報酬をうまくあげていっている方は、スキルや業界などのタグをかけ算して希少性を高めたり、逆提案などをしてお客からの信頼性を高めたりしていますね。
ジョブ型よりメンバーシップ型が主流の日本においては、まだ個別の職種の専門性についての理解がマネジメントにおいて深くないため、各職種での技術や技能をあらわすようなキーワードはあまり多く出ていないという印象。評価の手法やアプローチとあわせて、ここも徐々に変わっていくのではないでしょうか

【猪子寿之】チームラボはこれから「サウナ」で世界を驚かせる

【必読】ストーリーでプロがうなる「漫画10選」
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
個人的な推しは『SPY×FAMILY』と『進撃の巨人』と『風の谷のナウシカ』です。特にもうすぐ結末を迎える『進撃の巨人』は、世界構造としての核心テーマ、「正義とは何であるか」についての掘り下げ方が途方もなく秀逸です(深い部分で『風の谷のナウシカ』と通じるところもあります)。あとリストにはないですが、『ヴィンランドサガ』は結構まわりにオススメしています。
たとえば小説を読むときに、❶文体(スタイル)、❷登場人物(キャラクター)、❸話の筋(ストーリー)、❹趣旨(テーマ)、の4つを意識するのですが、本当にすぐれた小説は❶と❹において独自性があり深い一方で、面白い小説は❷と❸で読者を共感させ引き込みます。いわゆる娯楽小説は後者が重要で、純文学には❶と❹が、つまり独自のスタイルとテーマ性が求められます。
娯「楽」なんだから楽しめればいいじゃん、というのもその通りですが、マンガは日本独自の文化としてユニークで奥深く、せっかくなら深く吟味するのもまたオツ。学生のときに『風の谷のナウシカ』についてレポート書いたことがありますが、『進撃の巨人』は完結したら論考を書いてみたいマンガの一つです笑
「持続可能な社会」を目指すことがなぜ企業価値向上につながるのか
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
社会的な責任を担う(特に海外を中心とした)長期的な視点をもつ投資家や株主にとって、真に価値をもつ企業や製品やサービスの定義が変わってきているという示唆でもあるのでしょう。とってつけたうわべでなく、自社の製品やサービスそのものが、社会コスト<社会的価値になっており、共有価値を創造(Creating Shared Value)することがより求められていく。
サステナビリティも、ダイバーシティ&インクルージョンも、ウェルビーイングも、一見すると何の企業価値との関連性が見いだせないように感じるかもしれませんが、長期的にはそれらが競争優位の源泉になっていくと思います。特に、こうした価値観になじみやすいミレニアル世代が社会の過半数となる2025年あたりからその流れは今以上に加速していくのではないか、と。
直接は関係ないですが、最近、山口周さんの『ビジネスの未来』を読みました。多くの企業が、CSV(Creating Shared Value)どころか、DSV(Destroying Shared Value)していることを意識しなければならない、という言葉にハッとさせられました。本業そのもので社会的価値を生み出していきたいですね
電通、本社ビル売却検討 国内最大級の3000億円規模
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
フランス人建築家の巨匠、ジャン・ヌーヴェルの作品でもあるこの電通本社ビルがどのような資産価値として評価されるか、個人的には興味ありますね。
素材の使い方がうまくて、たとえば同じ「黒」の素材を使っていても、まったく違うテクスチャーを感じさせる。都内だと、そういう風格を感じさせるのは、銀座のエルメスビルや、表参道のプラダビルとか。
象徴的というかエポックメイキングというかアイコニックというか、オフィスビルのあり方を10年後から振り返った時に、時代を画する出来事として語られていくような気がします。そういう意味でも、売却までの間に電通がどのようにこのビルを有効活用するのか、今後どのような形でどこに売却されるのかはぜひウォッチしたいですね。
ANA赤字3000億円強=コロナ禍で過去最悪―20年4~12月期
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
4月の非常事態宣言時に、経営共創基盤の冨山さんが、マクロな日本経済にとっての今後の3つの経済波及と、ミクロな個別企業にとっての今後の3つの時間軸について解説していたのを思い出します。
マクロな日本経済にとっては、①日本の7割を占める「L(=ローカル)の世界」を占めるサービス業、特に飲食業や観光業などの打撃による中小企業の倒産、②これに平行・連動する形でおこりうる「G(=グローバル)」を占める大手企業、特に航空産業などの破綻、③そしてそれらへ融資している金融、特に都市銀行の保有する債権の不良化による金融混乱。①は起こり始めているが、②含めて日本経済はこの連鎖を断ち切りどこで食い止められるか。
一方でミクロな個別企業にとっては、①足元の止血、②数カ月の資金繰り、③数年のスパンでの構造改革、を(平時ではなく)戦時マターとして民主主義的ではなく独裁主義的にトップダウンで平行して進めなければならない。ANAという一つの事例も、足元の赤字ではなく③の構造改革をどこまで水面下で進められているのかが気になるところです。日本経済全体にも影響を及ぼしうると思っています

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