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「次々いい考えを出せる人」と「いつも沈黙の人」の決定的な差
橋本 賢二キャリア教育研究家
考える術はいろいろあります。記事で紹介されている組み合わせは手っ取り早い方法の一つですね。
どの方法にしても、とりあえず楽しんでやってみないと使えるようにはなりません。
正解っぽいものを探しているうちは、いい考えは生まれてこないので、失敗ありきでどんどんトライすることが大切です。
ネットで賛否、電通「社員の個人事業主化」 実際に応募・退社した“中の人”の本音
橋本 賢二キャリア教育研究家
リストラと受け止めるか、新しい働き方と受け止めるか、それは本人次第の話です。
自分の名前で活躍できる能力を持った個人にとって、組織のルールは足枷になってしまうことがあります。組織にとっても活躍できる個人を縛ることが離職リスクにつながります。
お互いに中長期的なwin-win関係を作れるなら、個人事業主化は決して悪い話ではありません。ある程度の基盤を持ちながら起業できるので、本人にもメリットがあり、組織にもビジネスの範囲拡大につながります。
個人事業主化が強制されるとリストラっぽくなりますが、選択できるのであれば多様な働き方の一つです。濫用は避けるべきですが、多様な選択肢は個人自律につながります。
面接は応募者を 「見極める」場であると同時に 自社を「魅力づけする」場でもある
橋本 賢二キャリア教育研究家
神戸大服部先生『採用学』でも触れられていたように、の腹のうちを見せるのは、リアリスティック・ジョブ・プレビューとして有効です。これはスタートアップだけでなく大企業も同じです。
採用に関しては、情報の非対称性がなくなりつつあるので、変に偽ると応募者に疑問を抱かれてしまいます。
夢見る応募者の増加は選考コストを高めますし、入社後のリアリスティ・ショックにもつながります。
採用の場面で応募者全員に魅力的であろうとすると、当たり障りのないものになり、相性のいいはずだった応募者への魅力を失います。
どんな仕事も華々しく楽しいことだけではありません。正直に、誠実に苦しみも含めて開示することが、一番の魅力になります。
確実に応募者が減るので、ぜかKPIに据えられて母集団形成に悩んでいる担当者には厳しい決断ですが…。
会社に申請しない人が8割──社員の複業状況を可視化する新サービス パーソルが提供
橋本 賢二キャリア教育研究家
スキル向上やキャリア形成の目的で従業員の副業状態を把握することには意味がないように思います(労働時間管理という点での管理は必要ですが)。
スキル向上やキャリア形成は自己啓発のようなものですが、自己啓発の実態を把握しても、それだけでは会社の事業には結びつきません。副業によって得られたスキルやキャリアをどのように会社の事業に活かしてくれているのかが重要です。
副業で得られるスキルやキャリアは本人のものなので、副業で得たスキルやキャリアが会社に転用して活かせるとは限りません。
会社に言いたくない副業もあるでしょうし、副業が会社での働きに生きるスキルやキャリアにつながるのであれば、1 on 1や人事面談のタイミングで従業員の方からPRすればいいだけのように思います。

【エマニュエル・トッド】「ビジョンなきエリート」が世界を壊す
橋本 賢二キャリア教育研究家
モチベーションなきエリートの危うさは痛感します。
高等教育で知恵をつけているので、手段に過ぎなかったことを目的化して、自分たちの存在意義を作り出し守ることにも長けることができます。
考えや行動の方向性を定めるために、目的やビジョンを持つことはとても重要ですが、一方で、社会が複雑化して価値観も多様化する中で、目的やビジョンを形成しにくい状況もあります。
全人類が共通して向き合うことが望まれるSDGsや気候変動問題などに関しても、社会全体で目的やビジョンを擦り合わせていくことが困難になっています。
エリートには、その困難に向き合う情熱をもって言葉や姿勢を持つことが必要だと考えますが、そこまでの強い意志を持った人が稀な存在になりつつあるとも感じています。

【高原豪久】人は育てられない。育つか育たないかは本人次第
橋本 賢二キャリア教育研究家
自分から成長しようと思う意志を持たない人を育てることはかなり厳しいです。成長は本人のものなので、本人が成長したいと思わない限り、どんな刺激も成長には結びつきません。組織や周りにできることは、成長したいと思わせる刺激です。
高原社長にとっては、取締役会の場がまさにそのような場だったようですが、周りとは年齢も異なり、創業者一族としての周囲からの眼もあって、相当な修羅場経験だったようです。
修羅場を活かすのも本人が当事者意識をどこまで持てるのかにかかっています。その意識も自分の強みを作り出して自分の戦い方を会得できるような行動に結び付けなければ成長にはつながらないので、ここでも組織や周りにできることは、本人に気付きを促すことだけだと思っています。
「教師を再び憧れの職業に」 文科相、検討本部設置を表明
橋本 賢二キャリア教育研究家
子どもたちの人格形成に大きく影響するので、教師を憧れの職業にして質の向上を図ることはおおいに進めるべきです。
何でも学校や教員にお任せしてしまう状態からの脱却が急務です。学校や教員に負担のしわ寄せが起こらないように、行政、地域、家庭、学校、教員それぞれが主体的に担う役割をはっきりさせていく必要があります。
また、教員の質を確保するためには、教員免許の在り方も議論が不可欠です。子どもと関わるための最低限の専門性は必要ですが、学校外との連携が重要になっているので、多様な背景をもつ教員の確保が必要です。特別免許や教員養成の在り方について突っ込んだ議論が必要です。
また、単なる制度的な議論に留めず、社会的なコンセンサスを作る努力も必要です。制度を変えても大人たちの認識が変わらなければ、現場は変わりません。文科省での議論も重要ですが、学校評議委員会やPTAなども使って学校単位で考えていくことも重要だと考えます。

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