Picks
185フォロー
15089フォロワー



【新】「一億総データアナリスト」の時代がやってくる
山崎 俊彦東京大学 大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻 准教授
このコメントはアカウントを作成すると読むことができます。
「数理・データサイエンス・AI」教育に大きなうねり、教員不足にどう対応するか
山崎 俊彦東京大学 大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻 准教授
言いたいことがたくさんあり、まとまりがない文章になります。ご容赦を。
数理・データサイエンス・AI教育のニーズがどんどん高まっていることは間違いありません。教員の不足については指摘されていますが、年々減る一方の予算の中で人材を確保するのも要易ではありません。予算が増えない中で特定の分野だけに注力するということは「じゃあ、どこを減らす?」という議論になりかねません。それをやらないのが日本の大学のプライドだと思います。
AI特に深層学習を学ぼうとするとそれなりの性能の計算機が必要となります。通常のPCやタブレットでは駄目。規模感がわからないと思うので参考のために申し上げますが、我々の学部生向け実習では全10回の演習のために1人の学生あたりうん十万円のクラウド環境を用意しました。受講生20人です。かかるコストは・・・
さらに、「受験生増が期待できるDSの学部・学科の新設が相次ぐ中、DSを専門とする教員は争奪戦でもある。」というご指摘もあり、それも事実なのですが、DSを専門とする教員であっても家族の事情などにより全国どこにでも動けるわけではない。一部の地域に人材が集中してしまってそれらの地域ではどんなに応募しても採用されないという事態も起きています。せっかく優れた能力を持つのにAIの研究者・教育者であることを諦めた人材を少なくない数知っています。例えば海外の大学で行っているように夫婦揃って研究者の場合両方の就職について責任を持つなど、工夫ができると思います。研究者・教育者ばかりが道ではないのでそのような人材が産業界で活躍することも素晴らしいことだと思います。
講義のようなカリキュラムがあって粛々とすすめるものではどうしても身につくものもそれなりです。熱意を込められる演習の設計や仲間の存在が必要不可欠です。演習のデザインの仕方やラボなど仲間の存在一つで短期間でも国際会議で発表できたり企業さんへライセンシングできるようなレベルまで引き上げることも可能です。必要なのは相談や共に切磋琢磨できる仲間やライバル。
あと、高校までのカリキュラムにどの様に取り込むかについては慎重な議論が必要だと思います。変に受験に向けた対策がなされたり、面白さ・素晴らしさを伝えられずに嫌いな人を生産してしまったり、変な万能感を植え付けてしまったりすることを危惧しています。
アップル、Researchアプリで調査した「耳の健康」研究結果を発表。AirPodsの大音量使用に警告
山崎 俊彦東京大学 大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻 准教授
「WHO推奨の上限値を超える周囲の騒音」
と記載はあるものの、原典がわからなかったので調べてみました。これでしょうかね。これによると、ヘッドフォンなどの利用では70dB以下が望ましいとなっています。
Environmental Noise Guidelines for the European Region (2018)
https://www.euro.who.int/en/health-topics/environment-and-health/noise/publications/2018/environmental-noise-guidelines-for-the-european-region-2018
騒音レベルについてはこちらが参考になると思います。
騒音について
http://www.bgnm.jp/noise.html
ちなみに、ノイズキャンセリング機能が耳に悪影響を及ぼしているのではないかと心配の方もいらっしゃると思いますが、音は波動です。逆位相の波を人工的に生成して文字取りキャンセルしているだけなので、むしろ騒音下でも小さい音量で満足できるという点では難聴リスクを低減していると思います。
再生エネルギー拡大で数千円の電気代上昇…国民の負担額試算
山崎 俊彦東京大学 大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻 准教授
概ね皆さんコストが自分に跳ね返ってくることは許容されているようですね。
そこで不思議なのは、それと同じコストを誰もいまの住宅の改修コストとして払いたがらない事。例えば断熱窓に変えるとかちょっとした工夫だけでそもそものエネルギー消費量が下げられると思うのです。特に賃貸物件は「できるだけ低コストに」と必要最低限のものしかついていません。
先週、こんな動きもあったそうです。
住宅の省エネ基準の義務化へ 議論が再燃
https://htonline.sohjusha.co.jp/0225-1/
一方、なぜ関係者が渋っているのかについても今日詳しい方に教えていただいたのですが、私ごときがここで書いていいのかわからないので割愛。

NORMAL