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「25卒」が注目する企業 3位「キーエンス」、2位「NTTデータ」 1位は?
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
アクセンチュアやNTTデータ、富士通、日立、NEC、オービックといったシステム開発・SIerとしての事業をもつ超大手、サントリーやニトリ、エン・ジャパンのように強烈なオーナーがいる大手企業がランクインしていますね。
冷静にみると、日本という市場においてDXはここからまだまだ長い時間をかけて進んでいきますし、特に長い時間をかけた変革を必要とする大手企業を顧客にもつプライムのSIは、今後の安定的な成長が見込まれる。つまり、新卒からすると社会の要請に即している安定路線。
一方で、創業者オーナーが、強烈なカルチャーをつくっている企業もけっこうランクインしているのは意外でした。企業としてのDNA・らしさが明確なので共感を持ちやすい、一方でベンチャーほどリスクはとりたくない、ということか。つまり、新卒からするとらしさに共感できる上記とは別の安定路線。
転職やキャリアアップを前提に考えている、というコメントとは裏腹に、比較的安定路線で企業を選別しているようには感じました。個別のコメントは周囲の流れや同調圧力に左右されることもあるので、真意は別のところにあるのかもしれませんね
【最新版】あなたは大丈夫?実例で学ぶ「ハラスメント判例」
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
ハラスメントの議論がここまで広がっているのは、多様性の時代における「自分らしさ」という現代の価値観の裏返しでもあると思っています。働くということは、自分らしさと社会との接点を見出すことなので、その接点には一定の摩擦・フリクションが生じうる。これが極端に精神的な苦痛につながった場合にハラスメントが生じる。
特にパワハラに関して、配下のメンバーに指摘をするときに気を付けるようにしているのは、ヒトではなくコトについて指摘する、伝えるときは事実と解釈をわけて伝える、そもそもの目標や基準を目的とセットで伝える、ということでしょうか。
ある行動が何かの目標や基準に対してずれている状況に対して、それを補正していくのが上長の役目なのだとすると、人格についてまで言及する必要はないですし、受け止めやすい事実と、それが周りにどう見えたか・影響を及ぼすかの解釈はわけて話すべき。常に実践するのはなかなか難しいですが、意識するだけでも反応は変わると思います。
「情けは人のためならず」は、科学的にも正しかった! 優しい人は損をしない「返報性の法則」とは
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
世の中の経済には、貨幣をベースにした交換経済だけでなく、贈与経済というものが存在する。GDPには換算されていないが、「貨幣」というシステムに置換されることなくやりとりされる経済活動が実は多く存在する。ギフトエコノミー。
贈与においてじつは重要なのは、受け取り手のリテラシーともいわれます。贈与において肝なのは、受け取った側がそれぞ贈与として受け止め、送った相手に返すのではなく、その次につなげていくということ。親子の血縁関係にもとづいて子供にそそぐ・ささげる時間なんかわかりやすい例ですよね。
「pay forward」されたら、それに深く感謝して、また別の・次の世代や相手にpay forwardを繰り返していく。「人の情け」にしっかりと気づいて、贈与の連鎖・バトンをつないでいける人間になっていきたいものです
もしも東京大学がなかったら東大の「虚像と実像」を暴く
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
社会のOSがアップデートされている中で、気づかないまま、もしくは気づいていても対応できないまま、膠着化が進んでいく。虚像と実像が乖離し、イメージだけの表象タワーがねじれを起こし、やがて崩壊していく―。物語としてはよくある構図。
企業社会も似たようなところはあるのではないでしょうか。日本の雇用システム(cf. 終身雇用)、商習慣(cf. ケイレツ)、ビジネスモデル(cf. カイゼン)を象徴する、たとえばトヨタのような企業にも同様の構図はあるのかもしれません。しかし、危機を迎えながらアップデートを続けている。
よくキャリア形成論においては「メタ認知力」、つまり内省することや深く自己認知をすることが問われますが、大学や企業を一つの生物や生命体ととらえたときに、成熟していく中で社会とのかかわりの中で大学・企業のメタ認知力がより問われているようになっているのでしょうね。
「官庁エリートを頂点とするピラミッド的社会は、現実にはすでに過去のものとなりつつある。成熟した社会では、各自が自らの存在証明を求める」
メルカリのスキマバイト「ハロ」開始 ファミマなどで1時間から働ける
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
スキマバイトはタイミーとシェアフル(パーソルグループ)の二強。とくにタイミーは驚異的な伸びをしている。人材サービス市場において最も注目されている市場にメルカリが参入してくる中で、三つ巴の戦いになっていくのではないかと予想します。
ちなみにLINEも2021年にこの市場に参入していますが、存在感は薄い。想定したほど広げられていないのは、B向けの営業力の課題が大きいのだと思います。そういう意味では、メルペイの拡大時につくりあげたB向けの営業組織・事業者の顧客基盤をどれだけメルカリグループとして拡大していけるかがカギになりそう。
初期は手数料無料でサービススタートさせるということで、フリマアプリの市場において、先行していたフリルを後発としてまくっていった作戦と一緒ですね。ただし、今回の場合は先行者たちが相当に先にいっていることと、地道な営業がとても重要になってくることが違いなので、手数料無料とはいえ、そう簡単にはタイミー・シェアフルという先行者をキャッチできるとは思いません。
あと以前、メルカリが本領域への参入を発表したときに↓でコメントしましたが、メルカリが狙う本丸は、この市場での事業拡大というよりも、主に若年層を中心にした信用経済への取り込みだと思います
https://newspicks.com/news/9181607/?ref=user_280855
あなたはどう思う?勤務時間外の上司からの連絡を無視できる法律が海外で制定。「ぜひ日本でも」と待ち望む声
山本理顕さんに米プリツカー賞 建築界のノーベル賞
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
すばらしいですね。理知的だけど、派手な作風ではないし、一般に知られているような代表作というのは少ない。一方で、業界内ではしっかりと評価されているという証左。
日本の国内以上に、国外で取り組みが評価されている日本人建築家は多いですし、1979年に始まったプリッカー賞受賞者を見ると、日本人9人、アメリカ8人、イギリス人4人、フランス3人と、日本人が最多受賞であることはあまり知られていない事実。
山本理顕は絡んでいないですが、代々木体育館からPRADAにいたる表参道のストリートなんて、プリッカー受賞建築家の作品がごろごろあって、建築の意匠のレベルでいったら、世界で最高峰のストリートの一つなのではないだろうか。それくらい、日本の建築は、施工も含めてレベルが高い。日本人としては、あらためて誇らしいですね。
「6時間待ち」を500円でスキップ 飲食店でも「ファストパス」が広がる納得の理由
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
インバウンド需要で訪日客も増え続ける中、オーバーツーリズムに悩む地域を中心に、飲食店・施設でファストパスが広がっていくのは当然の動きかと思います。
一方で、ファストパスを導入したところで、需給のバランスギャップが解消されるわけではないので、いずれダイナミックプライシングを検討することになるのは時間の問題。いわゆる「時価」の仕組み化ですね。
観光客はコスパよりも体験を重視している。一方で、長く通う地元客は過度な値上がりを望んでいない。お店も常連客などに配慮したいはずなので、訪問回数などお店との関係性に応じた価格設計が楽にできるようになると、気持ちのよい体験になるのでは?と思いますね。
億単位のカネが光と音に化ける…東京都庁プロジェクションマッピング 「都立高ボロボロ」「困窮者支えて」の声も:東京新聞 TOKYO Web
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
純粋に東京の中での高層建築でプロジェクションマッピングに適したビルは?という問いでいうと、古くから有名なのは新宿三井ビル。伝説的な近代建築家であるミースが設計したシーグラムビルへのリスペクトも込めて「和製シーグラムビル」なんて呼ばれたりしてますね。東京都庁もマッピング用のカーテンウォールとしては興味深いですね。
組織論でよくいう「安心と挑戦」の理論でとらえなおしてみると、安心がないと挑戦する気がおきない、自己承認があって初めて自己効力感(できる!)が生まれる、ということで、「その前にそもそもやることがあるでしょ」という批判に感じます。
やることが決まっているのであれば、この取り組みでいかに都市の魅力を高めてさらなるインバウンド需要をキャッチして収益を生み出して、その収益を、批判の源泉になっているような取り組みにも回していきます、と言い切ってほしいですね。
UXは「一つの方程式」でシンプルに表現できる
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
UX=u(便益)+e(情緒価値)ーf(フリクション)。サービスUXを改善する上では、まずu(便益)の最大化とf(フリクション)の最小化に取り組み、その上でe(情緒価値)の最大化にも徐々に着手していく。シンプルでわかりやすいですね。
・u(便益)=ユーザーがサービスを使用することで得られる具体的な利益
・e(情緒価値)=サービスがユーザーの感情に与えるプラスの影響
・f(フリクション)=ユーザーがサービスを使う上で体験する障壁や困難
まずはフリクションを最小化して便益を確実にユーザーに感じてもらえるようにする(ex. Bard)。一方で、多少フリクションを上げてでも、便益と情緒価値の総和を最大化しにいくのもアリ(ex. Perplexity)。情緒価値を高めるうえでは、いかに工数をかけずにできるかがカギ(ex. Bing AI)。
最近は本当にフリクションレスなサービスが増えてきている。便益を感じてもらえるようにする、特に他にはない便益をつくってそれを感情的に訴える、ということが重要になっていくように思いますね
渋谷に若者が再び集まりだしていた…渋谷“ミヤシタパーク”で見た「異様な光景」
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
「ミヤシタパークを見ると、まだまだ多くの若者が渋谷にはいるのだと思わされる。渋谷から若者が減ったと思えるのは、たぶん「無料」で居座れる空間が減ってしまったからだろう」「なにかしらの目的がなくてもいることが許されている場所、それがミヤシタパーク」というのが本質だと思う。
吉田修一の『パークライフ』の一節を思い出させますが、ミヤシタパークは秀逸な都市の広場空間。メタバースにおけるキラーアプリケーションが「雑談」である、という話をよくききますが、リアル世界においても、無目的でも滞在できる・集まれることの価値が都市の広場的空間の本質だと思います。
最後の「ミヤシタパークに公共性はあるのか?」というのは深い問い。「公共/public」には、official, open, commonなどの要素が混ざっており、都市における公共性、広場的空間には、常に「誰がつくるのか?誰の・何のためにつくるのか?」という問いがつきまとう。現代的な広場空間を考えるうえで、数十年単位で見ても、ぼくはミヤシタパークはすばらしいスペースだと思います
【挑戦】スタートアップから「老舗銭湯COO」に転身した28歳
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
原宿的文化と高円寺的文化がどう融合しうるのかは興味深いです。それぞれの町に訪れる・暮らす人の雰囲気や価値観は全然違うと思うけれど、2周くらい回ってサブカル・オタク性で相通ずるところもあるのか。Tiktokで60年代リバイバルが起こるようなシンクロニシティ。
銭湯での「サイレントコミュニケーション」というのも面白いと感じました。よく顔を合わせる人と、話すわけではないが挨拶はする。完全無音の環境だと落ち着かなくなるが、軽いBGMがあると仕事がはかどる、みたいな感覚と似ているんでしょうかね。何をせずとも落ち着ける場所がある、という安心。
キャリア論からすると、シンプルに、自分が本当に好きなもの・自分が本当に価値を感じるものを仕事につなげる、という発想。「自分らしさ」は現代のキャリアの価値観におけるミームのようなもの。昨今の生成AIブームの文脈の中で言われる「極端なことをやれ」というコメントにも通じますね。
【観光地獄】インフルエンサーとゴミが激増している
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
「ここに住む人たちは、お金も稼ぎたいけれど、静かな暮らしも守りたい。そのふたつを両立させたいのです」というのが本音なんでしょうね。
オーバーツーリズムの根本にあるのは、需要と供給のバランスが崩れている、価格が安すぎる、ということ。適切なバランスを保つためには、価格を上げた方が良い。たとえば、よく言われるように、お金を出してでも日本の良さを楽しみたいインバウンド富裕層向けのプレミアムな宿・部屋とかが少なすぎる。
一方で、飲食業とかからすると、観光客ではない、ひいきにしている地元・周辺の常連客が利用できない価格にはしたくない、という想いもあるでしょう。利用回数やエンゲージメントによって大胆に価格が変わるダイナミックプライシングのような仕組みがそろそろ出てきても良いと思います。
【真相】脳科学が示す「紙vs.Kindle」論争の答え
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
読み方を左右する、メディアの「アフォーダンス」。電子書籍の強みは「スキミング(≒読み飛ばし)」であり、紙の書籍の強みは「言葉や概念の理解と咀嚼」である。自分も、電子書籍が主流になった中で、あえて紙で買うシーンに気を遣っています。
宇野さんの言われている「遅いインターネット」ではないですが、「アテンションエコノミー」「タイパ」全盛時代に、たしかに紙ベースの「遅い読書」はできなくなってきているように個人としても感じます。
電子書籍と紙書籍の「両読みの脳」が主張されていますが、これは「読む」だけでなく「書く」も同様な気がします。ずっとPCやスマホで仕事していると、考えてアウトプットする際に大局観や深い思考がスポイルされてしまう。あえて紙で書き下すとか、一人ホワイトボードでじっくり描きながら考える。そういう時間を最初からスケジュールに組み込んで意識的に習慣化していますが、けっこうおすすめできます。
驚きの結果? Z世代は、X世代やミレニアル世代よりも仕事でAIを使っていない —— 最新調査
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
いくつかの背景が考えられそうですね。リテラシーが高く役職を得ている層が積極活用している、逆にリテラシーが高くない年代層がリスクを把握せずに盲目的に利用している、それに対してZ世代は仕事では冷静にリスクを見極めながら活用している、など。
ソーシャルメディアが広がり、「情弱(=情報弱者)」という言葉が使われるようになって久しいですが、情報の格差以上にリテラシーの格差が広がっていく一方で、逆にスキルの格差がなくなっていく。
東大の松尾研究室の今井氏の著した『生成AIで世界はこう変わる』でも書かれていましたが、仕事ではAIを使いこなしたうえで小さくても責任をとって意思決定できるようになること、プライベートでは極端なことをやる≒興味をもてる領域でソフトオタクになること、が肝要かと思います。
【躍進】トヨタもサントリーも使う、「Z世代向け就活サイト」
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
最近話題のエシカル就活。業界ではなく価値観を軸に企業を選ぶ、Z世代向けの新たな就活サイト。「私にとっては解決したい課題がまず先にあるのですが、コンサルなのか、商社なのかを選べという状況に違和感を感じて。」というコメントにその問題意識が集約されていますね。
企業分析のSaaSなどでも、業界だけでなく、企業の特性・特徴をあらわすタグやシナリオで分類・分析できるようなSaaSが増えてきたように感じますが、それだけ企業主体での発信も増えて、新たな視点で企業を分析できる基盤が整ってきたということ。
「エシカル」というキーワードが先行してやや勘違いを生んでしまいそうですが、解決したい社会課題やテーマ設定で企業を選ぶ、というのは、「何で企業を選ぶか?」に悩む学生にとっても良い切り口・アプローチではないでしょうか
【新潮流】スタートアップにも「プロ経営者」の時代が来た
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
ベンチャー企業における創業社長からのサクセッション。上場大企業や中小オーナー企業と違い、創業社長の多くは若い世代。企業のフェーズ感がどんどん変わっていく中での意思決定が必要になりますね。
社外取締役からの社長サクセッションという観点で言うと、リタリコも元リクルートの山口氏が社外取締役から社長に就任。就任後は「福祉領域のリクルート」としてさらに経営が前進して事業成長も加速しているイメージがあります。
澤田氏はユニクロやファミリーマートの躍進をリードされてきた経営のプロ中のプロ。このサクセッションによってどのように経営の変革・前進がもたらされるのか、ぜひ今後に注目したいですね
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