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中国、24年成長率目標は5%前後 経済モデルの転換目指す
西村 友作中国 対外経済貿易大学 国際経済研究院 教授
政府活動報告を生放送でみていました。
今年の実質経済成長率目標は予想通りの「5%前後」となりました。この理由としては、「雇用と収入増の促進、リスクの防止解消などの必要性を考慮し、第 14 次 5 ヵ年計画と現代化の基本的実現の目標との整合性をはかり、また経済成長の潜在力とそれを支える諸要素についても考慮した」としています。
以前は、経済成長率を8%に維持しなければ社会が不安定化するという「保八」という考えがありましたが、現在は「保五」ということなのでしょう。
特に、コロナ以降において個人消費が伸び悩む中、積極財政で経済の下支えをする必要が続いています。今年も地方専項債の発行額は前年比1000億元増の3.9兆元となり、インフラ投資は増える予定です。また、超長期特別国債を1兆元発行し、一部重要プロジェクトに充てられます。
中国政府は少子化対策に躍起になっているが、厳しい現実に直面している
「爆買い」復活は? 今年の春節、中国人観光客どこへ行く
西村 友作中国 対外経済貿易大学 国際経済研究院 教授
中国人の友人たちの中には、日本で春節を過ごす人が増えてきました。その多くはもともと日本に何回も来ているような層で、団体旅行ではありません。
「中国人観光客が増えない一因が、中国経済の低迷だ。需要減などから、航空便数も伸び悩み......」(記事引用)
これはもう少し検証が必要だと思います。
航空便数が低迷している要因は、人手不足などが原因で日本側の空港の受け入れ態勢が整っておらず、対応できないためだと聞いたことがあります。
「今年3月下旬には航空会社が夏ダイヤに変わるため、日中間の定期便が増える可能性がある。」(記事引用)
すでに一部で発表されていますが、定期便は確実に増えます。もし、中国経済の低迷が要因であれば、明確な回復基調にないこのタイミングで増便されることはないはずです。
中国で「ライドシェアばかり」使われる理由、なぜ「タクシー」を使わなくなったのか
西村 友作中国 対外経済貿易大学 国際経済研究院 教授
確かに、タクシーではなくライドシェアを使う人の方が多いように思います。
その要因の一つが、サービスの質の高さだと思います。タクシーと比較すると、運転手の対応が丁寧です。また、目的地の方向が同じ他人と1台の自動車に共乗する「拼車(相乗り)」などもあり、多様なサービスの中から選択できます(※)。
「ライドシェアが選ばれる最大の理由は、料金が先に確定していることだ」
「ライドシェアは現在地と目的地を入力し、呼び出しをかけた時点で料金が確定する一方、タクシーはメーターにより料金が計算されるため、着いてみないと料金が確定されない」(記事引用)
これは事実と異なります。最も利用されている「滴滴」では、すべてのライドシェアで料金が確定するわけではありません。例えば、写真の中にある「快車」もライドシェアですが、「预估(予測)」と目安が示されています。写真にはありませんが、「専車」「豪華車」などもすべて「预估」です。
「滴滴」でタクシーを呼ぶ場合も、目安が表示されます。また支払い方法も、到着して決済アプリで支払うので、基本的にはライドシェアとタクシーに差はありません。
※ライドシェア進む中国 タクシー難民減る一方で価格8倍サービスも
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00109/00062/
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