Picks
185フォロー
15073フォロワー


ミクシィ、独自開発の会話AIを搭載したロボット「Romi」を4月21日から一般販売
山崎 俊彦東京大学 大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻 准教授
そういえば、次世代の本命と騒がれたスマートスピーカーはほとんどNPで取り上げられることがなくなりましたが、結局根付いたのでしょうか?私はほそぼそと使い続けていますが。。。
外国からの研究費、開示を義務付けへ…先端技術の流出防止・虚偽報告に罰則も
山崎 俊彦東京大学 大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻 准教授
「先端技術の流出」
国防など他の分野についてはわからないので自分の知っている範囲だけで状況について分析します。
いま、AI研究が花盛りで、なぜ成功したかについて色々と議論・解説されていますが、その中で最も大きな貢献をしたのはGithubを始めとするソースコードやデータセットの公開・共有の考え方。これが広まる以前は論文を読んでシステムを再実装するという大変な手間と、論文に書いていないパラメータを再現できず論文通りの性能が出ないという苦しみが待っていました。いまはGithubなどのおかげでオフィシャルなソースコードを簡単に入手し、その場で実験を再現できます。この恩恵は計り知れません。トップ国際会議・論文誌ではソースコードを公開しているかどうかが重要な加点・減点要素になることもあります。「流出」とは考え方が違うかもしれませんが、「共有・公開」がいまの大きな潮流であることは間違い無いです。
もちろん、前述した国防や暗号、個人情報などに関するものは安易に公開できないものであることも理解する必要があります。
例えば、として。CVPR18で発表した転移学習のコードはスターが300を超え、fork数も60を超えています。
cross-domain-detection
https://github.com/naoto0804/cross-domain-detection
アルツハイマー病進行、AIで予測精度85% 富士フイルム
山崎 俊彦東京大学 大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻 准教授
このようなAIが将来の生活の質を変えてくれることを願っています。
精度について補足。
「MCIの症状を持っていた患者239人のデータを20年夏にAIで解析。2年後にアルツハイマー病に移行するかMCIのままかを予測し、実際の病状と照合したところ、85%の確率で合致したという。」
移行した人としない人の内訳が書いてないのと、「精度」としか書いていないので注意です。例えば移行する人10%、しない人90%とすると何も考えずに「しない」と予測するだけで精度90%になります。
なので、専門的には下記のリンクでお示ししたように適合率P (ポジティブの過検出の少なさ)、再現率R (ポジティブの取りこぼしの少なさ)、F値(PとRの調和平均)、特異度 (ネガティブの取りこぼしの少なさ)などで議論します。なお、業界によって呼び方が変わったりします。
F値 (F-measure)
http://ibisforest.org/index.php?F%E5%80%A4
インスタで偽アカウント相次ぐ 個人情報など盗まれるおそれも
山崎 俊彦東京大学 大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻 准教授
公式確認ができればまだ良いでしょうが、規模の小さいインスタグラマーまでは当然カバーできない話で、ユーザ側のリテラシーも求められます。
まずはアカウント名、フォロワー数、これまでの投稿内容をチェックするとよいです。また、他に類似のアカウントでもっとフォロワー数や投稿数が多いアカウントがないか。公式アカウントも不思議なアカウント名だったりすることもあり、併せて注意が必要です。
また、「見に覚えのない当選通知に引っかかるわけない」と思っていらっしゃる方。結構、インスタでプレゼント企画をしている企業・インスタグラマーがいて、それに応募したひとを向こうも見ていたりするので注意が必要です。
アマゾン、オートロックを“スルー”できる置き配「Key for Business」を国内開始物流パンクの低減なるか?
Spotify、周囲の音や会話の内容を解析してシーンに合う曲を提案する技術--特許取得
山崎 俊彦東京大学 大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻 准教授
「さらに、アイデアの存在を公知の事実にする目的で出願され、登録に至らず公開止まりになるものも少なくない。」
特許として守る程ではないとの判断で審査請求しないものもあります。ほかに公知にする手段としては学会発表してしまうというものもあります。いわゆる防衛的戦略といって、自分たちが守る程ではないけど他の企業に特許化されて自分たちが使えなくなると嫌だなと思ったときにとる戦略です。
一方、音楽の推薦という文脈だとこれまで様々な研究が既に進んでいます。自分の勝手な印象だと中国系企業と大学が強いイメージです(そもそも研究者の数が、という話もありますが)。もちろん、研究論文と違うので実際の精度がどうなのかとかそういうのは議論しなくても特許の申請はできます。

NORMAL