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旭化成、デジタル人材を10倍2500人に 学び直しで育成
ユヴァル・ノア・ハラリを「予言者」のように崇める危険性に気づくべきだ
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
ハラリのことを、その影響力をもって「科学ポピュリスト」と批判するのはたやすい。ただ、本件について思うのは、読み手・受け手となる側の情報解釈や思考のリテラシーがとても重要だ、ということです。
世の中にあふれる数多の情報に比べれば、『サピエンス全史』や『ホモデウス』にかかれていることの多くには出典が記されていますし、アカデミックなアプローチに則っている。そこからの推論については、「そういう意見もある」とすることで十分ですし、それを信じるかどうかは受け手次第。
あわせて、ハラリのような知の巨人に、問いを投げかける・その答えを演出するメディア側の意図も大事。報道と討論とエンターテインメントとの境目を意識すること・させることが重要。国内でいえば最近、成田さんのような素晴らしい見識を持つ方がメディアに出るのを見かけるたびに同様のことを感じます。

【核心】天才の相方が面白い
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
自身が建築家を目指していたころ、切磋琢磨して一緒に留学・遊学もした友人と、建築やデザインの本質について話していたときの話。「デザインの本質って、『よりどころ』だと思うんだよな」という言葉が深く残っています。
デザインはアートではないから、常に何かしら満たしたい要件や解きたい課題があるわけですが、この社会要件から物理表現への翻訳のプロセスにデザインの本質があるし、そのコンテキスト(彼のいうところの「よりどころ」)をどう読み取り、伝え、形にしていくかがだいご味になる。
記事中に出てくるローソンPB失敗の話や、イッセイミヤケ・深澤直人の話も、本質的にはこのデザインプロセスの話。深澤直人さんの「アフォーダンス」の原理は、人間行動を喚起する「ひっかかり」みたいなものですが、世の中の名もないデザインの多くがもっている、ユニバーサルデザインの潮流にもつながった大事な考え方。カップにある取手はなぜあの形なのか。
個人的には、イッセイミヤケさんのキャベツ・チェアの話にハッとさせられました。たとえば建築におけるスケッチや、ビジネスでの手書きのメモ。迷いや意思がそのままあらわれる途中段階でのカタチが、完成後のアウトプットより圧倒的にメッセージを伝えるパワーを持つこともある。
デザインそのものを行わずに、常にその傍らにいて、国内外で佐藤オオキさんのデザインのプロセスを客観的に眺め続けてきた伊藤さんだからこそのフラットなやわらかい視点が、滋味深かったです。他ではそうはお目にかかることのできない必見のインタビューですね。

【異変】流出メモから見る、ザッカーバーグの改革の本気度
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
いくらGAFAMの中で業績不調と言われようとも、いまだに圧倒的なシェアと利益率を誇るビジネスを展開している中で、この危機感と変革の動き。表面的な数値だけでは見えないザッカーバーグなりのビューがずっとあるのでしょう。
変化の早いC向け、中でもユーザー意識の加速度的な変化の起こるソーシャルメディアの市場において、足元の危機対応を行いつつ、経営チームを入れ替え、人員を含めてコストを徹底管理し、そして大胆な次の手を打つ。経営者としてやるべきことは矢継ぎ早に行なっている印象です。
それでも生き残れるかどうかと言わざるをえないくらい、Tiktokと中心とした新時代のソーシャルメディアの脅威は強力であり、Z世代を中心としたユーザーの行動変化は本物ということなのでしょう。twitterもユーザー増が止まり出した頃から迷走した印象なので、Facebookの経営の今後の展開を注視したいと思います。

【完全版】トップデザイン集団、nendoの正体
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
「飴玉から建築まで」カバーする領域横断的なデザイナーは珍しい。でも本来、建築も含めて構造物→空間→行動→体験を設計するという基本原理は変わらないし、デザインが民主化されつつある今、当然の流れの一つだと思います。
建築からはじまって地域や都市といったより大きな枠での取り組みにいくケースもあれば、このnendoのように、建築=エクステリアからインテリア、プロダクト、そしてグラフィックスやブランドのような抽象デザインに領域を広げていくケースもありますが、日本ではどちらかというと前者の方が多い印象です。
上記は、日本においては建設という分野が縦割りになっていて施工側のパワーが大きいということもあると思います。ヨーロッパは特にリノベーションが非常に多く、建築や意匠に対する社会的リスペクトも大きいですから、そちらで実績を重ねることができたのも大きいでしょうね。
深澤直人や原研哉のようなプロダクト・グラフィックデザイナーでもなく、隈研吾のような建築家でもなく、IDEOのようなデザインファームの枠組みだけではとらえきれない。nendoが取り上げられることはかなりレアなので、今回の特集、とても楽しみです。
【核心】新規事業開発の困難、どう乗り越えた?経験者の声7選
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
存在そのものが0⇒1であるスタートアップと比べて、企業内の新規事業ではより説明責任が発生するのがゲームの違い。Why This?=目的、Why Us?=価値、Why Now?≒時期、の問いに明確に答える必要が出てきます。
・Why This? ⇒なぜ他の事業でなくこの事業をやるべきなのか?
・Why Us? ⇒なぜ我々がこの事業をやるべきと信じるのか?
・Why Now? ⇒なぜこのタイミングでこの事業を立ち上げるのか?
つまり、事業の目的、ユニークな価値、投資の時期。真ん中はスタートアップも同様ですが、企業内新規では1つ目の事業の狙いや3つ目の投資のフェーズが見えずに、良い企画が進まない・通らないことが多いと思います。
巨大な既存事業と比べてどうしても規模が小さくまた利益を食いつぶすだけに見える新規事業において、売上拡大なのかユーザー獲得なのかLTV拡大なのか採用訴求なのか、目的によって関係者の目線をそろえることが大事です。
またもう一つ、なぜそのタイミングなのか、は抜けがちな観点。責任者からしたら「今やりたい」ですが、市場の環境や経営の状況から逆引きで「今やるべき」の説明⇒説得材料を用意することがあわせて肝要ですね。
職種別「スタートアップで働く」のリアルを知る、中の人の投稿15選
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
ゴールドマンサックスからユニファに転職されてスタートアップに参画された星さんの「常に冷静に、PLAN Bを。」というのは本当にそう。これからスタートアップに参画する人たちへの良いメッセージ。
創業メンバーはパッションで突き進むことが多いけれど、まだ解決できていない社会課題に向き合う分、計画通りに進むとは限らないのがスタートアップ。常に状況も変化する中で、コントロールできる範囲を見極め、それを広げていきながら、常にPLAN BやPLAN Cを用意することが肝要。
今まさにスタートアップへの優秀な人材の流入の波がやってきている中で、そういう方々に活躍いただくためにも、ぜひ上記は意識してもらうと良いポイントだと思います。
約200社の投資先からはユニコーンが14社誕生──GMOが100億円超のフィンテック注力ファンド
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
Fintech企業では金融の側面でリスクマネーではない形の運転資金も必要になる。そういう観点でエクイティ+デットでの支援がスタートアップの本当の成長のペインを解決しているというのは素晴らしいですね。
上記は、ファウンダーである村松氏がGMOペイメントゲートウェイの副社長を兼任しているというところも大きいと思います。Fintechの事業を経営者としても理解しているがゆえにできること。
VCが各社の色を出してスタートアップ投資・支援をしている中でも、GMO-VPはユニーク。未上場時から出資や経営の助言などでお世話になりましたが、ぜひさらにエコシステムを大きくつくっていってほしいですね
隈研吾氏が顧問 サイバーエージェント、“メタバース建築”研究するラボ設立
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
創造は逆境から生まれる。建築は土地の文脈や建物の構造や周囲の環境など、あらゆる「制約条件」があるからこそ、知恵を絞り、そこからイノベーションが生まれる。その2000年以上の歴史は大変滋味深い。
メタバース空間における設計は、制約条件が少なく、リアルでの建築設計とは異なる「ゲーム」だと思います。それを面白くするためには、一定の制約条件をあえて設定することも、アイデアを活性化させるために重要になるでしょう。
60年代のアーキグラムなど、無邪気で夢想的に都市計画と建築設計が結びついていた時代の潮流も想起します。メタ空間での新たな体験がここから生まれるか。「負ける建築」を提唱してきた隈さん、どこまで関与するのかは分かりませんが、今後の打ち出し楽しみにしたいと思います
ミドル世代の8割、スタートアップに転職意欲 民間調査
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
これは歓迎すべき潮流だと思います。8年近くベンチャーの中にいますが、昨今は優秀な方がどんどんベンチャーに流れてきている動きを実感しています。大企業のミドル層の方はスキル的には本当に優秀です。
一方で、マインドセットの面でハードルになるのは、「どこでやるか?」ではなく「誰がやるか?」。会社のアセットが小さい中で、自分の力がダイレクトにシビアにマーケットに試される中で、課題を解決し、難局を突破できるか。
大局的にみると、人材の流動性が高まってきた中で、ベンチャーへの転職しかり、地方を中心とした中小企業への知見提供しかり、「株式会社日本」の人的資本が最大限に活用される仕組みをつくっていくべきと思いますね。ぜひこの潮流はうまくいかしていきたい
「頑張ったのに評価されない」の不満をなくす、働き方が変わる言葉
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
フィードバックの基本は事実→解釈→確認→助言。「こういう事実あったよね」→「こう感じたよ」→「それについてどう思うか」→「こうしたら良いと思う」の順番が大事だと考えています。
関係性が十分にできていれば問題ないですが、それなしに前半をすっ飛ばすと、そもそもの事実認識とか解釈の仕方にギャップがありすぎて、相手が受け止めてくれません。つまり一人よがりのフィードバックになってしまいます。
また、こうした半期や四半期単位での公式なものだけでなく、普段からのフィードバックも重要。個人的に意識しているのは、フィードバックには3種類あるということ。感謝、助言、評価、の3つ。
感謝は「またやりたい」のWillの意志を育て、助言は「これでやれる」のCanの勇気を育て、評価は「しっかりやらねば」のMustの意識を育てます。人や場面によってフィードバックのあり方を変えることも大事ですね

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