ホーム
16フォロー
25フォロワー
「経産省VS文科省 未来の教育論争」(ここに注目!)
佐藤 昌宏デジタルハリウッド大学大学院 Professor
ビジネスチャンスというと「産業界が公教育で儲ける」みたいな即物的な印象に聞こえるな。結果的にそういうこともあるけど、議論の目的ではない。
だから、「ビジネス VS 教育現場」という構図になってしまうんだよ。違うって。これからもっとデジタルテクノロジーが社会インフラになるんだって。社会を構成する要素として産業や教育があるんだって。社会が変わればこれらの要素が変わるのも必然だって。「テクノロジー × 教育現場」なんだって。
もっと大事なこと。学習者が勝手に変わっていくよ。学習者の学びは、学校だけではないんだよ。塾や家庭もあって学校外の学びも沢山ある。まして、インターネットが既に学びのインフラになっている。インターネットはボーダレス。翻訳機能もどんどんあがって海外の学びにいくらでもリーチできる。YouTubeは見たことも聞いたこともない世界をどんどん見せてくれる。だから、学校よりも学習者のほうが先に行っちゃうんだって。勿論、そんな子ばかりじゃないよ。そんな子には「人や場」が必要。
だから「一律じゃなくて個別」なんだって。テクノロジー(ビジネス)か教育なんて不毛な議論はそろそろやめない?「二項対立じゃなくて掛け算」なんだって。文科省×経産省なんだって。
まだまだ、やるべき仕事は多いなあ。。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Q1.教育と言えば、文部科学省だと思いますが、なぜ、経済産業省が出てくるのですか?
A.AIやビッグデータの活用といった技術が進む中で、未来の教育にこうした技術を取り入れることが大きなビジネスチャンスになるからです。舞台は、「エドテック(EdTech)」。最近の教育界のキーワードです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【佐藤昌宏】世界で巻き起こる「EdTechの新潮流」
佐藤 昌宏デジタルハリウッド大学大学院 Professor
沢山のコメントありがとうございました。
モチベーションに関するコメントが多かったので、SXSWedu2016で見た情報を少し追加します。
まず、前提条件として、モチベーションに関する本質的な議論(内発的動機付け等)については、別の場で議論させて頂くとして、ここでは、短絡的なモチベーションとも見える、新しい取組みを紹介します。
■Freshed
http://freshed.urbanarts.org/
NY発のスタートアップ。ヒップホップを活用した学習コンテンツプラットフォーム。ELA(英会話)、社会科を教えている。
SXSWedu2016のセッション様子はこちら(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=xxPwQ4G5jbI
ティーンエージャーとってヒップホップ文化は共通する興味だそうです。正直、はじめは2つの意味でギョッとしました。1つは、単純にヒップホップを教育?!でという驚きと、もうひとつは、教育の既成概念をここまで壊しているのかという驚きでした。勉強のデキる子には向かないのかもしれませんが、格差の激しいNYの公立小中では一定の効果はあるのではと感じました。。
よく考えると、日本でも今話題の歴史学習コンテンツ、「踊る授業シリーズ」もあるので決して不思議ではないですね。
■本能寺の変(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=_b77mjDbips
(関ヶ原の戦いや島原の乱もある)
また、英会話の世界でも、同じ質問を複数繰り返すカランメソッドというものがあり、先日、日本の小学校で聞いたメトロノームのリズムに合わせて発音するメトロラーニングというメソッドもあるので、ヒップホップを活用したメソッドも十分あり得ると感じてきました。
また、ダンスの要素も記憶には効果があるとのこと。
■記憶を高めるには軽運動が有効! 筑波大学
https://www.tsukuba.ac.jp/wp-content/uploads/150611soya_rakwal1.pdf
これらのような科学的な根拠に基づく処方箋があれば、テクノロジーやコンテンツで薬を調合することは、それほど難しいものではないかもと思っています。
NORMAL
投稿したコメント