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コロナ飲み薬「年内にも実用化の可能性」菅総理
テレ朝news
山田 悠史マウントサイナイ大学病院 米国内科専門医
実用化されるかどうかは、あくまで第3相試験の結果次第となります。現在実用化されている全てのワクチン、抗体薬などと同様ですが、治験が完了し、その結果を見るまでは実用化を論じることは難しいと思います。安全性と有効性が確認されてはじめて土俵に立てます。 また、稀な副作用については、臨床試験でも十分評価ができないことから、さらなるデータの蓄積も必要となるでしょう。いずれにせよ、まだまだ乗り越えるべき壁は数多く残されています。 ファイザーの飲み薬は、すでにHIVに使用されているリトナビルと新たに作られたコロナウイルスが体内で増えるのに鍵となる酵素の働きを抑える薬を合わせて投与するというもので、新型コロナウイルスをターゲットにして働くことが期待されることから、これまで使用されてきた薬剤よりも高い効果が期待されています。 一方、メルクの開発する飲み薬は、ウイルスのRNAに変異を起こさせ、最終的にウイルスの複製を防ぐという新しい働き方を持つ薬になります。こちらも新型コロナウイルスをターゲットにして開発されたため、高い効果が期待されています。 しかし、これはあくまでまだ机上や実験室での話であり、本番の結果はこれからです。例えば、リトナビルには嘔吐や下痢といった消化器症状などの副作用も知られており、新たな薬剤と合わせてどのような副作用が出現するのかも慎重に評価をされる必要があります。
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ファイザー製ブースター、65歳以上と高リスク者限定-FDA委勧告
Bloomberg
山田 悠史マウントサイナイ大学病院 米国内科専門医
ファイザーのワクチン接種後、時間とともに感染や発症予防に対する有効性が低下してくることがこれまでの研究で分かっていますが、重症化予防の効果は高く維持されることも知られており、3回目接種がいつどのタイミングでどんな人に必要なのかは必ずしも明確になっていません。 8ヶ月後接種の有効性を示したファイザーの研究は34名の少数の研究で、根拠として十分とは言えません。また、イスラエルからは大規模なデータが公表されていますが、60歳以上に限られており、発症リスク、重症化リスクが(リスクの比としては)大幅に低下すると報告されていますが、これも一般の方にまで適応できるデータではありません。 現時点で言えることは、ブレイクスルー感染が増えてきた今、3回目接種によって感染や発症予防への追加効果は期待できるものの、重症化予防効果は2回接種のみで十分維持されており、その追加効果は限定的(リスクの高い人ならありそう)ということです。 こういった背景から、今回ファイザーの申請を棄却し、高リスク者に限定する推奨になったと考えられます。なお、FDAは必ずしもこの推奨に従う必要はありませんが、通例からすればこの推奨通りになる可能性が高いと思います。
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NORMAL
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