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【解説】なぜツイッターはトランプを「排除」したのか?
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
今回の事象をとても客観的かつ冷静に語ってくれている良記事。大統領という影響力が大きい公的な個人であるからこそ問題になりますが、一個人や一コンテンツが、プラットフォームを健全に運営するためのガイドラインやルールに基づいて警告や削除されるのは然るべきこと。過去のYoutubeなどもわかりやすい例だと思います。
高度な経営判断であったとはいえ、とにもかくにもユーザーの安心安全を優先したということでしょう。中国とは真逆(国家権力によって私企業が過剰に統制される中国と、私企業によって国家権力を象徴する一個人が規制される)の構造であるのも、皮肉に感じます。

【斎藤幸平】本当の気候対策は「脱資本主義」しかない
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
資本主義ではなく民主的社会主義。とりわけ医療や水やエネルギーなど社会のエセンシャルな共有財である「コモン」な部分を市場原理に任せずに(国家や自治体ではなく)市民が主体的に運営に関わっていくコミュニズム。
1930年代に崩壊したファシズム(≒独裁主義)、1980年代に崩壊した共産主義(≒社会主義)・今まさに曲がり角を迎えている自由主義(⇄資本主義)。その先にある未来の世界の価値観を、今の若い世代は追い求めているのだと思います。気候変動に対する対策は、社会のパラダイムシフトを起こす氷山の一角にしかすぎないのだ、と。
資本主義の原理にのっとって動いている営利企業の経営をしている身としてはきわめて難しい問題に感じますが、少なくともうわべのESGではなく、その事業が本当にサステナブルな価値を顧客に(そして結果的に社会に)届けているか、は常に問いかけたいとあらためて思います
リクルートHD、新社長に出木場副社長 4月1日付
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
まわりは今日この話題で持ちきり。規定路線だったとは思いつつも、素晴らしい英断だと思います。楽天にいた身からすると、Yahoo Japanもすごいとは思いますが、今回の件はあらためて、リクルートの強さを象徴する人事だと思います。
リクルートのサクセッションプランは本当にすごくて、7年前くらいに当時の経営企画室長に聞いた話が忘れられません。曰く、1代後、2代後、3代後の社長候補40人ずつの120人のプールが常に更新され続けていて、その候補たちにストレッチアサインメントがされ続けている。指名報酬委員会とかを設けずにこうしたモデルがまわっているのは国内ではリクルートくらいではないでしょうか。
井木場さんがリードしたIndeedの買収は日本のインターネットサービス企業、ひいては日本企業においてあらためてエポックメイキングな出来事だったと思います。当時の1,000億円の投資が、これほどのアップサイドになるとは、当時のリクルートの経営陣も思っていなかったかもしれないだろうなと。このようなすばらしい意思決定や人事が今後もどんどん生まれてくると良いなと思う次第です

【通信】普及タイムラインで制する5G
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
記事の本筋とは直接関係ないですが、AmazonGoのユーザーは「財布のひもが緩む」どころか「財布のひもがなくなる」という点、AmazonnGoはアメリカの同規模のスーパーの約1.5倍を売り上げているという点が興味深い。
昨今のOMO(Offline Merges Online)やXR(VR, AR, MR)などでいうところの「なめらかな」顧客体験(cf. フリクションレス化、スーパーインスタント化)が顧客行動を大きく変えていく、そのうえで5Gがはたす役割はやはり大きい。
5Gの社会実装というと介護や医療などが中心に語られるケースが多いですが、さらに身近なところでも我々は大きな体験の変化を実感していくことになるのではないかと感じました。
ヤフー、ライオン、三菱地所……大企業にも広がる副業容認の流れに思わぬ落とし穴
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
副業をする人も、副収入や自己成長や社会貢献など、動機はさまざまでしょうが、雇用されるのも業務委託ベースで働くのも、その個人の自由として選べることが重要ではないかと思います。ただし、自己管理も含めてそこに責任は伴う。
ものごとは一面からだけですべてはとらえきれないのが常ですし、リスクゼロの世界は単なる理想にすぎない。公助>共助>自助の考えで、自ら一定程度のリスクをとりにいく個人に対しては、選択の自由を与えるのが今の時代・今の流れに合っていると感じます。
アメリカのカリフォルニア州におけるAB5(ギグワーカーを従業員として扱う法案)とProp22(ギグワーカーを個人事業主として扱う法案)のときも思いましたが、実態と乖離しすぎた制度が社会にバグをもたらすことはおおいにあるので、そのあたりをぜひしっかりと見極めていきたいですね。
【無料】ダイジェスト版:2021年の業界・テーマ地図
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
色々と記事を読ませてもらった中で、個人的な興味・関心メモと問いかけの整理↓
▼政治:ポストグローバリズムとポスト自由民主主義
→いかに次の時代の「世界地図」をつくっていけるか? cf. トランプとジョンソンによる分断その後、ファシズム・共産主義・自由主義の次のモデル、長引く米中貿易戦争の行く末、テクノロジーの地政学と世界地図etc
▼経済:サステナビリティとポスト資本主義
→いかに持続的に経済を発展させられるか? cf. 気候変動と脱炭素社会、信用経済と新たな貨幣、交換経済と贈与経済、アフターコロナの経済成長etc
▼社会:ダイバーシティとインクルージョン
→いかに広がる多様性を認め合い受け入れていけるか? cf. ポストトゥルースの時代、マルチアイデンティティ化する個人、コミュニティの再編成と再設計、ニューノーマルと多様化の加速etc
▼技術:産業のDX化と善きデータ至上主義
→いかにDX化の流れを産業の健全な発展にいかせるか? cf. 企業単位から産業単位でのDX化、5G×IoTと「ヒト・データ・キカイ」、AIとシンギュラリティ、バイオテクノロジーの進化etc
▼人間:ウェルビーイングとストーリーメイキング
→いかに意味をつくり幸福であることができるか? cf. 「自由だけど不安」な人生100年時代、アルゴリズムと自由意志、あらたな教育の4C=批判的思考/コミュニケーション/協働/創造性etc
【2021年版】楽天、PayPay、LINE Payの「強み」と「課題」キャッシュレス経済圏拡大中
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
Pay戦争の現在地点まとめ。こうした比較の中で必ず入っていたメルペイを意図的に外したのかが気になるところ。
1ユーザーとしては、スマホ決済は2つまでは使うけれど3つは使わないのが正直なところ。Eat戦争も同様の印象。そういう意味では、やはりPaypayとR-payは圧倒的に強いと思うし、そこを軸にした展開が今後も続くと思います。
オリンピックを見越した政府の政策の影響もおおいにあると思いますが、移動や飲食が制限されている中でやや下火になっているところもあるのではないでしょうか。コロナ禍が収まってきた後のタイミングがさらなる拡大への試金石になるのではないかと思います

【岩澤 脩】SaaSが勝ち残るための「3つの重要トレンド」
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
盲目的に海外のSaaSの動向だけを追うのではなく、国内の事情もよく勘案されている良記事。1業務=1プロダクトの動きやバーティカルSaaSへのフィンテックの融合のトレンドなど、勉強になります。
直近の経営共創基盤の動きなど、地方の中小企業のデジタル支援の動きは待ったなしで今後進んでいく。その中で、国内のSaaSのさらなる普及のカギがパートナー戦略にある、というのは同意します。
SaaSはB向けの業務への深い入り込みが前提となるので、GAFAによるC向けのデジタルプラットフォームの支配のような構造が起こりにくく、国内での今後の生態系の発展はまだまだ続くと思いますし、そこでのビジネス機会はより広がっていくのではないでしょうか。

【仕事の未来】資金調達するマーケターの時代がくる
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
2020年は、ある意味で10年先の未来からのタイムリープとなった1年。仕事のあり方も大きく変わった中で、セールス&マーケは特に大きく職種のあり方や仕事のアプローチが問われた領域かと思います。
営業を生業とする方や2020年に新しい環境に飛び込んだ方は特に試行錯誤されたことでしょう。初対面でかつオンライン上でアイスブレイクし互いに信頼を得ていくのはなかなか困難なもの。
ランサーズでは、全社員の入社理由や今どんな仕事をしているかといった様子をwantedlyで記事化して、社内コミュニケーションやオンライン商談のフックにするようにしましたが、そうした小さくても自分をコンテンツ化できるきっかけは色々なシーンで効果を発揮しています。
テクノロジーに限らず、こうした圧倒的な変化がいつどのように起きるかが全く読めない時代。変化に素早く対応できるような、個人としてのスキルや軸足の掛け算がより重要になっていくと思います。
【名和高司】知らなければ生き残れない。SDGsの「本質」
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
社会価値と経済価値を両立するCSV(ex. ネスレやユニリーバ)。経済価値のついでに社会価値を追求する、ではなく、本業で社会価値を追求することが経済価値につながるというループをつくることがもっとも大事だと思っています。3.11のときに「東北の店舗で決して在庫を切らさないことが何よりも我々の社会使命」と号令をかけて、在庫予測を徹底的に行って東北に衣服を届け続けたというユニクロの柳井さんの考え方が好きです。
働き方(How)ではなく「働きがい(WhyとWhat)」が求められている、というのもその通り(cf. 「decent work」=意味のある・誇りをもてる仕事)。たとえばダイバーシティやウェルビーイングも、Howとしての環境だけではなく、メンバーがそこに集って働く意義や使命を与えることが、結果的に優秀な人材を惹きつけ、それが競争優位性につながり、結果として企業成長をもたらす。
たとえば女性活躍もそうだと思いますが、サステナブルな働き方やサステナブルな生き方を考える際に、「なぜそれを自分たちがやるのか」そして「その先にどういう社会を志すのか」をあらためて問うべき、というエールを受けた気分です。
自分の才能に気づくコツは? 自己認識に欠かせない6つのマインドセット
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
「自分が当たり前に行っているが他人にとっては必ずしも当たり前ではないこと」「一般常識だと感じているものさしに気付くこと」が、自身の才能のタネを発見するコツであるというのは面白い。自分自身のユニークさをメタ認知的に気づくこと=一つレベルをあげた自己認識が大事。
あと、本文で参照されている研究結果として「人の脳は1日に6万個も考えごとをしており、そのうち95%が前日、前々日に考えていたことだったそうです。しかもその80%がネガティブな思考だった」というのも興味深い。未来に向けてポジティブなフィードバックをしてもらうこと、またそういうフィードバックをしてもらえるように、自ら他者に向けてもそういうフィードバックをしていくことも大事ですね

【ヤフー川邊】LINEと統合し、GAFAの対抗軸になる
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
ヤフーのトップとしてだけでなく、菅政権のデジタル庁にとってのアドバイザリー的なポジションも期待される川邊氏。インタビューの内容に通底するものとして、日本の"デジタル敗戦"について語られているのが印象的です。
デジタル庁の発足における菅首相の使命感(マイナンバーの普及率)や川邊さんの「恥ずかしい」気持ち(10万円のオンライン配布)だけでなく、LINEとの統合メリットとして語られている、タイムマシーン経営による新サービス開発の参照元としての"デジタル先進国"韓国。
ヤフーの前CEOの宮坂さんも東京都庁の副都知事として入られているのも何か因縁めいたものを感じますし、ヤフー×LINEの統合の行く末とあわせて、2021年はデジタル庁の取り組みを通した日本全体のデジタル国家としての前進について注視していきたいですね。

【独占70分】三木谷浩史、「これからの楽天」のすべてを語る
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
「楽天は会員サービスです」というのが実は重要で、どんな新規事業も、楽天の会員DBと会員マーケ(≒ポイント)をかけあわせて垂直立ち上げできるメンバーシップの力が楽天のコア。いわゆる楽天経済圏の市場への展開。
インタビューを読んで、三木谷さんの相当な自信を感じました。楽天では新規事業で「デイリーxx」というプロジェクトが社内でよく走るのですが、たとえば7-8年前だと楽天カードも「デイリー1,000」などと声をかけていたのが今やデイリー10,000。楽天モバイルもわかりやすく楽天経済圏のコアになっていくでしょう。
『「サファリ・ラリー」みたいに何が来るかわからないようなこういう時代は、なかなか楽しい』というのも三木谷さんらしい。楽天に在籍していたときに、「戦略とは四次元チェスみたいなもの」とおっしゃっていたのを思い出します。楽天モバイルのその先に見える世界では、中国におけるアリババを超えるような顧客体験や価値を作り出していってほしいと思いますね

【徹底解剖】イーロン・マスクの野望、「脳デバイス」を読み解く
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
究極的には"Ghost in the Shell"の世界。イーロン・マスクは、稀代の起業家・事業家であると同時に、AIの技術応用進化に警鐘をならしてきた思想家でもある。そんなマスクが「脳デバイス」を本気で開発しているということで、とても興味深いです。
実現するうえでの技術的困難はもちろんのこと、倫理的なハードルも含めて、本当に商用化される場合は大きな衝撃と同時に波紋も呼びそうですね。イーロン・マスクほどの思想家であれば、適切な目的用途に応用されると信じますが、世の中にそれが出回るとなるとまた別。ウォッチしていきたいですね。
《マスク氏は、ニューラリンクの最終目標が「AIとの共存」、あるいは「テレパシー」や記憶容量の拡充といった、健康な人の「エンハンスメント(機能強化)」であることを隠そうとはしなかった。》

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