尾辻 かな子

参議院議員選挙が終わってから結論が出されるもの ・日米貿易交渉 ・５年に一度の年金財政検証 ・後期高齢者医療制度　原則２割負担 ・介護保険　原則２割負担 ・IR基本方針 争点隠しが進行中。

新潮45　8月号「ＬＧＢＴ」支援の度が過ぎる　 杉田水脈自民党衆議院議員の記事について 「例えば、子育て支援や子供ができないカップルへの不妊治療に税金を使うというのであれば、少子化対策のためにお金を使うという大義名分があります。しかし、ＬＧＢＴのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、つまり「生産性」がないのです。そこに税金を投入することが果たしていいのかどうか。」 記事引用終わり 　杉田衆議院議員のこの雑誌記事の主張は暴論であり、看過できません。まず、ＬＧＢＴに税金を投入することの是非と書いていますが、現状でどのくらいの税金が使われているのか、事実をお示し頂きたい。ＬＧＢＴ施策に税金が投入された事業がどの程度あり、他と比較して度が過ぎるのか。 　次に、ＬＧＢＴのカップルは、子どもを作らないから「生産性」がないとの指摘ですが、この指摘こそ暴論で妥当性がありません。子どもを作らない人間は「生産性」がないと断じることは、人間の価値は子供を作るという「生産性」にあるという主張になります。 　子どもを持たない、もてない人間は「生産性」がないと、人の生き方に「生産性」という言葉を使って評価することは公人のするべきことではありません。「生産性」という言葉は削除頂きたい。 　また、杉田氏はまるでＬＧＢＴが税金を使われる存在かのように示していますが、その税金の中には、ＬＧＢＴの納税者が払っている分も当然あるわけです。独身であれば、控除も少なく、より多くの税金を払っている存在であることも指摘しておきます。 また、日本におけるＬＧＢＴ施策は差別解消法、同性パートナー法もなく、権利が保障されている状態にはありません。財産の相続権がない、配偶者ビザの不支給などの法的保障の課題、職場や学校におけるいじめやハラスメントなど実際に数多く起こっています。度が過ぎる施策は見当たりません。 世界人権宣言、「すべての人間は、生れながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である。」。人の価値は、生産性にあるのではありません。子どもがいる、いないにあるわけではありません。すべての人は、生きているそのこと自身に価値があることを強く申し上げておきます。

Xジェンダーという言葉が日本特有かというのは、議論があるのではないでしょうか。 諸外国で使われる第３の性「X」と同義かどうかだと思います。 ドイツも第3の性を認める判断をした。 下のリンク記事より。 「既にインドやデンマーク、オーストラリア、ニュージーランド、ネパールなどの国々では第3の性が認められており、オーストラリアのパスポートでは第3の性が「X」と表記される。 カナダは8月に、男性でも女性でもない性別を「X」と表記するパスポートの発行を開始。6月には性別が未確定な新生児のために"unspecified(未指定)"などを意味する「U」と記載された健康カードも発行した。」 「第3の性」認める法改正へ　ドイツ憲法裁が国に命じる https://www.huffingtonpost.jp/2017/11/08/third-gender_a_23271465/