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【SPEEDA総研】ベンチャー企業の資金調達とVC
北村 彰株式会社イノベーションラボ 代表取締役
死の谷について  ベンチャー経営の課題として死の谷は様々な状況に生じます。 ・ 当記事掲載にある   研究開発型に多い、製品化の前に資金がショートする場合 ・ 製品サービスの開発を乗り切り、営業を開始したが、   初期ユーザ獲得までは良かったが、次のステップとして   営業が拡大、展開できない場合   例として生命保険の営業を始めた場合、親類縁者を顧客とするまでは   良かったがそれ以上に進めずに苦労するケースが多々あります。   初期ユーザを親類縁者、つまりこれまでお世話になった会社、人に   お願いをする、支援者にお願いをすることは基本です。   初期ユーザの当てがない事業立上げは 死の谷以前です。 ・ 10人規模から20人規模、50人規模、100人規模へ   社員数を拡大するときに生ずる死の谷です。   10人以下であれば互いに顔を見ることも、意思疎通も用意ですが   規模が大きくなるに従って 組織、管理者、などを必要とし、   意思疎通、チームワーク、などに課題が生じます。   20人規模から50人規模になると 分裂が生じ、再度20人規模に   なり、それを繰り返しているベンチャー企業もありました。 など 様々な状況に死の谷は待ち構えています。 死の谷の回避はできず、死の谷に陥った場合の抜けだすアイデア、努力、工夫などが必要になります。
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国内ベンチャーのEXIT動向をみる
北村 彰株式会社イノベーションラボ 代表取締役
IPO企業数ですが、ベンチャー企業として把握する場合、 VCbacked(VC投資先)企業を見る場合があります。 勿論、VC投資を受けずにIPOを実現するベンチャー企業もあります。(株式会社オロなど) 新興市場VCbackedベンチャー企業のIPO数は 2016=30, 2015=55, 2014=40, 2013=34, 2012=30 と多くは無く、 2016年は2012年レベルにあり、2006年=115社の26%レベルです。 IPOの乱造も困りますが、年間全IPO数=100レベルを目標としますと 65から70位はVCbackedが頑張って欲しいと思います。 一方、MAは事業売却を含めてほぼ年間100件くらいです。 ニュースとならないケースもありますから、実態は100以上だと思いますが MA予備軍を見てみますと 2013年までに3億円以上を調達し、2014年以降に資金調達をしていないベンチャー企業は430社あります。 条件を1億円以上にしますと倍増し、879社となります。 2014年以降、3年以上も資金調達を行っていない・・・という状況は 様々な推測ができますが、MAの可能性もあると思われます。 この879社の母数に対して、毎年のMA件数の100をどう判断しますか? 一方で 2016年に1億円以上の増資ラウンドは553件、この553件の 増資ラウンドを実績とした約400社(仮値)のベンチャー企業が2016年に生まれたMA予備軍としますと、毎年のMA件数の100をどう判断しますか? LivingModeとなった企業数を見ますと、もっとMA件数は多くあったも と思います。一方、VC投資社数などがもっと多くならないとMA件数も 多くならないと感じます。 データを少し補足コメントします。 ・2016年の資金調達社数はグラフでは減っていますが、今後、調査が  進み増加してきます。  仮に増加しても2014年,15年,16年と資金調達合計の伸びほどは 増加しておらず、新規投資案件が増加していない傾向が続いています。 ・新興市場IPO,VCbackedのベンチャー企業の会社設立から  IPOまでの期間は おおよそ10年前後(中央値)となっています。  VCbacked企業の方が、Exitまで短期間であり、近年より期間が  短くなっているように感じます。
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